記事提供:おたぽる

出典『君の名は。』公式サイトより。

観客動員数が1,000万人を突破、興行収入も145億円に到達し、“アニメ”というくくりを超え、邦画の歴史に名を刻むヒット作となっている新海誠監督作品『君の名は。』。

ストーリーはもちろん、映像の美しさに魅了されるファンが多く、同作に登場する風景を一目見たいと“聖地巡礼”に訪れる人が続出している。

そんな中、岐阜県のバス会社が聖地を巡るタクシーの運行を開始し、「これはスゲー経済効果でてるな!」「いい企画じゃん、効率良いし地域活性化にもなるし」と話題になっている。

同サービスを提供しているのは、『君の名は。』の舞台のモデルの一つとなっている岐阜県高山市に本社を置く「濃飛バス」。濃飛バスが「聖地巡礼タクシー」と称し、タクシーが『君の名は。』聖地を回ってくれる“3時間コース”と“4時間30分コース”が用意されている。

目玉の一つは主人公の立花瀧が訪れる図書館のモデルとなった「飛騨市図書館」。多くの巡礼者が訪れて写真を撮るため、図書館は、写真を撮る際に許可申請を行ってほしいことや、他の利用者に配慮してほしいという内容の貼り紙を館内に貼っている。

また「SNSに写真を投稿する際は、『飛騨市図書館きたよ』と是非とも記載して下さい」という可愛らしいお願いもされており話題となっている。

他にも、瀧がヒロインの宮水三葉を探して訪れる神社のモデル「気多若宮神社」や「落合バス停」、同作のパネル展が開催されている「さくら物産館」などを巡る。

これには「めっちゃ街おこしになってる!」「今まで飛騨高山とかどこ?って感じだったけど行ってみたいもんな」「自分で車で行くより全然いいじゃないの。利用しようかしら」「聖地巡礼とか痛いとか思ってたけどこれはアリだな!」といった声が。

また、同バス会社の聖地巡礼“3時間コース”のスタート地点にもなっているが、JR東海の飛騨古川駅は、瀧が三葉を探して「ワイドビューひだ」に乗って辿り着く場所のモデル。

高架橋から眺める街並みと停車する特急の風景が映画のイメージそのままだ。撮影スポットの近くには、訪れた巡礼者のためにご丁寧に特急の時刻表と「時間まで街中散策を楽しんでね」という旨の紙が貼られている。

飛騨だけでなく、東京に存在する聖地も盛り上がりをみせているようす。ポスターにもなっているが、瀧と三葉がすれ違う場所として登場する新宿区四谷の「須賀神社」の階段は、映画公開と共に多くのファンが訪れている。

ただ、“聖地巡礼”の盛り上がりによってゴタゴタも発生しているようだ。9月20日に長野県諏訪市にある「立石公園」の大型滑り台で骨折事故が発生し、使用禁止に。

バラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)はこの事故を『君の名は。』のモデルとなった場所で起こった事故として取り上げ、「聖地巡礼の問題点」についてトークしたのだが、なんと同公園が『君の名は。』と無関係であることが発覚。

新海監督は自身のTwitter(@shinkaimakoto)で「おお、テレビをつけたらいろいろ苦言をいただいてる!『モデルの公園』というのは完全なる事実無根なんですが笑」とツイート。とんだとばっちりを受けてしまったようだ。

これには「場所間違ってるし、そもそも滑り台でケガとか聖地巡礼と関係ないだろ」「言いがかりもいいところ」「聖地巡礼の問題点じゃなくて、単純に個人のモラルの問題じゃねぇか」と激しい批判の声が上がった。

まだまだ記録を伸ばしそうな『君の名は。』。見当違いな意見で水を差されたものの、これもあまりの大ヒットぶりに、それだけ注目が集まっている証左といえるかもしれない。

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