イギリスで、最も多産の「出産代理母」と言われている女性がいます。キャロル・ホーロックさん(50歳)は、これまで13人の子供の代理出産母となってきました。

16人目と17人目の出産に挑むキャロルさん

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しかし、キャロルさんの年齢が50歳に達したことから、医師は高齢出産による危険性を懸念し、キャロルさんに「最悪の場合は死に至る」と警告。それでもキャロルさんは医師の警告を無視して16人目と17人目の出産に挑もうとしています。

ヨーロッパでは50歳がIVF(体外受精)の限界年齢としています。キャロルさんが10回の代理出産を終えた時に、医師は既にこれ以上の代理出産はリスクが高すぎると警告していたのですが、キャロルさんは聞き入れませんでした。

今回、2人のイギリス人カップルにより受精卵がキャロルさんの子宮に入れられ、妊娠5日目だといいます。イギリス国内ではなく、ギリシャのアテネでその治療を行ったというキャロルさんには、21歳と25歳の二人の子供がいます。

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イギリス国内ではリスクのために出産代理を拒否されるだろうと予期していたキャロルさんは、今回、ギリシャでの治療を試みたのですが明確に妊娠が成功したとわかるまでは1週間の猶予が必要。現在、イギリス北部の子供に恵まれなかったカップルは、キャロルさんに奇跡が起きることをひたすら願っています。

キャロルさんが初めて出産代理母として出産したのは、27歳の時だったそう。当時、シングルマザーだったキャロルさんは出産代理母として産んだ最初の双子に感動し、その子供の両親とも深い友情関係を築いたと言います。

しかし出産代理を続けていくことは、異常な高血圧により、痙攣や意識障害を起こす子癇や大量出血を伴いやすく、またキャロルさんは複数の帝王切開もしているために、母体だけでなく胎児にも影響があることは否めません。それでもキャロルさんは言います。「私は妊娠している時の自分が好きなんです。特に三つ子がお腹の中にいる時には感動します」と話しています。

世界で最も多産の出産代理母と呼ばれることに対して、キャロルさんは「もちろん批判的な意見もある」と告白。出産代理をしている立場のキャロルさんに向かって「産んでおいて他人にさっさと子供を渡すなんて薄情、残酷」という人もいるのだとか。

「でも、私はこの出産代理という役割がとても好きなんです。多くの赤ちゃんが望まれてこの世に生まれてきて、その赤ちゃんたちが愛されて幸せになってくれたらいいなという思いでいっぱいです」と話します。「医師には死ぬリスクもあると言われましたが、車に乗っていても事故で死ぬリスクはあるわけですから」というキャロルさん。

現在ポールさん(60歳)という18年来のパートナーがいるキャロルさんは、出産代理母であることを彼からもサポートしてもらっているといいます。ただ一つショックを受けたことは、2004年に妊娠した時の子供は、実はキャロルさんとポールさんの子供だということが、他人に手渡して6週間後のことだったことだそう。

医学的な問題でいえば、高齢出産のリスクは認知されており不安感は否めないですが、子供に恵まれないカップルにとれば、自分たちの受精卵によって生まれてくる我が子というのはかけがえのない現実であり、心待ちにしている人も多いことでしょう。

キャロルさんにとってこれが最後となるであろう代理出産。心待ちにしているカップルのためにも、16番目と17番目の子供を妊娠して無事に出産できますように!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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