ネットやテレビで話題のニュースに関して、編集部が独自の切り口で取材調査をする「ソコ行く!?ソレ聞く!?取材班」のコーナー。今回も興味深いお話を伺ってきました!

近年、声高に叫ばれている「待機児童問題」。2016年現在、全国の待機児童数は2万人以上にものぼり、2年連続で増え続けています。そう、今のご時世、我が子を保育園に入れるためには共働き世帯ならどこも「保活」(子供を保育園に入れるための活動)に精を出さなければいけないのが実情です。「申し込めたらすぐに入所できた」なんて…今では夢物語でしかないのかもしれません

ところが、そんな怒涛の保活にまつわるあれこれをシェアできる場は、意外にも多くはありません。そこで、今回は東京都内の働くママたち3人に、知られざる保活事情について思う存分語ってもらいました。保活にまつわる血のにじむような苦労から、ママたちの赤裸々な本音まで、とくとご覧ください!

A子:1才児の母 港区在住 
B美:7才と1才の2児の母 府中市在住
C代:1才10カ月の1児の母 世田谷区在住

夫の協力ゼロ!ママたちの孤独な保活とは…

出典Spotlight編集部撮影

A子:まずは夫の話から始めようか。みんなのところはどう?ウチの場合は、子どもが生まれる前も、生まれてからも、夫はなんにもしてくれないけど…

B美:ウチも!旦那は帰宅が遅いから、ほぼいないものとして考えてる(笑)。保活も全然手伝ってくれなかった。

C代:ウチも同じ。保活はノータッチだった。保育園を探すのも、申し込むのも、役所に行くのも、全部私一人でやったよ。「保育園の見学、一緒に行かない?」って聞いても「時間とれないから」で突っぱねられたし。

B美:保育園が指定してくる見学日って平日が多い。そうすると、(フルタイム勤務の)旦那は来れないんだよね。結局自分だけで行ったもん。で、最初がノータッチだったせいか、その後もずっと旦那はノータッチのまま。1人目の子どものときがそうだったから、2人目のときは最初から完全にあきらめてた(笑)。

A子:私も最初からあきらめて、旦那には何も報告もしなかった(笑)。

夫の他人事のような返答にイラッとする

出典Spotlight編集部撮影

C代:保育園って、認可、無認可で金額が変わってくるでしょう。それを旦那に相談したことがあったんだけど、「え?そんなの安いほうがいいじゃん」って当たり前の返答をされて。だーかーらあ…、金額だけの問題じゃないんだよ!ってイラついた(笑)。

一同:爆笑。

B美:ウチも一度、「保育園、落ちちゃった」って旦那に報告したら、「じゃあ、どうすんの?」とか聞かれて。「それを今、考えてるんだよ!」って、もう怒り心頭(笑)。

A子:お前も考えろ!って感じだよね。

こうして心が病んでいく…?点数アップを模索する日々

出典Spotlight編集部撮影

B美:役所に関してはどう?私は全然期待しなかった。役所に行ったときに、「保育園に落ちたら8年勤務してるいまの仕事を辞めなきゃいけないんです!」って訴えたことがあるんだけど、「それは仕方ないですよねえ」って冷たく言われて。

一同:それはヒドイ!

C代:結局、何やっても保育園の点数なんてあがらないよね。あらゆる手は使い尽くしたから、あとはもう離婚でもするしかないよね…っていう…。離婚は一気に点数が上がるから、「保活」「離婚」で検索したことあるもん(笑)。もしくは旦那に単身赴任してもらうか、自分が病気にでもなるか…。もちろん、考えただけで実行はしてないけどね。

A子:1ヶ月くらい大阪にでも単身赴任してくれればいいのに…ってね(笑)。もうそれくらいしかほかにないじゃん!?

出典Spotlight編集部撮影

B美:私は、1人目のときに、毎年認可の保育園に落ち続けて。2人目のときは、役所の人に「何が悪いんでしょうか?」って相談したのね。そしたら、「第10希望まで出せばイケるはず」っ言われたから、家から車で15分のアクセス悪いようなところも全部候補に入れたの。でも、結局すべて落ちたけど…

一同:えー!!

