小さい子供がいる家庭では「二人っきりで素敵なレストランに行って食事をしたのはいつだったっけ?」という夫婦が多いのではないでしょうか。欧米なら子供をベビーシッターに預けて、週に一度は夫婦でゆっくりと過ごすという家庭が一般的ですが、なかなか理想通りにはいきませんよね。

手のかかる子供がいる家庭は、子供にフレンドリーなレストランを選ぶことが多いとは思いますが、やっぱり「夫婦」としても、子供を連れてでもちゃんと食事を楽しみたいというカップルも中にはいるものです。そしてそれは決して悪いことではありません。

名の知れた素敵なレストランでほんの少しでも贅沢なひとときを…

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あるカップルが地元では名の知れたレストランにやってきました。「一流」レストランでは「子供お断り」といった雰囲気が漂っています。

「静かに落ち着いた店内で、極上の料理を楽しむ」ということを考えると、やはり子供が騒いだり泣いたりすると周りの客にも迷惑がかかるということで、一流シェフ自身も「高級レストランへの子供の出入りは禁ずるべきだ」という発言をしたことが、先日メディアでも話題になりました。

「子供連れ禁止!」と公にはしていないが…

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こちらのレストランでは、「子供連れ禁止」という貼り紙はないのですが明らかに「子供向け」のレストランという雰囲気ではありません。そこへ、若い夫婦が「夫婦としての時間」を楽しもうとやってきました。

笑顔で乾杯する二人

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筆者も経験があるので理解できますが、小さな子供を育てている間はこうした時間を持つことは難しく、たとえ子供をベビーシッターに預けていても「今頃泣いていないかな」などと気になり、優雅に楽しく食事というふうにはいきません。

子供を連れてでも、ほんの一瞬でも、カップルとしてこうした雰囲気を楽しみたいという夫婦の気持ち、痛いほどわかるという人もいるのではないでしょうか。

しかし、子供はやはり場所を選ばず…

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まだ小さい赤ちゃんを連れているこの夫婦は、せっかく気分よく乾杯したはいいけれど、赤ちゃんが早速泣き出しました。眉間にしわを寄せて「こんな時に…」と思ってしまう母。でもそれは小さい子供だから仕方のないこと。赤ちゃんは泣く場所も雰囲気も選びません。

しかし、周りの客の反応は?

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この夫婦の周りには、静かに食事を楽しみたいと思うカップルや友人、大人の家族が座っており、一旦赤ちゃんが泣き出すとやはり視線はこの若い夫婦に…。ちょうど隣の席に座っていたこの女性も、赤ちゃんの方をチラチラと見る回数なんと9回。相当気になるのでしょうか。「ゆっくり食事ができないじゃないの」と文句を言うのでしょうか。

「よくあることだから、気にしないで」

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チラチラと視線を投げかけていた隣の席の女性は、てっきりこの夫婦に文句を言うのかと思ったのですが「私にも3人の子供がいるの。小さい赤ちゃんってそんなものよ。だから気にしないで。謝る必要なんてないわ」と、夫婦が「うるさくしてすみません」と言ったのをきっかけに、そう話しました。

母親であるという立場の女性はこうした理解もあることでしょう。しかし、レストランにはそのような客ばかりではありません。むしろ子供を不快に思う人の方が多いようです。「こんな場に、どうして子供を連れて来るんだ」と批判的な人がいても、それを態度に表すか否かはその人にもよります。こちらの男性はどうでしょうか。

少し離れた席に座っていた男性

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この男性、どうやら仕事の打ち合わせでもしているのでしょうか。連れ合いの男性と話していたのですが、どうにも赤ちゃんの泣き声が気になって会話と食事に集中できない様子。とうとう、席を立って夫婦のところへ。

「さっきから15分は泣いてるんだけど…」

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思いっきり文句を言うのかと思いきや、やはりそこは遠慮したようで、しかし「お宅の子供、さっきから15分は泣いているけど、その子、大丈夫?」と夫婦に質問。「あ、ええ。すみません、この子、泣くとこんな感じで。でも具合が悪いとかではないんです」と答える母。

それに対し「そう、それならいいんだけど…泣きっぱなしだからちょっと気になって」と男性。そして席へと戻りました。

しかし、この女性は違った!

