帝王切開を批判されたという記事をよく目にします。帝王切開での出産が増えている国もありますが、基本的に帝王切開は「母子の危険を伴う場合や医学的に必要な場合」に限り行われるべきだという警告をWHO(世界保健機構)は鳴らしています。

ただ、帝王切開で産んだからと言って、出産が決して楽だったわけではないことを私たちは知っておく必要があるのではないでしょうか。スタイルを気にして故意に帝王切開を望む人も中にはいますが、それはほんの一握りと考えてよいでしょう。

ほとんどのママは、帝王切開で出産していても「子供をこの世に生み出す」という自然分娩と同様に素晴らしい経験をしているのです。

だからこそ、帝王切開で出産したことを批判されたくないという気持ちが強いのでしょう。それでも「帝王切開は出産のうちに入らない」という非情な発言をする人もいる様子。SNSを通して、帝王切開で出産したママ達が度々「批判は止めて!」とメッセージを綴っていますが、今回のママもパワフルな写真と共に自らの出産経験を綴りました。

「新しい生命の誕生の日に、また新しい批判を受けた」

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FacebookなどのSNSで自身の出産を写真と共に投稿する人は少なくないでしょう。愛する我が子がこの世に生まれた記念すべき日を思い出として綴っている人に、どうしても批判をしてくる人はいるのだという悲しさを味わったママがいます。

ジョディー・ショウさんは先日、帝王切開で赤ちゃんを出産しました。そしてパワフルな写真をFacebookアカウント「Bith Without Fear(不安のない出産)」に投稿、それが現在大きな反響を呼んでいます。

「帝王切開は出産じゃないっていうの、本当に止めて!」

出典 https://www.facebook.com

ジョディーさんはメロンほどの大きさの子宮筋腫を患っていました。胎盤の位置も低い場所にあり、普通の帝王切開の手術では無理だったためにジョディ―さんのお腹は縦にざっくりと裂かれ、その後の医療用ホッチキスの留め跡がなんとも痛々しいものになりました。

見た目が痛々しいだけでなく、帝王切開後の手術後は痛みを伴うといわれます。ジョディーそんな自身の傷跡の写真を投稿し「私はそれでも我が子をこの世に生み出した」と綴りました。

誰でも、帝王切開の後の大きな傷跡をわざわざSNSに見せびらかしたくはないに違いありません。それでも「帝王切開は出産じゃない」とまで批判する人がいるから、ジョディ―さんもこの写真を投稿せざるを得なかったのだと言います。

「お願い。今度からもし誰かが帝王切開をしたって聞いても、発言する前にどうか頭の中で考えて。もしかしたら、そのママは自ら帝王切開を選んだのではなく、帝王切開しか選択肢がなかったのかも知れない。誰が回復に6週間も必要とする大手術をわざわざ選ぼうとする?

帝王切開をしたこの傷跡は、私が大量出血せずに子供をこの世に生み出すことができたという証なの。子供は健康に生まれて来てくれたわ。そして帝王切開をすることで、私も命が助かったの。

帝王切開に対して批判をする人たちの価値観を変えることは私にはできない。でも、この写真を通してみんなに理解してほしいと思ったの。帝王切開することを自分で選んでいる人ばかりではないということを。」

出典 https://www.facebook.com

ジョディーさんのこの投稿には1200のシェア、5800の「いいね」そして1000件のコメントが寄せられています。

コメントの中には「批判する立場の人って自分も母親っていう人が多いけど、帝王切開だけを批判するのって絶対におかしい」「くだらないわ。普通分娩でも帝王切開でも出産は出産よ」という声や「私は正直、普通分娩が怖かったから帝王切開にしたわ。でも、選択するのはその人の自由で批判する権利は誰にもない」という声が寄せられていました。

命が生まれる瞬間には方法は関係ない

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筆者も、子供を持つ母として帝王切開を批判する権利は誰にもないと思っています。確かにみな、意見は違うでしょう。それでも素早く偏見を持たれてしまうことで、悩み苦しむママがいるのです。

子供をこの世に生み出すことに、方法は関係ないのではないでしょうか。尊い一つの命はかけがえのないもの。「帝王切開は出産ではない」と批判する人には、どんな出産方法であれ、ママにとっては人生で最も大きな仕事なのだということをリスペクトしてほしいと願うばかりです。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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