C代:仕事を辞めるって決断は、みんな頭の片隅にあるはず。1年以上育休で働いてないとさ、頭がまともにはたらかなくなって、「もうこのままの生活でいいかな、専業主婦になっちゃおうかな」とか考え始めるよね。

お隣さんはライバル。同じ条件のはずでも…

出典Spotlight編集部撮影

B美:でも、専業主婦の友だちとはあまり話さなかったなぁ。保活の話をしても、ピンとこないみたいで。だから、どちらかというとよく話すのは、近くに住んでて同じ保育園を目指してる人になるんだけど、結局はライバルなんだよね。

C代:そうそう、お隣さんは受かったのに、ウチは落ちたってことがあって。ほとんどウチと同じ条件のはずなのに、そのお隣さんだけが受かったもんだから、「ゼッタイこの人、何か(条件を)隠してる」って疑ったもん(笑)。

あと、「××保育園に受かったけど、行かせるか悩んでるのよね」なんて言う人もいるけど、「じゃあ、その枠をうちの子にちょうだいよ!」って、内心かみついたりすることもある。

B美:役所が言うには、保育園って、年収が低い世帯から優先的に入れるわけじゃない?だから、先を越されてうらやましい気持ちがあっても、「お宅は入れてよかったわねえ」とも言いづらい事情があるよね

A子:認可の保育園はさ、もう宝くじにあたるみたいなものだよね。

C代:旦那を殺すか、病気にするか…もうそういうレベルだよね(笑)。

一同:爆笑。

「単願」「引っ越し」…ママたちの秘策は?

出典Spotlight編集部撮影

C代:ぶっちゃけ、認証(※2)に入れるときにウソついたよ。「単願」「併願」を書く欄があったから、「単願」に丸つけた。そんなわけないのに(笑)。でも、ゼッタイみんなやってると思う!

B美:就活で、「御社だけしか受けていません」って答えるのと一緒だね(笑)。

A子:ウチは、港区が保育園に入りやすいって言うのを聞いて、わざわざ引っ越したよ。ホントはもっと家賃の安い場所がよかったけど、保育園のこと考えると、家賃相場の高い港区でもしかたないかなって。おかげでなんとか認可保育園に入れました。

C代:1歳児で認可入れたのはスゴイ!

A子:ちょうど保育園が増えてた時期で、入りやすかったんだよね。その噂を聞きつけて、今では人が増えちゃったから、もう全然入れないみたい。

C代:
そういえば、区長にコネがあると入りやすいとか聞くけど。あとは知り合いに議員がいるといいとか。

A子:それ私も聞いたことある!とりあえずコネ探したもん。もちろん、そんなに都合よくあるわけがなかったけど。

一同:普通なかなかないよねー(笑)。

(※2 東京都独自の認証基準により設置された保育園のこと)

実は生まれ月が超重要!

出典Spotlight編集部撮影

C代:ところで9月生まれって入園のタイミング迷わない?

A子:迷う!(翌年度の4月入所に)申し込む時点では、まだ首も座ってない新生児だったから、離れたくないっていう思いが強くて。「こんなに小さい子を預けて、私そこまで働きたいんだっけ」って自問自答したり。

でも、いざ4月になると「あ、これ入れてもよかったな」って(笑)。そのころには生後半年で、腰も座るようになってたしね。結局育休を延長して、1年半後に復帰した。

B美:保育園にいれることだけを考えたら4月か5月に産むって大事だよね。

C代:保活だけを考えるならゼッタイそう!早生まれになると、順番待ちで本当に苦労するって聞くし。そのあたり、計画的に子づくりしている夫婦も多いよね。

アナログな役所の手続きにモノ申す!

A子:役所手続きって、超アナログじゃない!?「書類は直接持ってこい」ってさあ。なんでこの時代に申請フォームとかないんだろうって思うよ。

B美:わかる!記入不備があれば「また持ってきて」だもんね。

C代:ホント!インターネットで申し込み出来るようになってほしい!

A子:あと、情報が手に入りづらい。直接聞きに行かないと分からないことが多くて、めんどくさい

B美:ネットで調べても情報が出てこないっていうのはザラだよね。口コミも信憑性ないし。

C代:膨大な資料を読み込むのはかなり大変だよね!役所の白黒だし、文字はびっちりと細かいし…(笑)。

A子:役所は聞けば教えてくれるけど、基本的にはぜんぶ自分でやるしかない。近くの保育所をリストアップして、一つずつ見学の予約をとって…。保育所が増えてほしいっていうのが一番の願いだけど、情報の仕入れやすさっていう部分ももっと考慮してほしい。

C代:インターネットの時代に合ってないよね。

一同:うんうん。ホントそう!

C代:どこの地域もきっと大変だと思うけど、ひとまず東京で保活するのは大変だってことが改めてよく分かったね…。

出典Spotlight編集部撮影

この後、引き続き「役所手続きのアナログ談議」で盛り上がる3人のママたち。たまりにたまった保活あるある話は尽きることがないようです…。

保活にまつわる苦労は人それぞれ。「じつはウチね…」「私もそう思ってた!」こんなふうに、心許せるママ友たちと保活について語り合ってみるのも、きっと新たな発見があって面白いはずです。これからママになる人も、ぜひ本記事を保活の参考にしてみてくださいね!

この記事を書いたユーザー

Spotlight編集部 このユーザーの他の記事を見る

Spotlight編集部の公式アカウントです。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス