子どもの頃に一度は食べたドロップ。缶のなかには綺麗な色のドロップがぎっしり詰まっていて、「どの味が出るかな?」なんて、ドキドキしながら食べた思い出があります。

ドロップとしてあまりにも有名なサクマのドロップス。実は2種類あるんです。

緑の缶は「サクマドロップス」、赤い缶は「サクマ式ドロップス」

「佐久間製菓」が製造・販売する「サクマ式ドロップス」と、「サクマ製菓」がつくる「サクマドロップス」と2種類あるんです。

元は一つの会社だったが、戦争によって一度会社が解散。戦後、元の会社の社長の息子と番頭とが別々に「サクマ製菓」を名乗る会社を設立。

両社が訴訟沙汰に。裁判の結果、登録商標はサクマ式側、戦前の社名「サクマ製菓株式會社」はサクマ側が獲得。

出典 http://taro.haun.org

元々は一つの会社だったのです。

映画・「火垂るの墓」で節子が大切にしていたドロップ

1988年4月に公開されたスタジオジブリのアニメ映画「火垂るの墓」で主人公・清太の妹、節子がとても大切にしている甘いお菓子がこの「サクマ式ドロップ」でした。節子の小さな手にキラキラしたドロップがとても印象的でした。

懐かしいサクマ式ドロップスの缶

出典 http://www.sakumaseika.co.jp

2007年には「火垂の墓」の登場記念缶が発売されました。

サクマドロップスは「おそ松さんコラボグッズ」も

人気のキャラクターとのコラボ製品もあります。

謎が解けました。

缶の大きさが微妙に違うけど中身は同じ130g。
帆かけ船のトレードマークに「創業明治四十一年」。ここにも「こちらが本家」というサクマ式の主張を感じます。

出典 http://taro.haun.org

中身は同じ量の130gなのです。

缶の蓋に貼ってあるシールをはがすと、両者とも「開封済」の跡が缶に残ります。
グリコ・森永事件の後しばらく、ポッキーなどの包装に同じ仕掛けが採用されていましたね。

出典 http://taro.haun.org

このシールは懐かしいですね。ドロップといえばこのシールというイメージがあります。

子どもの頃から食べていたサクマのドロップが2種類あるとは知りませんでした。赤缶も緑缶もすっかり馴染みのある缶です。

「サクマ式ドロップス」は赤色の缶に入っており「佐久間製菓」が作っています。「サクマドロップス」は緑色の缶に入っていて「サクマ製菓」が作っています。戦時中に砂糖の配給が停止し、「アメなぞ役に立たないモノ作るとはナニゴトか」と解散せざるを得なくなりました。そして、終戦後に会社が分裂します。

どちらも変わらない缶というのもレトロで嬉しいですよね。小さい頃の思い出のドロップ。いつまでも変わらず愛され続けてほしいと思います。

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東京が好きで、昭和が好きで、古い日本のドラマも好きで、カフェが好き。
忘れられかけている遠い記憶のことを掘り起こしています。

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