みんなが普段疑問に思っていることを調査・解決するコーナー「素朴なギモン」

服や雑貨などをお店で購入したときに、店員さんが買ったものを出口まで運んでくれる「お見送り」。人気ブランド店やセレクトショップではよくある光景ですが、最近では、個人経営の小さなお店などでも見かけるようになってきました。

わざわざレジを出て、出口まで見送り、深々と頭を下げてくれる店員さん。買う側としては、なんともうれし恥ずかしな気持ちになりますが、その一方で「別にそこまでしてくれなくてもいいのに…」と面倒に感じている人も。

店員さんたちは、いったいなぜ出口までお見送りをしてくれるのか?と疑問に思ったことがある方も多いはず。実はこれにはれっきとした理由があるようです。

丁寧な対応やお見送りに、買い物の満足度も倍増!?

お見送りのシステムについて、ネットの声を調べてみたところ、店員さんたちの丁寧な対応に対する称賛の声が多く見つかりました。

ふむふむ。店員さんによって、見送りの際に一言加えたり、手を振ったり、独自の対応が行われているようです。心のこもったお見送りは、買い物の満足感が倍増しますし、確かに気持ちがいいですよね。

一方で、「お見送りが苦手」という人も結構多い

店員さんはよかれと思ってのお見送りはずが、「苦手」という意見も多く見つかりました。

心のこもった接客はうれしいものの、ちょっと行き過ぎた対応のように感じてしまう人もいるようです。さっさと買い物を済ませたい人にとっては、やや面倒に感じてしまうのかもしれません。

「お見送り」の行動に隠された様々な効果とは…

すべての業種、お店でこうした「お見送り」が行われているわけではありませんが、実施しているお店では客マニュアルに「お見送り」が入っている場合もあります。

こうした文化を疑問に感じている人もいるのも確か。しかし、ショップの店員さんが、お店にたくさんのお客さんがいて忙しいにもかかわらず、あんなにも丁寧に「お見送り」してくれるのには、実は意外な理由もあったんです

店員さんの「お見送り」について、実際にショップ店員さんに質問してみました。今回ご協力頂いたのは、国内外のロック・ファッションを取り扱う渋谷のファッションショップ「GEKIROCK CLOTHING」の店長を務める松本圭輔さんです。

――松本さん、店員さんがわざわざ「お見送り」するのはいったいどうしてですか?

お客様に感謝の気持ちを最大限お伝えすること、またお客様に特別感を持っていただき、再来店につながるように実施するのが本来の「お見送り」の位置づけです。

それに加えて、店舗の外を歩いている方に「あ、あのお店で誰か買い物してる」「お店も賑わってるし、ちょっとのぞいてみようかな」と思っていただくための間接的なアプローチでもあります。お客様へ感謝を伝えるとともに、店内・店外のお客様の購入意欲が高まればと思ってお見送りをしています。

――なるほど、お店の「売れている」アピールにもつなげる目的もあったんですね!

はい。単に物を売って終わりではなく、サービスやおもてなしの部分まで含めてショップスタッフの仕事だと思っています。なので、こちらからのサービスやおもてなしに対して笑顔をいただけるのはとてもうれしいですし、販売員冥利に尽きますね!

――その一方で、「お見送り」に対して、戸惑う人もいるようですが…

お客様と会話しながら自然な流れでお見送りするようにしているので、戸惑う方はあまりいらっしゃらないですが…中にはお断りされるお客様もいらっしゃるので、そういった場合はそのままお渡しするようにしています。

――参考になるお話をありがとうございました!

松本さんがお話ししてくださったように、街を歩いているときに、店先で店員さんが笑顔でお客さんを見送っている姿を見かけたら、そのお店のことが少し気になったりすることもありますよね。

「お見送り」は、買ってくれたお客さんに感謝を伝えるためだけではなく、お店の周囲を歩いている人に「売れているお店」と印象付ける意味合いもあるということがわかりました。

今後、買い物をしてお見送りされる機会、またお見送りを見かける機会があったときは、ぜひ店員さんの接客ぶりに注目してみてくださいね。

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