記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。

2016年10月9日(日)ベルギーの研究結果チームが、不妊治療の一つである顕微授精によって生まれた男の子は、一般男性に比べて精子の濃度が薄かったり、運動している精子数が少ない傾向があることを発表しました。

日本でも男性不妊症の方などが受ける不妊治療の1つとして行われている「顕微授精」ですが、今回の発表を受けて、どのような影響が広がっていくでしょうか。

今回は「顕微授精」について、方法やメリット、デメリットについて医師に解説をしていただきました。

顕微授精とは

方法

顕微授精とは体外受精の一種で、人が精液の中から状態が良いと思われる精子を一つ選択して卵子の細胞質内に注入することによって、受精、妊娠の成立を期待するというものです。

費用

保険適応外の治療になりますので、医療機関の設定によって異なりますが、一回につき数十万円程度かかることが多いです。

顕微授精をおこなうメリットとデメリット

メリット

受精障害などでなかなか精子が卵子の中に入っていかないことにより妊娠が成立しないといったケースではこの方法を用いることで妊娠を補助することができる場合があります。

デメリット

費用が高額であること、流産率がやや高いと報告されていることなどがあげられます。

顕微授精での精子の異常による影響

自然妊娠が成立しにくく、妊娠の成立のために何らかの補助を必要とする可能性が高くなります。

顕微授精以外の精子に問題を与える要因

■精索静脈瘤

■精巣上体炎

■鼠径ヘルニアの手術の影響

■先天性精管欠損

■原因不明

今後顕微授精はどうあるべきか

顕微授精は比較的新しい技術であり、症例数が非常に増えてはいるものの、まだ長期的な男児の精子数などに関して断定するにはまだ、時期尚早であり、今後もさらなるデータの蓄積が望まれます。

また、そもそも顕微授精になった原因が父親の精子の数の少なさや運動性にあった可能性もあり、遺伝的なものも否定できないように思います。

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医師からのアドバイス

不妊治療を行う方が増えてきている中こういったニュースは確かに気になりますが、今後も増えるであろう各方面からの研究結果などによく注目し、自分でよく考え情報を、取捨選択判断していくことがいろいろな場面で求められるように思います。

(監修:Doctors Me 医師)

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