娘が1歳2ヶ月になってすぐ、私はお腹に赤ちゃんがいることに気付きました。「そろそろ2人目が欲しいね」と主人と話していたタイミングだったので、妊娠検査薬の赤いラインを見て、トイレで1人ガッツポーズ!待望の陽性反応でした。

しかし1つだけ気掛かりだったことがありました。私はまだ娘に授乳をしていたのです。1日の授乳回数は3~4回。お昼寝やおやすみの前に吸い、そのまま寝る、という感じで、日中は食事でお腹が満たされていればおっぱいが無くても平気な状況でした。

食の細い娘の様子を見ていて、「もう少し食べるようになれば自然卒乳できるかな?」とぼんやり考えていた矢先の妊娠発覚でした。妊娠したら即断乳!と考えていた私は焦りました。

産婦人科を受診する前に、妊娠中の授乳についてネットで調べました。妊娠中の授乳は医師によって見解が異なるそうですが、授乳が流産の引き金になる確固たる証明は無いようでした。

「経過が順調なので授乳していても差し支えない」と言われたという妊婦さんのブログを見つけた時には、ホッと安堵したものです。

そして産婦人科を受診し、無事に胎嚢が確認できたところで私は授乳について切り出しました。先生の返答は「すぐ断乳してください!」「でも…」言いよどむ私に

「1歳を過ぎているし、止めても差し支えないでしょう。安定期前の大切な時期ですから、危険因子は少ないに越したことがありませんよ」と続ける先生。

そう言われて、もう反論はできませんでした。帰り道、私は泣きながら娘を乗せたベビーカーを押していました。

寝不足続きの中、夜中に何度も起こされ「勘弁してよ…」と呟いても、手間ひまかけて作った離乳食にそっぽを向かれておっぱいを探る姿に「ちゃんとご飯を食べてよ…」とげんなりしても、授乳の時間は何事にも代えがたい特別なものでした。

「先生には即断乳って言われたけど、夜間断乳だけしようかな…」娘との授乳を失くしたくなかった諦めの悪い私は、そんな調子の良いことを考え、地域の助産師相談を尋ねました。

夜間断乳の相談から始まった話は、娘の生活パターンを伝えると、夜間断乳より完全断乳する方が良いのではないか、という方向に…。日中に欲しがることが少ないのなら、夜間断乳=完全断乳ってことになるのでは、と言われたのです。

確かにそう。私が寂しくて、完全に断乳する覚悟が出来ていないだけです。

助産師さんとお話ししていくうちに、これから先、妊娠経過中に問題が起きて、娘の気持ちに関係なく即断乳せざるを得なくなるより、今、日にちを決めて娘と私の心の準備をした上で断乳に臨む方が双方にとって傷が浅くて済むような気がしてきました。

「1年2ヶ月、毎日頑張っておっぱいあげてきたんだよね。娘さんも嬉しかったと思うよ!」そう言われて、涙が溢れました。断乳は、子供の心にもママの心にも少なからず傷を作るんだそうです。でもそれは悲しい痛みではない。

子供とママが、1歩成長するために必要なもの。私は、その1週間後に断乳を決め、娘とカウントダウンを始めました。ばいばい、おっぱい。一生懸命におっぱいを吸ってくれていた姿、ママは絶対に忘れないよ。

著者:はるるん
年齢:34歳
子どもの年齢:1歳2ヶ月

人見知り・場所見知りの激しい甘えん坊の娘に翻弄される毎日です

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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