公的な場で煎茶って淹れられますか?

大学生の時、福祉の勉強をしていた私が施設実習に行った時の事。実習生は日直の職員の仕事を手伝うことになっていて、その仕事のひとつに「お茶淹れ」がありました。

日直の職員にカップやお茶の場所を丁寧に説明してもらい、「じゃあ、よろしくね」と言われて「はい!」と張り切って請け負ったはいいものの、急須にお茶っ葉を入れる段階になって手が止まりました。お茶っ葉ってどのくらい入れるもの……?

もちろん、家でお茶位入れたことがありましたが、ガサツな私はいつも適当。例え苦くなっても薄くなっても「ごめんね!」で済ませていました。施設で淹れるお茶の数は、核家族な実家と違って10杯以上。

大量のお茶っ葉で淹れていいもの?でもそれじゃ苦くなるよね?苦く作ってお湯で割ればいいの?え、どうしよう……と四苦八苦しながらバタバタと淹れた結果、めちゃくちゃ濃い苦いお茶になってしまい、初日からものすごい恥ずかしい思いをしました。

正しい淹れ方を知って「デキる」感を出したい!

現在結婚して、義父母様やご親戚の方をお家でおもてなししたりする機会が増えるのと同時に、人前でお茶をお出しする機会も増えました。

もう二度とあんな恥ずかしい思いをしたくない……あとできれば「デキる嫁」「イイ女」とか言われたい……というちょっと打算的な思いから、今回は煎茶の淹れ方について調べてみました。

煎茶の淹れ方とは

煎茶のおいしいいれ方(2人分のいれ方)
1、茶葉を入れる。(4g:ティースプーン2杯)
2、お湯を一度湯のみに移す。(お湯の温度:80℃)※普通煎茶の場合は、ポットのお湯を直接急須へ。
3、湯冷ましした湯を注ぐ。浸出時間:約30秒
4、少しずつ均等に注ぎ分け、最後の1滴までしぼりきる。

出典 http://www.ocha.tv

湯飲みにお湯を入れるのには、湯飲みを温めると同時にお湯を冷ます意味があるそうですが、さらに適量のお湯も量ることにもなるのでとても便利ですね。湯冷ましの器がある時にはそれにお湯を注いでお湯を冷まし、湯飲みに注いだお湯は捨て、湯冷ましのお湯を使ってお茶を淹れるそうです。

煎茶もティースプーンで量れるんですね。確かに紅茶と同じお茶ですが、砂糖を混ぜたりしない煎茶でスプーンの出番があるのが新鮮でした。

茶合や茶さじがついている時には、それを使うとのこと。ティースプーンと同じで、こちらも1人分1杯のようです。

茶さじの使い方について

茶筒から救い上げる時はご注意を 茶さじを動かすのではなく,横に倒して茶筒の方を動かします さじを入れるとバリバリ茶葉を折ってしまうからです

出典 http://crabnavi.ninpou.jp

ついスプーン代わりに、茶筒の中に茶さじを突っ込んで、茶葉をすくいあげていました。でも、周りでも茶さじをそういう風に使っているのを見たことが無いので、私と同じような方が多いのではないのでしょうか?

「茶筒を動かして、茶葉を茶さじの上に乗せる」というのが正しいんですね。

大人数に淹れる時にはどうしたらいいの?

10人分です。もちろん、淹れ方、ポイントなど確かめながら、淹れて行きました。

①まず、人数分の湯量を測るため、湯のみにお湯を9分目弱位まで入れます。②急須に、10人分の茶葉を入れます。(一人分約2~3g/茶葉によります。)③湯のみのお湯を5人分くらい急須に入れ、茶葉が開くのを待って(待ち時間は茶葉によります。)ティーポットに少しずつ注ぎます。※少しずつがポイント!④残りの湯を急須に入れ、再び茶葉が湯になじんだら、ティーポットへ少しずつ注ぎ、この時、最後の一滴まで絞り切ります。⑤ティーポットの中で、味を均等にしてから、10人分の湯呑みに順番に注ぎ入れます。(この時、回し継ぎはしません。)

出典 http://www.wachaclub.com

こちらは急須とティーポットを使って淹れる方法です。会議や法事で、一気に大人数にお茶をお出しする必要がある時にはこの方法で淹れると美味しいかつ効率が良さそうだなぁと思いました。

