何かに似ているなあ、と思っていました。

「夜中まで残業なんて当たり前だったよ!それが仕事ってもんだろ?」

という経験談…。

「誰も手伝ってくれなかったわよ!それが子育てってものでしょ?」

という経験談…。

そっくりですね。言われてる人、いっぱいいるはず!

会社員だった頃、労働組合の執行委員をやっていたのですが、育児に関する制度の改善について前任者から引き継いだときに言われたのが、「制度を改善しようとすると、『私たちは、助けてもらえなくても頑張って育児と仕事を両立した』という声が壁になる」という残念な事実でした。

数少ない女性社員が、孤立無援で男性社会の中を闘い抜いた、ご苦労はどれほどだったでしょう。

マッチョなテレビ業界でいろんなつらいこともあったろうな。

だけど、「だからあなた達も苦労しなさい」は違うんじゃないか?!と思いました。

子育てをしていると、なぜか事情を知らない人から的外れなダメ出しをされたり、昔はもっと大変だった、今の親は甘えていると言われたりします。

仕事でも子育てでも、自分はこんなに大変だったけど、やりきった!と言いたい気持ちはよくわかります。

それは本当に心から、ねぎらいます。どんなに辛かったでしょう。

だけど、同じことを違う環境、違う時代を生きる人に強いるのはやめてほしいな。

激務に耐えて、働き通した!孤独に耐えて、育て上げた!

ほんとにめちゃくちゃ大変だったけど、死ぬほど頑張った!!

という人には頑張っているときに、誰にも言えなかったことを教えてほしいです。

歯を食いしばりながら密かに感じていた「こうだったらいいのになあ」を教えてほしいな。

こんなこと、望んでも叶わない。我慢するしかないんだ、と涙と一緒に飲み込んだ思いをどうか次の世代に聞かせて下さい…って、思います。

私は、かつてあなたの弱音をはねつけ叱責した誰かとは違って、それ、わかります!私も同じです!と言う仲間なのですよ。

あなたも、しんどかったでしょ?と肩を抱きたい気持ち。

誰でも自分の経験を語るときには、どんなに頑張ったかを強調したくなるもの。一度きりの人生なのだから、これでよかったんだ、と言いたいですよね。

でもきっと、あれは間違いだった、あのときはしんどかった、ああすれば良かった、こうだったら良かったのにという思いもあるでしょう。

それって案外ほかの誰かの役に立つものです。

「自分はやり抜いただからお前も弱音を吐くな!」よりもずっと共感できるし、尊敬できる勇気を出して、話してほしい、ほんとはしんどかった誰かに助けて欲しかったと。

仕事でも子育てでも、そういう先輩が、たくさんいるといいなあ。

今日はそんなことを考えました。

ではでは、皆さま良い夜を。

また明日!

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