記事提供:AbemaTIMES

昨今「ブラック企業」「ブラックバイト」という言葉が広く知られるようになったが、「ブラック公務員」という言葉もあるという。非正規の国家公務員総数は5万6000人以上おり、90%が任期1年という不安定な雇用状況にある。

地方の非正規公務員は2008年は約60万人だったが、現在は70万人に増えた。多くが年収200万円以下で、福利厚生も満足には受けられていない。

この問題について、官製ワーキングプア研究会の上林陽治理事と、非正規の元ハローワーク相談員の時任玲子氏が『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)に8日、出演。上林氏はこう語る。

「地方公務員は3人に1人は非正規です。年収は3分の1から4分の1くらいです。理由の一つは公務員の定数が少なくなってきているということと、行政の仕事が増えているということ。子供の数が少なくなっているのに、貧困家庭が増えています。さらに、財政逼迫になっているので、安い賃金の人を雇うということになるのです。人を増やさなくてはいけないという時は、非正規を雇うということになるのです」

そして、時任氏はこう語る。

「私自身も民間で正社員で働いていたのです。非婚でシングルマザーで出産しました。その後、正社員の身分を嘱託に変えられて蓄えがなくなり、アレルギー疾患があったり、保育園に入れなかったりして、市役所に申請をしたのですね。そこでハローワークに行った。そこでウチで働かないかと言われ、非正規で働きました。私が働いた時は、非正規で15分短いだけで、なんのボーナスもないし、病欠もないし、正職員との間には色々な権利の違いがありました」

上林氏によると、厚労省も「制度上やむを得ない」と言っているのだとか。さらに言えば、厚労省の管轄であるハローワークでも、3分の2は非常勤職員だそうだ。

あくまでも任期1年の契約であり、その背景には無期限で雇うとクビにできないため、こうして非正規にするという。

また、上林氏からは「非正規公務員を守る法律はありません。たとえば、同じフロアで勤めていても、退職金も発生しない。これが残念ながら適法。適法で不利益な扱いを受けているのです」と、非正規労働の待遇がいかに悪いかが語られた。

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