記事提供:It Mama

0歳児を持つママは授乳があります。赤ちゃんはレストランだろうがデパートだろうが電車の中だろうが、周りの環境おかまいなしにお腹が空けばおっぱいを欲しがり泣きますね。

そんなとき、「まあ、いいか」と人前で授乳をするママがいます。これについて、皆さんはどう考えますか?そこで、今日は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話します。

立石 美津子

専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。

著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』

独身者と授乳するママの温度差

私が昔、幼児教室講師としてで3歳児クラスを担当していたとき、下の子が0歳児であるママが比較的多くいました。

そのとき、後ろで見学しているママが授乳ケープ(=授乳用の隠す布)を使わず、洋服をまくりげてブラジャーを横にずらし、“おっぱいポロリ”の状態で授乳していました。30年前のことなので、オシャレで便利な服や道具がなかったためかもしれません。

でも、独身者の私は同じ女性であっても人の胸を見る経験があまりなかったので、目のやりどころに困りました。大人になり自分の母親と温泉に行っても、もう子どもではないので「恥ずかしい」と感じてしまうほどでしたので、他人だったらなおさらでした。

さて、そのあと、男性の塾長が教室で諸連絡をしたのですが、授乳中のママはそのままの状態でした。後で塾長が「本当にどこに目をやって話を続けたらいいのか困ったよ。かえって目をそらすのも『意識しすぎ』と思われてしまうし……」とぼやいていたのを思い出します。

授乳ケープの使用も賛否両論

授乳ケープを使用すれば、どこでも授乳してOKと言うかというと、これも賛否あるようです。ママ友同士だったり家族だったり、ごく親しい間柄であればいいのですが、全く知らない男性がいる病院の待合室だったり、レストランだったら……?

やはり、男性の中には相手を女として見て、その布の下にあるものを想像してしまうの人もいるのではないでしょうか。

私は母から幼い頃、「お母さんが入浴中に電話がかかってきたら『お母さんはお風呂に入っています』と決して答えてはならないよ。『お母さんは今、電話に出られません』と言いなさい」としつけられていました。

理由を母にたずねると「電話口の向こうの人が男性だったらあらぬ想像するでしょ。たとえばお母さんの裸の姿とか……だから風呂に入っていることを伝えてはダメ」と言われていました。

女性から「肝っ玉母さん」に変貌してしまう

母となると「女性」というより「母である意識」が強くなります。筆者も16年前に息子を生んだとき、季節はまだ残暑のなごりがある暑い9月だっため、授乳するとカーッと体温があがりさらに身体がものすごく熱くなりました。

そこでTシャツをまくり上げて母の前で授乳していたら「みっともない、なんて格好でおっぱいあげてるの!」とすごく叱られました。母と温泉に行っても自分の裸を見られるのを躊躇していたのに、お母さんになると「女性→肝っ玉母さん」になってしまい、全く気にならなくなっていたのです。

でも、そうは言っても、授乳できる場所が近くにない場合は困りますよね。トイレに入って「赤ちゃんのご飯である授乳」をするのも憚られます。障がい者用トイレのように授乳室がどこにも設置されるようになると良いと思います。

ただ、ママになった人とそうじゃない周りでは感じ方に温度差があります。「母である人が授乳する姿は美しい」「未来の日本を支える子どもを育てる母親の授乳をみんなで見守ろう」と考えてくれるほど社会は寛容ではありません。

「不愉快だ」と捉える人もいれば、Hな想像をしてしまう男性もいます。周り環境により臨機応変に変えていくことも必要ではないでしょうか。

【参考・画像】

※Evgeny Atamanenko / shutterstock

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