記事提供:favclip

今年のノーベル文学賞に、アメリカのシンガーソングライター、ボブ・ディランが選ばれた。歌手がノーベル文学賞を受賞するのは初めてのことで、文学界では今回の授賞について賛否も巻き起こっている。

『風に吹かれて』や『時代は変わる』、『ライク・ア・ローリング・ストーン』など数々の名曲で知られるボブ・ディラン。

アーティストたちからも大いに尊敬される彼は、1985年にアメリカで人気歌手が集まって発表した『We Are The World』(USA for Africa)では、最も“おいしい”といえるパートのひとつを担当。

たとえボブ・ディランを知らない年代でも、同曲によってその歌声は世界中の人の知るところとなっている。

さて、半世紀にわたって創作してきた歌詞の文学性が評価され、今回のノーベル賞受賞にいたったボブ・ディラン。しかし、そんなボブ・ディランが「現代アメリカで最高の詩人」と評した歌手が別にいるのをご存知だろうか?

その歌手の名は、スモーキー・ロビンソン。日本でも人気のレーベル「モータウン」の設立者のひとりで、長らく副社長も務めたブラックミュージック界の超大御所である。

「ミラクルズ」、「スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ」、そしてソロアーティストとして自身も多くのヒットを飛ばしてきたスモーキー。日本での知名度はあまり高くないが、他アーティストへの楽曲提供でも活躍してきた。

日本でもポピュラーな『My Guy』(Mary Wells)や『My Girl』(The Temptations)をはじめ、マーヴィン・ゲイやジャクソン5、ダイアナ・ロス&シュープリームスなどブラックミュージック界の人気アーティストにも数多く楽曲を提供している。

また、スモーキー自身の特徴といえるファルセットの歌声は、現代にいたるまで数多くの人気アーティストに多大な影響を与えてきた。

そんなスモーキーは2014年、74歳の頃に多数の豪華ゲストと共演したデュエットアルバム『Smokey&Friends』を発売している。

同アルバムの中では、人気男性歌手のジョン・レジェンドと代表曲『Quiet Storm』をデュエットしているが、ジョン・レジェントはこの曲のイントロで、ボブ・ディランがスモーキーを「現代アメリカで最高の詩人」と評したエピソードを語っているのだ。

クワイエット・ストーム(Quiet Storm)、すなわち「静かな嵐」を官能的に表現した歌詞の見事な世界観は、この美しいメロディーの中で、英語が分からずとも伝わってくることだろう。

出典 YouTube

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