数日前に筆者の12歳になる娘が、「子供を追い回すピエロがバンクーバーに出没してんだって、怖い・・・」と学校から帰ってくるなり言ってきたのです。私たち家族はカナダに住んでいるのですが、今、全米で不気味なピエロが出没するという事で、大騒ぎとなっています。それが今、カナダや遠くイギリスにまで飛び火しているのです。

単にピエロの格好をして街中を歩くだけなら問題はなかったと思うのですが、今年8月にアメリカ、サウスカロライナ州でピエロの格好をした男が子供たちを森の中へ誘おうとしたとの通報があったのです。

出典 https://twitter.com

↑サウスカロライナ州で目撃されたピエロとは別のピエロですが、これもTwitterユーザーの目撃証言写真です。

これを皮切りにアメリカ各地でピエロの目撃情報が報告されているのです。彼らが通報される理由としてチェーンソーやナイフを所持していたり、人を追いかけまわしたりする事が理由だと思われます。

何やら森で穴を掘っているピエロ!撮影者の存在に気づくと・・・

↑何故、追いかけてくる?ミズーリ州で目撃されたピエロ

このように特に人に大きな危害を加える事は無いにしても、どう見ても事件に発展しそうな行動ばかりです。Twitterのアカウントで「@SpookyClowns(不気味なピエロ)」に投稿されたピエロの目撃映像と写真は、ほとんどの場合特に悪さをしている訳ではなく、自分に気づいた人に対して面白半分で追いかけまわすといった行動が殆どのようです。

たちの悪い愉快犯とみられるようですが、今カナダを含む北アメリカ全土ではピエロの格好をしているだけで警察に身柄を拘束されます。おかげでマクドナルドのピエロのキャラクター「Mr.ドナルド・マクドナルド」は子供たちの前に姿を現わす事ができず、イベントなどの参加がしばらく出来なくなったそうです。

マクドナルドのイベント出演を見合わせられたピエロの「Mr.ドナルド」

出典 https://www.yahoo.com

そして、ついに殺人事件にまで発展してしまった!?
インターネット上ではカナダで23人もの人がピエロに殺されたという情報がまことしやかに流れており、人々の恐怖をあおりました。この情報はデマだったと地元ニュースサイトが伝えております。

何故、こんな事が起こるのでしょう?筆者は少しだけ社会心理学を勉強した事があるのですが、この根も葉もないウワサを作る人の心理として「今、話題になっている事件にもっと凄い話(作り話)があるから私に注目して!」といった心理が働くからなのだろうと、思いました。

しかし、彼らの目的はいったい何なのかがとても気になったので、少し調べてみました。この現象は特にアメリカだけに特化している訳ではなさそうです。実は2014年にフランスでもピエロが各地に出没して町をパニックにおとしいれたそうです。


フランスのピエロ騒動、発端の原因は当時いろいろな説があったそうですが、一番有力なのはYoutubeなどの動画サイトで恐ろしい形相のピエロが人々を脅かす動画があり3100万回以上再生されていたそうです。それを模倣しようとした人達がピエロに扮し自分達も同じように人を脅かして楽しんでみたいという心理が働いたと言われます。

日本では、ひと昔世間を騒がせた「口裂け女」みたいと話題になっております。

口裂け女って?

マスクをした若い女性が、学校帰りの子供に「私、綺麗?」と訊ねてくる。「きれい」と答えると、「……これでも……?」と言いながらマスクを外す。するとその口は耳元まで大きく裂けていた、というもの。「きれいじゃない」と答えると包丁や鋏で斬り殺される、

出典 https://ja.wikipedia.org

「口裂け女」とは1979年頃から社会問題にまで発展した都市伝説です。筆者も幼い頃母親に「言う事聞かない子には口裂け女が来るよ」と言われて大人しくなったものでした。

日本では実際に口裂け女が実在したという物的証拠はなく、あくまでも人々の噂として広まり、それを恐れる子供たちがマスクをしている女性を見ただけで「口裂け女がいた」と大騒ぎするようになり、パトカーが出動する事態が何度か起きたとのことです。やはり今回のピエロ騒動と同じで、当時25歳の女性が口裂け女の格好をして、手には刃物を持ち、町をうろついているという騒ぎがありました。当然、通報され銃刀法違反で逮捕されました。

この口裂け女騒動は1979年8月に入って噂が急速になくなったとのこと。なぜなら夏休みに入って子供同士の情報交換(口裂け女の話題が)ができなくなり自然消滅したからなのだろうとの事です。

さて、今回のピエロ騒動はいつまで続くのやら、筆者の予測ではそう長くは続かないと思われます。なぜなら?それは、もしあなたがアメリカのどこかででピエロの格好で歩いていたら数秒後には周りに捕らえられて「ボコボコ」に殴られてしまうでしょう。

街をうろついていたピエロを見つけた撮影者!撮影者の行動も怖い!

↑ピエロも怖いが撮影者が銃を所持しているところも怖い。

現在、北米では「#IfISeeAClown」(ピエロを目撃したら)というハッシュタグがトレンドで急上昇だそうです。日本からもTwitterでご覧いただけますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?どのピエロも目撃した人にやられっぱなしです・・・。

なかにはこんな友好的なピエロもいるのですが・・・

↑ダンスで友好を深めるピエロ君ですがもし警察に見つかったら即連行です

みなさんもサーカスなどで登場するピエロを見てご存知かと思いますが、ピエロは、もともと人々に笑いをもたらすための善人とした存在なはずです。しかし一部の模倣願望の強い自己主張をしたがる人たちによってピエロ=恐怖の犯罪者として植えつけられようとしております。

私たちはメディアの影響を受けて心理状態を左右され、犯罪まがいの連鎖が起こってしまうという事を、真剣に考える必要があると思われます。
そして声を大にして言いたいのは子供たちを震えさせている事を忘れないでほしいと言う事です。

子供達が楽しみにしている、ハロウィンまでには終息してほしいと切に願います。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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