困った人を見たら親切にしようとよく言われることですが、実際にどれほどの人が、自分の貴重な時間を割き、またお財布の紐を開けて親切行為をすることができるでしょうか。親切心はあっても、それを実行に移すとなるとなかなか勇気がいるものです。

でも、子供は率直。困っているクラスメートを見たらすぐにママに「助けて」とSOSを出したのです。

最初は理由もわからずに2人分のランチを作っていた母

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米ニューメキシコシティに暮らすジョセット・デュランさんの息子ディラン君は、新学期が9月から始まるとすぐにジョセットさんにランチを二人分作って欲しいとお願いしました。最初、ジョセットさんはその理由がわからず「余分に学校で食べる気かしら」と思っていたそうです。

ところが、ディラン君はクラスの友達にランチをあげていたのです。というのも、その子の母親はシングルマザーで、最近失業したらしく経済的に困窮しており、学校の給食代を払うことができない様子。

アメリカでは、学校の給食代を払っていない子供には給食を食べさせることを禁じるという厳しいルールを敷いている地域があります。そのために、サンドイッチなどのランチを自宅から持ってこない限りは、育ち盛りの子供はお腹を空かせたままランチの時間を過ごさなければならないということに…。

自身もホームレス経験をしたことがあるジョセットさん

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ジョセットさんとディラン君も、ついこの間までひっ迫した経済状況にあり、車の中で生活をしていたそう。「ホームレス経験があるから、息子の友達のお母さんのこと、痛いほどよくわかります。助けてあげられるなら助けなきゃって思いました」と語るジョセットさん。

二人分のランチを作る理由がわかってからは、「ランチ、楽しんでね!」というメモと一緒にディラン君に渡しているのだそう。

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ディラン君の話によると、その男の子はフルーツカップしか口にしていなかったそう。可哀相に思ったディラン君はが、すぐにジョセットさんに二人分のランチを作ることをお願いしたその勇気はとても立派だと筆者は思います。

幼い子供ながらにも、クラスメートの懐事情を気にかけ、親切にしてあげなきゃという気持ちが湧くというのはやはり日頃の子育てが素晴らしいからではないでしょうか。ジョセットさんもディラン君も、過去に苦しい思いを経験したからこそ何倍も人の痛みや悲しみがわかるのでしょう。

息子のことを誇りに思い、涙で語るジョセットさん

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このジョセットさんの投稿がFacebookで拡散し、ジョセットさんに称賛の声が寄せられました。「あなたのように困った人を助ける人が増えれば、この世界は随分マシになるわ」とコメントを寄せる人もいました。

思い立ったら行動に移し、親切心を表すことがどれほど大切か。私たち大人はディラン君のような幼い子供たちから日々、学んでいるのかも知れません。

日本のシステムとは違い、アメリカでは給食費を払わない(払えない)親の子供は給食を食べることができないという厳しいシステムになっています。そうでもしない限り、学校側も給食費を集めることはできないのでしょう。しかし、育ちざかりの子供たちが、温かい食事やサンドイッチを口にすることなく昼の時間を過ごさなければならないとしたら、それは彼らにとって残酷な気がしないでもありません。

でも、コミュニティの力はこういう時に発揮されるもの。ジョセットさんのように、親切をすぐに行為にすることができる人は素敵ですね。ディラン君の友達も、きっとジョセットさんとディラン君に感謝していることでしょう。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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