今年のリオオリンピックは、日本選手のメダル獲得数が多くなって、10月7日、東京の銀座で行われた、メダリストたちによるパレードも見物客が80万人も訪れ、とても盛り上がりました。

過去の冬季オリンピックでメダルを獲得した、元スピードスケート選手、メダリストの清水宏保さんが、10月12日水曜日の『ミヤネ屋』に出演。

オリンピックメダルの値段を鑑定してもらいに行くという、大胆企画にのってしまい、3つのメダルを持って出掛けた清水さん。

オリンピックのメダルって、一体いくらなのでしょう?予想外な結果に…

清水宏保 プロフィール

清水宏保1974年2月27日生まれの42歳。北海道出身。
エイベックス・スポーツ所属

1998年、長野冬季オリンピック・スピードスケート「男子500m決勝」で、日本人初の金メダルを見事獲得した清水さんは、同じ長野五輪で「男子1000m」銅メダルも獲得されています。現役時代の代名詞にもなったロケットスタートは、圧倒的なスピードを誇っていました。

2002年、アメリカのソルトレイクシティー冬季オリンピックでは、「男子500m決勝」で、銀メダルにも輝きます。個人種目で、金メダル、銀メダル、銅メダルを獲得している唯一の日本人でもあります。

選手を引退された現在は、清水さんの地元、北海道札幌市内で今年の9月からオープンしたばかりのトレーニングジムや接骨院を経営。自らトレーナーも務める。

選手時代の経験や知識をいかして、子どもたちの育成にも励むかたわら、2015年4月より弘前大学大学院医学研究科博士課程に在学。

メダル鑑定に「正直すごく気になる」

オリンピックのメダルの値段はいくらなのか?あまり知られていません。
選手が幼い頃から夢見ていても、世界でほんの一握りしか貰えない、汗と涙の結晶であるオリンピックメダルの価値なんて値段の付けようがない!と、私は思っていました。

ですが、付いちゃうんですね…
清水さんは、「メダル売ったらいくらになるのか、正直すごく気になります」と本音を語ります。

プロの鑑定士による鑑定結果は?

神奈川県横浜市にある買取専門店『おたからや』
清水さんは早速、バックの中に3つのメダルを忍ばせて来店します。

まずは銅メダルから。清水さんの推定金額は、
「銅メダルなので7千円」と、かなり低めに指定。

貴金属専門の鑑定歴9年というベテラン鑑定士、中島恭子さんに大切な銅メダルを委ね結果を待ちます。

鑑定は、X線検査機にかけ、メダルの中の素材に含まれる成分を詳しく分析。
プラス重さの測定、プラス傷が無いか保存状態を確認した上で決まります。

銅メダルの中の成分結果は、
【Ag(銀) → 0.0437・Cu(銅)99.5955】
銀は0.04、銅は99%で、ほぼ純粋な銅メダルということになります。

しかし買取価格は、わずか10円

銅は、金属専門店では価値が低く売買されていないのだとか。
従って、銅メダルそのものは0円。メダルケースが10円という価格になったのでした。

これには、ショックを隠しきれない清水さん。
しかし、日本代表として行き頑張って勝ち抜いて、やっと手に入れたメダルに付加価値が付かないわけがない。

付加価値を鑑定するため、今度は『おたからや』店隣のビルにある『骨董品買取専門』へと移動。ここでは、骨董品や記念メダルを扱う専門フロアに、メダル鑑定スペシャリストの荒井隆一さんに鑑定依頼を託します。

そして、付加価値が付いた銅メダルのお値段は、30万円という結果になりました。0円よりはマシなのですが、オリンピックメダルなのに少ない気もしますね。

ソルトレイク銀メダルの鑑定結果は?

