記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
食欲の秋、なんてよく言ったものですが、この時期に食べるものは本当においしいですよね。

特に秋の味覚の1つ「サンマ」はみなさんももう食べられたかと思いますが、実はサンマって疲労回復効果があったり、栄養価が非常に高いことをご存知ですか?

そこで今回は「意外と知らない豊富なサンマの栄養素」について、栄養士の横川先生に解説していただきました。

サンマが秋に良く食べられる理由

回遊魚であるサンマは、夏から秋にかけて北海道沖から南下します。その間に脂肪の多い動物性プランクトンを食べることで太り、9月中旬から10月頭頃は最も脂のりがピークで美味しいからです。

サンマに含まれる栄養素

□たんぱく質
□ビタミンA
□ビタミンD
□ビタミンE
□カルシウム
□鉄
□オメガ3系の脂肪酸(DHA、 EPA)

サンマを食べることによって得られる効果

◎疲労回復
◎貧血予防
◎口内炎や口角炎の予防
◎脳細胞を活性化し、記憶力や集中力のアップ
◎動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病の予防

大根おろしやカボスと共に食べた方が良い理由

サンマは脂の多い魚なので、大根おろしを添えると、大根に含まれている酵素(アミラーゼ)が胃の消化吸収をサポートし、負担を軽減してくれたり、苦みや発ガン物質を抑える作用があります。

カボスなどの柑橘類には豊富なビタミンCが含まれ、大根おろし同様、発ガン物質の生成を抑えてくれます。

これらを添えるのは、美味しいだけでなく、カラダにも良い組み合わせなのです。

サンマに寄生するアニサキスに注意!

アニサキスとは

体長は2~3cmほどの、白い糸状の寄生虫(線虫)です。サンマ、サバ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類の内臓に寄生し、鮮度が落ちると筋肉に移動することがわかっています。

寄生している魚介類を生のまま(もしくは不十分な冷凍・加熱のまま)で食べると、食中毒を引き起こします。

寄生された場合の症状

主に以下の2つのタイプがあります。

<急性胃アニサキス症>
原因の大半がこちらです。食後2~8時間後に、激しい腹痛悪心、嘔吐がみられます。

<急性腸アニサキス症>
発症するまでやや時間がかかり、食後約10時間後から数日後に激しい下腹部痛、腹膜炎症状がみられます。

サンマを食べる時に気をつけること

◎加熱して食べる(アニサキスは60℃では1分、70℃以上で死滅します)
◎魚は新鮮なものを選んで購入
◎1匹丸ごと購入した場合は、すぐに内臓を取り除く

また、アニサキスは冷凍(-20℃で24時間以上冷凍)でも死滅させることができるので、心配であれば一度冷凍させてもよいでしょう。

なお、妊娠中の方は抵抗力が低下しているため、生の刺身などを食べる際は、鮮度や衛生面など十分な注意が必要です。

≪手洗い、うがい、しっかり習慣化できていますか?≫
風邪知らずの冬を過ごすために!正しい「風邪予防習慣」チェック

横川先生からのアドバイス

サンマやサバなどは足が早い(痛みやすい)と言われているので、新鮮なうちに食べてしまいましょう!

(監修:栄養士 横川仁美)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス