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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
男性も女性もエチケットとして「鼻毛」の処理をおこなっているかと思います。せっかくの美人やイケメンも、鼻毛が出てたら台無しですもの。

しかし、いくら鼻毛が邪魔だからと言って無理やり抜いたり、過度な剃毛を行ってしまうと、アレルギーなどが悪化することも。

今回はこの鼻毛の大切な役割について、医師に解説をしていただきました。

鼻毛の役割

鼻から空気を吸い込むときにほこりや空気中の細菌やウイルスなどを絡め取って、異物の少ないきれいな空気を気管支に送るフィルターのような役割をします。

また、空気を吸い込むときに加湿したり、息を吐くときに鼻から吐くことで水分を少量ながら再度取り込むのに役立つとも言われています。

鼻毛の伸びてくるスピードが速い場合

空気の汚れたところ、ほこりっぽいところに住むと鼻毛が長くなるとよく言われますが、こちらはまだ医学的にははっきりしていません。年齢を経るごとに長くなってくるということは言われているようです。

また、鼻毛が外から見えてしまうのが嫌で短く切っている方など、鼻毛の処理をしている方も鼻毛が伸びるスピードが速くなるといわれています。

無理やり鼻毛を抜くことに対するリスク

【上気道感染】
鼻毛を抜くと、前述したような空気中のほこりや細菌、ウイルスなどを絡め取ってくれる役割がなくなってしまい、特に冬場など非常に乾燥した空気が加湿されることもなく直接気道に入り込んでしまいます。

このことによって、細菌やウイルスが冷たい乾燥した空気とともに気道にとりこまれてしまい、上気道感染などを起こしやすくなる可能性があります。

【毛穴の炎症】
鼻毛を無理やり抜くことによって、生えていた部分に傷がついてしまい毛穴が炎症を起こして、膿んでしまったりする場合もあります。

鼻の粘膜が腫れあがると呼吸がしにくくなる上に、鼻の穴の中に痛みが出てしまうこともあり非常に不快なので無理やり抜くようなことはやめましょう。

また、このように鼻の粘膜が炎症を起こしてしまうと、匂いがわかりにくくなってしまうこともありますよ。

鼻毛をなくしてしまった場合、起こりうるリスク

空気中のほこりや細菌、ウイルスなどをフィルターしてくれていた鼻毛が失われることによって、気道の感染症にかかる可能性が増加してしまいます。

特に花粉症ハウスダストなど、空気中に飛散するタイプのアレルゲンによるアレルギーをお持ちの方は直接アレルゲンが鼻粘膜に触れてしまうことになりますので、症状が重くなってしまうことも十分にあり得ますね。

鼻毛が気になる場合に行うケア

先の丸い専用のはさみで、鼻の粘膜を傷つけないために細心の注意を払って処理するか、あるいは専用の鼻毛の電動カッターなどを使って処理することがよいでしょう。

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医師からのアドバイス

鼻毛は、美容の面ではわずらわしいように思う場合がありますが、実際には私たちのからだには非常に役に立っているものです。

むやみにすべて処理するのはやめ、上気道感染症知らずでいたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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