みなさん、「こうのとりのゆりかご」と呼ばれる通称「赤ちゃんポスト」をご存知でしょうか?2013年にテレビドラマ「こうのとりのゆりかご〜「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来〜」の題材になった事で知っている方も多いかと思います。

こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)

諸事情のために育てることのできない新生児を親が匿名で特別養子縁組をするための施設、およびそのシステムの日本における通称である。日本では唯一、熊本県熊本市にある慈恵病院がこのシステムを採用しており、同病院では「こうのとりのゆりかご」という名称を使用している。日本国外でもこの様なシステムを採用している国や地域が多数存在する。

出典 https://ja.wikipedia.org

2007年5月に熊本の慈恵病院によって日本で初めて取り組みされ、匿名で赤ちゃんを預けるという事に賛否両論の意見が日本中を賑わせました。慈恵病院のマリア館にある扉を開けてベッドに赤ちゃんを入れる仕組みとなっており、一度締めた扉は(病院にお願いしない限り)外側からは二度と開ける事ができないようになっているのです。

この「赤ちゃんポスト」が今まで熊本の慈恵病院が唯一の施設だったのですが、今年2016年年内、関西にも「赤ちゃんポスト」が開設されるようです。これにはいろいろな意見が飛び交っているのですがもっとも疑問視される理由として「匿名」で自身の身分を明かさずに赤ちゃんを預ける事が出来てしまう事にあるようです。

現在、慈恵病院の一角に設置してある「赤ちゃんポスト」は監視カメラを設置していますが、ポストの前で人が待機している訳でもなく、そのままポストのドアをあけ、更に厳重な扉を開けると、そこに赤ちゃんを寝かせられるベッドがあり、そこに赤ちゃんを置いて扉を閉めると、外からは決して開ける事ができないようになっています。

赤ちゃんを預ける事になんの躊躇もなければ数分の出来事で誰にも自分の身を知られずに赤ちゃんを預ける事ができてしまうのです。

しかし、赤ちゃんを預ける際に「赤ちゃんポスト」側から手紙を受け取ることとなります。手紙を受け取らないと扉が開かないしくみになっているようです。手紙はどんな内容なのか具体的に公表はされていないようですが、赤ちゃんとお母さんがいずれ会う時に照合できる番号などが記されているとの事らしいです。

さて、この「赤ちゃんポスト」が全国に広まる事に賛成か?否か?という人々の意見が「Yahoo!ニュース 意識調査調べ」の、アンケートで伺い知る事ができます。こちらをご覧ください。

賛成半数、慎重にすべきが半数という結果

出典 http://polls.dailynews.yahoo.co.jp

引用元:「Yahoo!ニュース 意識調査調べ」

筆者は設置に慎重に考えるべき派が多いのかと思いましたが、賛成半数、慎重にが半数という結果でした。この「Yahoo!ニュース 意識調査調べ」のコメント欄には様々な意見が寄せられいます。「今すぐ全国に広めるべき」や「匿名の受け入れ拒否をしたうえで広めるべき」など賛否両論です。

正直、筆者も以前はこの匿名で受け入れる事に対してあまり腑に落ちなくて「設置は慎重に考えるべき」派だったのですが、この「こうのとりゆりかご(赤ちゃんポスト)」を日本で初めて行った熊本、慈恵病院の蓮田理事長のメッセージを見て、全国に広めるべきだと思うようになりました。

「こうのとりのゆりかご」ができるまでの経緯

ドイツの「ベビークラッペ」を視察 
2004年5月、ドイツの赤ちゃんポスト「ベビークラッペ」を視察しました。ドイツでは年間の捨て子が推計約1,000人捨てられる場所は森やゴミ箱などです。捨て子1,000人のうち発見される子は40人程度。そのうち生きて発見される子が20人、死亡した子は20人だそうです。

出典 http://happy-yurikago.net

ベビークラッペは2004年当時、ドイツ国内に70か所設置されていました。運営者は保育園や病院など様々ですが、いずれも仕組みは同じです。
ーーーーー中略-----
なお、ベビークラッペ以外にも、妊娠葛藤相談、匿名出産といった母子を守る施策があります。出産に困難な事情がある場合は妊娠葛藤相談所で相談を受けることができます。予期せぬ出産に対しては匿名での出産が可能です。そうして施設の中で安全に出産ができます。

出典 http://happy-yurikago.net

ドイツには70か所のベビークラッペがあることは説明しました。年間で1か所40人程度の預け入れを推測して開設しているそうですが、実態は1か所につきだいたい2年で1人の赤ちゃんだそうです。それにもかかわらず、なぜ70か所も必要なのか、と視察先の小児科医に質問したところ大変なお叱りを受けました。「各地に設置して、いつでも利用できる状態にしておくことが大切なのだ!」。その言葉を聞き、私は大変反省しました。

出典 http://happy-yurikago.net

蓮田理事長はそれでも「捨て子助長にならないか」と悩んだのですが、その折熊本で新生児が捨てられて亡くなる事件が起きました。そこで開設する決心に至ったそうです。

まだ10代の予期せぬ妊娠などは、どう対処していいのか判断がつかず過去にも最悪の結果にしてしまう事件が実際に起きています。それを考えると赤ちゃんの命を重視する意味で「全国に広める」のも有りなのではないかと思いました。あくまでも筆者の考えです。

蓮田理事長が仰っていた「愛の反対は無関心である」というマザー・テレサの言葉が脳に焼き付けられます。今現在、著しく少子化が進む日本で、無視できない問題であるとも思えます。また、どんな理由であろうと生まれた命は守らなければならないと思うのは筆者だけではないはずです。

もし、あなたが今一人で悩んでいるのであれば、決して一人で解決しようとしないで相談してください。
「慈恵病院 SOS妊娠相談 こうのとりのゆりかご」

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