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言いたいことをストレートに言わない客もいれば、率直に「うるさい!」と怒る客もいます。こちらの女性は「さっきから子供がうるさくて、落ちつけないわ。あなたたち、こんなところへ子供を連れて来るのは間違ってる。出ていくべきよ」と夫婦に文句を言いました。

「すみません。この子、疲れてると思うので…」と夫婦がこの女性に言うと「私だって疲れているわ。でも赤ちゃんがこんなにうるさくしたら、もっと疲れるわよ。あなた達、他の客の迷惑になっているってことがわからないの⁉」と激しく怒る女性。

このやり取りを見ている周りの客のほとんどは、心の中では「赤ちゃんがうるさい」とは思っていても「仕方ない」と割り切っている人が多いことでしょう。そんな中「あの人、よくあそこまで言うな…」という視線を女性に投げかけ、「そこまで言わなくても」という態度を示す客もチラホラ。

「あの夫婦に出ていくように言ってちょうだい」

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しかし、この女性は止まりません。レストランのマネージャーを呼びつけ「あの夫婦に出ていくように言って。迷惑だから」と言います。一部始終を見ていた女性の隣の席には4人の大人のグループが。この大人たちも赤ちゃんの泣き声の方を見たりはしていましたが、「赤ちゃんは泣くものだ」という思いもあるのかずっと黙っていました。

「僕たちに出ていけ、と!?」

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他のお客様からの苦情により、申し訳ないが出て行って欲しい…そう言われた夫婦。「子供がいるからってどうして楽しむ権利を奪われなきゃいけないの?」そう思ったことでしょう。しかし、店側から拒否されたとあってはそのまま居続けることはできません。

「あんたは黙ってろ」

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文句を言った女性の隣のグループの一人が「あんたは黙ってろ」という風に、手で追い払う仕草をしました。それでも怒っている女性は「だって迷惑じゃないの」と言いますが「アンタ一人がギャーギャー言っているだけだろ?私たちは気にしてないよ」と反論。

結局、席を立った夫婦に「バーイ!」という女性。その女性を見たグループの男性が「あんた、そんなんだからいつまでも一人なんだよ」とチクリ。横の女性が「ちょっと…!」と男性をたしなめますが、きっと気持ちはこの男性と同じといったところでしょう。

こちらの男女も…

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女性から激しく苦情を突きつけられているのを目にしたこちらの男女も、たまりかねて女性に「あんた、この夫婦は食事を楽しみたいからここへ来たんだ。あんた一人が怒っているのであって、周りは気にしていないのだから、黙りなさい」と言った男性。

実はこれは全て社会実験だった

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実はこれは、アメリカでは有名な「What would you do?(あなたなら、どうする?)」という社会実験だったのですが、馴染みの司会者がレストランの奥から出てくると客はびっくり。

「どうなるのかと思っちゃった」と胸をおさえる女性。こういう状況では言うに言えない、巻き込まれたくないという気持ちも往々にしてあったことでしょう。実験で良かった!と胸を撫で下ろしている様子。

「言うべきことは言わなきゃならん」

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こちらの男性は「そりゃもう、ギャーギャーうるさいのは女性の方でしょう。赤ちゃんが泣いても仕方ないじゃないの」と言い女性は「私は本当は子供は大嫌いなの。でも、仕方ないと思うわ。彼らだって子供がいても食事を楽しみたいという気持ちはわかる」と理解を示しました。

「こんなレストランにあんな子供は不適切だ」

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しかし、こちらの男性は、女性ほど怒りを露わにしなかったものの相当不愉快だった様子。後のインタビューで「あんなに泣きっぱなしだと神経が逆なでされましたよ。大人しくできる子供ならかまいませんが、こうした高級レストランにうるさい子供を連れてくるのは非常識です。ファミレスとか子供にフレンドリーなレストランへ行くべきですよ。不適切だ」と批判しました。

周りの客への迷惑を考えるなら、子供を泣きっぱなしにする親が悪いという批判もあるのでしょうが、どんなにあやしても泣き止まない時もあるものです。外へ連れて出るなどという工夫もしていたら、またこうした批判は異なってくるのでしょう。

この社会実験でわかることは、口に出したくても出さないという人も多いということ。だからこそ、理解を示そうとしてくれる周りに迷惑をかけないように、子供連れの家族も行動するべきなのでしょう。

こちらが動画です。あなたはどう思いますか?

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幼い子供を連れて、外で夫婦の時間を楽しむということは至難の業。だからこそ、夫婦の時間はとっても貴重なのですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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