颯爽と走るこの女性は、リヒテンシュタイン在住のキアラ(Chiara Schober)さん。

今年19才になる彼女の3年前の姿がこちらです。

2013年9月

当時彼女の体重は22キロを切ろうとしていました。毎日摂取していた食物はトータルでわずか39カロリー。

キアラさんは拒食症に苦しんでいました。彼女が拒食症になったのは、それよりさらにさかのぼること7年前のことでした。きっかけは、祖母の死でした。悲しみにくれるキアラさんは腹痛に襲われる日が続き、食べることを拒否するようになっていきました。

2013年11月

大きめの服を着て、骨と皮だけになった体に他人が気付かないように隠して過ごしましたが、ある日医者から、「これ以上こんな生活を続けていると、命が危ない。」と警告を受けました。キアラさんは、その時、「今自分でなんとかしなくてはいけいない」と気づきましたが、その時すでに野菜や果物以外の食べ物は怖いもの、悪いものという考えが頭を占めていたため、なかなか食物を受け付けることはできませんでした。

2014年3月

左の写真と比べると2キロ増えたとはいえ、まだまだ折れそうに細い脚です。

2014年10月

キアラさんの体は、極限まで近づいていました。(右は現在の姿)

出会い・・・

2014年12月

この頃、キアラさんは彼女の運命を変えるある人物に出会います。(右は同じビキニをつけた現在)

2才年下のジェイソン(Jason)さんです。

これまでも、家族や友人たちからたくさんの愛とサポートを受けていたキアラさんですが、ジェイソンさんの存在が、彼女を大きく変えることになりました。

明るい未来

何度かの入退院を経ても、一時的には体重が増えることはありました。食べ物に対する観念や食生活を変えることにも努めてみました。そして、イギリスのホストファミリーの元で2週間、これまでとは違う食事療法を実践して、今までとは違い積極的に自分を変えようと思い始めたそうです。

そんな彼女をポジティブに変えたきっかけは・・・

恋に落ちたから!

ジェイソンさんはデートの度にキアラさんを食事に連れだしたり、ポップコーンを買ってくれたり、これまで感じていた食べ物への恐怖心が次第に薄らいでいったのでした。

ピザやアイスクリームだって食べられるようになりました。

「カレシと一緒なら、なんでも楽しめちゃう」

食事療法を始めたころは、こんな食事がやっと少し食べられるくらいだったのですから、現在の食生活を見ると、本当に大きな変化が見られます。

今も、野菜や果物、穀類が中心の普通の食事と比べるとかなりヘルシーな食生活を続けているキアラさん。心身ともに健康になり、毎日が楽しくて仕方がない、そんな様子を映した写真がたくさんインスタグラムに投稿されています。

出典 https://www.instagram.com

今年の夏ジェイソンさんと旅行をした時のスナップ写真。

健康的な笑顔を見せるキアラさんの姿から、あの骨と皮だけになって余命宣告を受けていた彼女の姿は想像することができません。

私にできたのですから、あなただってできるはず!

同じ病に苦しむ人に、彼女はこう語っています。

「強い意志と気持ちが大切。私はインスタグラムに投稿することで、大勢の人から元気をもらって精一杯頑張ることができたし、私から多くの人にモチベーションを与えることもできました。」

一生抜け出すことはできない、一生付き合っていかなければいけないと思っていた拒食症。「今ではすっかり食べることが楽しくなってきた」。

ジェイソンさんに出会って、生きるということに喜びを見出し、かつての自分よりもっと幸せで、もっと健康で、もっと強くなれたというキアラさん。朝が来るのが待てないというくらい、生きていることを心からエンジョイしているキアラさんです。

自分をポジティブに変えてくれるカレシに巡り合うことができたキアラさんは、本当にラッキーだったと思います。

ほぼ毎日更新する食事の写真を見ると、食べることをエンジョイしている様子が伺えます。食事のメニューの参考にもしたい彼女のインスタグラムはこちら。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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