2002年、アメリカのソルトレイクシティーで開催された冬季オリンピックで、銀メダリストとなった清水さん。
実はソルトレイクは、冬季五輪の過去メダルの中でも2番目に重いのだそう。

清水さんは、この銀メダルには思い入れがあり、
「腰を怪我していて腰痛で立てないような状況。痛み止めを打ったり、痛み止め(薬)を飲みながらレースに出たので、ほぼメダルを取れるような状況じゃないなかで取った」

と、銀メダルを見つめながら、怪我で苦悩した選手時代を振り返っていました。
ちなみに、清水さんの予想は1万円。

銀メダルの成分分析は、【Ag92%】
純銀ではないものの、あのティファニーのアクセサリーでも使用される、スターリングシルバーに近いとても価値があるもの。

重さは488gと、とても重く500ml飲料に入ったペットボトルと同じ重さとか。
銀メダルの貴金属による鑑定結果は、2万円でした。

それに付加価値が付くと、70万円にもなるのだそう。
銅メダルよりお値段も大分上がり、付加価値って大きいですね。

そして、いよいよ金メダルの鑑定結果

「ここに全てを賭けてきた。幼少期から23歳になるまでは、とにかく一番欲しかったメダルだったので、その思いだけは一番詰まったメダルです」

清水さんの言葉の重さに、店員さんも涙を流します。この日のために、必死で頑張ってきた、そしてようやく手に入れた金メダルですものね。

そして、貴金属としての鑑定結果は1万円
「ん?1万円!?」
何故か銀メダルの半額の価格に、驚きを隠せず呆然としてしまう清水さん。

金メダルの成分分析結果は、銀が97%も含まれていて見た目は金ですが、中身はほぼ銀なんですね…

金メダルの規定

オリンピック憲章(2003年迄)
金メダルの材質は銀製で、少なくとも6g以上の純金が含まれるもの。

長野オリンピックメダルは、重さが257g。

金は2%の割合。素材は銀メダルとほとんど変わらない作りとなっているそうです。
その上、長野五輪メダルはソルトレイクの半分の重さなので、銀メダルよりも査定額が半分まで減ってしまったのだとか。

では、付加価値のほうはどうなのでしょうか?
金メダルなので、さすがに上がると思うんですが、清水さんの推定金額は「3万円」。

結果は、200万円という値段に、清水さんも思わず、「本当ですか!?」とびっくり。
付加価値というのは何を基準にしているのかを荒井鑑定士に聞くと、

「清水さんの過去の実績、日本人で日本の長野オリンピックで金メダルを取ったというのが一点、日本のスピードスケートで初めて金メダルを取られたという評価が一点、日本人の総理大臣が貰える勲章。あの価格が100万円~200万円。同じぐらい価値のある金額を付けさせていただきました」

と返答。総理大臣の勲章と金メダルが同じ評価というのは、トップレベルなんだそうですよ。

メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。

また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(またはメッキ)がほどこされていなければならない。

出典 http://www.joc.or.jp

オリンピック金メダルを売った選手

1996年、アトランタオリンピック、ボクシングスーパーヘビー級で金メダルを獲得したウラジーミル・クリチコさん(40歳)は、その金メダルを2012年、オークションに出品してしまうという、前代未聞な「金メダルを売る」行動に出たのです。

金銭に困って金メダルを売ってしまうのか?と、誰もがそう考えたそのとき、
クリチコさんが発言した言葉に感動させられることとなります。

「母国のスポーツ教育基金に全額寄付する。ウクライナの何十万人もの子どもたち、彼らの両親に代わって、私はそれらの人々の幸福に対して感謝をします」

オークションは、100万ドル(日本円で1億超え)で落札されましたが、この話を聞いた落札者は、「それならば、このメダルはクリチコさんが持っているべきだ」と、メダルを返還されたそうです。

クリチコさんにも感動しますが、落札者の粋な計らいにも感動させられますね。

まとめ

結果、銅メダルの素材は0円相当で、付加価値が付けば30万円。銀メダルの素材は2万円相当で、付加価値を付けたら70万円。金メダルの素材は1万円だけど、付加価値を付ければ200万円でした。

200万円もなんだか安いと思ってしまいます。
あんなに頑張ったんですものね。それでも、オークションにかければ欲しい人が世界中にいるのですから、1億にもなるんですね…

いや、そもそも値段を付けたらいけない神聖なモノでしょう!

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