記事提供:サイゾーウーマン

こんにちは、ちかこです。同世代の女性と一軒家でシェアハウス住まい。金なし男なし独身セレブの私は現在子育てをしています。1歳児の姪を引き取ってからは、こんなことがありました。

(第1回)(第2回)(第3回)

独身女性が「子育てする女性」集団に入ると……

世の中の女性は、とかく似た者同士で集まろうとする習性があると感じています。男性も同じようなものかもしれませんが……。人という動物の本能なのかもしれません。となると、どの集団にも属せない少数派の身の置きどころというのは難しく、騙し騙し生息していくしかないわけです。

私は生涯独身女性というカテゴリーに属し、同じような境遇の友人と細々楽しくやっていきましたが、姪を引き取り子育てする女性というカテゴリーにも含まれることになりました。

山奥で女2人暮らしていくのならば、離乳食を作ったり雨水をろ過したりおむつを替えたりすることだけに専念すればいいのですが、人間社会で生きている以上、姪には健全に育ってもらいたいという伯母心があります。

実の親が育児をできない環境にある姪は、1歳にして早くも“普通”からかけ離れてしまいました。私は少しでも彼女が“普通”に近づけるような育児を心がけています。

凶悪犯罪者の裁判などを記事で見ますが、大抵の場合は幼い頃の家庭環境が悪かったなどと説明されています。事実、人は環境次第で黒にも白にもなるのでしょう。

天使のような子になってもらいたいという思いはありません。世の中はそんな綺麗ではありませんから、それでは生きづらい。それでも腐ったドブ川のような人間に成長してほしくはありません。

保育園の集いに参加したり、ママ友を意識的に作ろうと努力したり、私の得意な分野ではないので心が重くなるのですが、体重が重くなるよりはいいでしょう。

周りにいるママさんたちには圧倒されます。私とは違う世界の人間だと感じてしまうからです。これは卑屈になっているからなのかは、自分でもわかりません。簡単な自己紹介をするのですが、複雑に言わなくても特異な環境にあるとわかってしまいます。

だって私は実の母親ではないのです。一種の気まずい雰囲気が、かなりの高い確率で発生します。そういった空気が発生したとき、私は振り払うような笑顔とトークで、その場を凌いでいました。

自己紹介で空気に境目ができる

想像はしていましたが、やはり「腫れ物扱い」という表現が妥当だろうか? でも私は無害な腫れ物なので、そんなに警戒しなくていいのですよ、と言外にアピールしているのですが、そういった問題でもないかもしれません。

人はやはり自分とは違うカテゴリーに属する人間とは、どうしても距離ができてしまいますし、それは川の水が上流から下流に流れるように、ごく自然なことなのだと思います。

具体的に、支援センターなどでお話しするママ友とは、今何カ月ですか? などの話題から入ります。子どもの話はとても弾むのですが、ある程度仲良くなり、ランチなどの場では配偶者や家族の話になることもあります。

そういう時、私は正直に話すのですが……すると、こちらが恐縮するくらい気を使われてしまい、やはりこれは腫れ物だなと感じると同時に、それはそうだろうなと納得している自分もいます。

「旦那さんお仕事なにされているの?」「私独身なのよ」「あーあーそうなんだー」「ということは、シングルマザー的な?」「うーんマザーでもないかも。姪なんだよね」

と、ここまでの簡単な自己紹介で空気に境目が出てきます。私にとって、ここは自分の属する集団ではないな……と、誰より自覚するのですが……それでも、姪のためと考えると作り笑いもうまくなっていきます。

私なりの努力の結果、LINEを交換して連絡を取り合うなど顔なじみのママ友ができて、姪にも共に遊ぶ同級生ができました。

物を取られたり取ったり泣かせたり泣いたり、1歳児の世界を見ていると、NHKでやっている『岩合光昭の世界ネコ歩き』とそう変わりません。猫はじゃれあいながら狩りや仲間の付き合い方を覚えるといいます。彼女たちの無軌道なコミュニケーションも将来必ず役に立つのでしょう。

そういうわけで、この先大丈夫かしらと不安一杯の子育てですが、周りを見ても自身満々に育児しているママさんたちなんてほとんどいませんので、開き直ってやっていきこうと思っています。

ちかこ

東京都練馬区生まれのアラフォー。趣味は猫と節約とミステリー小説を読むこと。現在は妹に代わり姪(1歳)を子育て中。

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