実習の時もこうすれば苦くならなかったのか……。

人数が多い時は二煎めを

●沢山の人数の分のお茶を入れる時(急須の大きさに比較して湯呑みの数が多い時)は、 「二煎(にせん)め」と言って、お茶の葉を変えずにもう一度抽出します。

● 二煎目は、一煎めを最後の一滴まで湯呑みに注ぎ入れたあと、温度が高いままの湯をそのまま急須に入れます。苦味が出過ぎないよう、時間をおかずに湯呑みに注ぎ入れます。

出典 http://www.jp-guide.net

こちらは急須を1つだけ使って淹れる方法でした。ちょっと家族+αでお茶を飲む時には、こちらの方が洗い物も少なくて済むので便利に感じました。

「2煎目は時間を置かなくていい」んですね。もれなく抽出するのには時間がかかると思っていました。

淹れるだけじゃなく、いただき方もお上品に!

煎茶は自分が淹れるだけでなく、自分がおもてなしを受けていただく機会が多いですよね。どうせなら淹れ方だけじゃなく、飲み方もスマートかつお上品に!

ということで、煎茶のいただき方についても調べてみました。

1、蓋をとる:茶托か茶碗に左手を添え、右手で蓋のつまみを持ちます。静かに蓋を開け、茶碗の縁に沿うように垂直にして、蓋にたまったしずくを茶碗に落とします。

2、蓋を置く:蓋を裏返し、茶托とテーブルの間に差し込むように置きます。

3、お茶をいただく:左手を茶托に添え、右手で茶碗を持ってそのまま持ち上げます。茶碗を左のてのひらにのせ、静かにいただきます。

4、蓋をする:飲み終わったら、蓋を両手で持ち上げ、右手でつまみを持って蓋をします。

出典大森正司 (2010).『おいしい「お茶」の教科書』株式会社PHP研究所

確かに、蓋って置くときに「これって裏返しでいい…んだよね?」ってちょっと悩んでしたように思います。裏返しに置くと、蓋のつまみを支点にコマみたいにごろりと転がってちょっと慌てたりして。

茶托とテーブルの間に置くものだったんですね。

煎茶に合うお茶請けは?

ティータイムには、甘いなりしょっぱいなり、何かつまむものが欲しくなりませんか?ついでにお煎茶に合うお茶請けについても調べてみました。

これで「イイ女」なおもてなしは完璧なはず!

食べ物と相性のいい日本茶の例 これも著者の評価です。個人差があると思いますので、あくまでも参考としてください。

羊羹:煎茶抹茶濃厚な甘さの羊羹には、香りが高く、渋みとコクのあるお茶がよいです。

どら焼き:煎茶玄米茶香ばしさと甘さがあり、ボリューム感があるどら焼きには、やや濃く淹れた香り高いお茶がよいです。

上生菓子:抹茶煎茶玉露舌ざわりがなめらかで上品な甘さの上生菓子には、上質のお茶がよいです。

醤油せんべい:ほうじ茶玄米茶香ばしい醤油せんべいには、同じく香りが香ばしいお茶がよいです。

たくあん:煎茶抹茶ほうじ茶玄米茶

出典 https://nanapi.com

甘いものからしょっぱいものまで、お茶は万能ですね。

あくまでも私の好みです。黒糖はもちろんですが、甘く香ばしいピーナッツ味も煎茶に合って美味しいと思ってます。

おもてなしは上品にしたい・受けたい

ガサツな性格な私が目指す「イイ女」は「優雅で上品なふるまいができる女性」です。「上品であること」は「丁寧であること」だと思っています。

お客様におもてなしで出すことの多い煎茶。親戚のお家なり、仕事で他の会社さんを訪ねるなりした時にいただくことが多い煎茶。

煎茶を淹れるのは、抹茶をたてるより手軽で身近なちょっとした作業かもしれませんが、ちょっとしたことだからこそできる限り丁寧におもてなししたい。「ちょっとしたことだから別に適当でいいよね」という態度で無く、せっかく受けたおもてなしなのだから、できる限り上品に受けたいと思っています。

今回調べたことを活かし、今後は「上品なイイ女」として、丁寧に煎茶とお付き合いしていきたいです。

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仙台出身、結婚を機に夫の地元:栃木に移住。主婦。
0歳児の長男に振り回される日々を送っています。

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