今年もあと2か月弱で終わりを迎えようとしていますが、今年は特にアメリカでの黒人射殺事件が多く、大きな問題となりました。アメリカで暮らしているアフリカ系アメリカ人のほとんどが「次に撃たれるのは自分かも知れない」という恐怖の中、毎日を過ごしているのかと思うと胸が痛みます。

将来に不安を抱いているブレイク・ブライヤント君

子供は、大人が思っているよりもいろんなことを実は考えています。大人が感じる不安を子供に感じさせないように振る舞っていても、必ず子供はその様子を繊細に感じ取り、大人の問題に気付いてしまいます。

今、社会で起こっている様々な事件にも、子供はいつの間にか知っていてそれなりに深く考えているのでしょう。テキサス州のブレイク・ブライヤント君もそんな一人です。

ブレイク君は、今年立て続けに起こった黒人射殺事件を深く受け止めていました。ブレイク君の母親は、息子に何が起こっているかをきちんと話しました。

My Mom makes sure we talk about the scary parts of whats going on in the world right now and I told her how afraid it is to just be a boy with brown skin so...I created my campaign for social change between police officers and African American kids I figure one cop at a time can get to know me and I can get to know them too. F.A.C.T= Friend A Cop Today

出典 http://distractify.com

ブレイク君は、母親と今世の中で起こっていることを話し合い、そして自分が「黒人であること」を認識していて「それがどんなに怖いことであるか」という正直な気持ちも母親に伝えました。

そしてブレイク君は、警官とアフリカ系アメリカ人の子供たちの間に大きな変化を与えたいと思い、キャンペーンを思いついたのです。

「F.A.C.T」Friend A Cop Today

アフリカ系アメリカ人の子供たちのことを、警官にもっと知ってもらいたい。そして自分たちも警官のことをもっと知るようになりたい。そんな願いを込めて、社会に変化を起こすための「今日も警官と友達になる」という「F.A.C.T」キャンペーンを立ち上げました。

ブレイク君は、街にいるアフリカ系アメリカ人の子供たちに声をかけて、このキャンペーンに参加するように呼びかけました。ポジティブな精神を持つことで、今まで怖がっていた警官とも話ができるようになり、一緒に写真を撮ったりしてInstagramに投稿しています。

そして子供たちだけでなく、ブレイク君のお母さんや周りの大人にも、このキャンペーンを呼びかけました。これが広まってブレイク君は地元のラジオ局のインタビューにも出演しました。

ブレイク君のお母さんも、白人警官と笑顔でセルフィー。

怯えているだけじゃ、なんの解決にもならない。それを既に悟り自らアクションを起こしたブレイク君はとっても立派。このキャンペーンのおかげで、ブレイク君は地元ではちょっとした有名人になっているのだそう。

何より嬉しいのは、一度会った警官がブレイク君のことを覚えていて街で会うと「頑張れよ」と声をかけてくれるのだとか。

少年の夢が叶うことを願って…

「僕の夢は、この社会を変えることなんだ」とInstagramでも語っているブレイク君。肌の色が違うというだけで非情にも差別を受け、命を奪われてしまった黒人の犠牲者のためにも、ブレイク君の活動がアメリカ全土、そして世界中に広まり、少しでもこうした偏見による事件が減ることを願わずにはいられません。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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