この夏、どんなに暑くても必死で隣家の芝生を刈り続けた1人の少年がいます。米ノースダコタ州に住むブランドン・バッキー君(11歳)は、生まれてすぐに養子に出されました。育ての親の元で幸せに暮らしてきたブランドン君ですが、成長する度に思うようになったのは「実の親」のことでした。

育ての母に「僕の本当の両親ってどんな人だったの?」と頻繁に聞くようになったブランドン君。そして、血の繫がった父親が最近他界したことを知りました。ブランドン君は、会ったこともない亡き実の父親のために芝を刈ってお金を貯め、お墓を作ってあげたいと願うようになったのです。

毎日毎日、必死で芝を刈りお金を貯めた

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「僕には今、お母さんがいるけれど、僕を生んでくれた人には誰がいたんだろう。お墓もなく、孤独に死んでいったのだろうか」そう思ったブランドン君は、近隣の芝生から見知らぬ家庭の芝生までとにかく必死で刈り、亡き実の父のために自分がお墓を作ってあげたいと思いました。

ブランドン君の実の父親といわれる男性

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「父が知ってくれたら、きっと誇りに思ってくれると思う」

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会ったことはない実の父。そして悲しくも、もう二度と会うことはない亡き父のために、11歳の少年は精一杯のことをしようと考えたのです。

「息子をサポートしたい、それだけです」

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母親としてできるのは、息子をサポートすることだけ。ブランドン君の育ての母はそのようにインタビューで語りました。育てて来た子供が心根の優しい子供に育ってくれていることが、母親にとっては何より嬉しいに違いありません。

立派なお墓が完成した

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「ダコタ・モニュメント」のスタッフが誠心誠意を込めて作り上げたお墓がこちらです。ブランドン君とお母さんはこの日、完成を伝えられやってきました。そして美しく仕上がったお墓を見て「すごくいい…!」と感動したブランドン君。お母さんに抱きつきました。

抱き合い感動を分かち合う二人

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2015年の7月7日に亡くなったという父親のお墓には、温かいスープを持った手も彫られお墓を作ったスタッフの心が伝わって来るようです。どういう理由でどこで亡くなったかという詳細はわかりませんが、お墓を作ってあげるということだけでも、ブランドン君が実の父の死を深くリスペクトしていることは間違いありません。

何かの事情があって、この男性はブランドン君を手放さなければならなかったのでしょう。実の親を怨むどころか、自分の存在を認めてもらいたいと願うかのようなブランドン君の「お墓を作る」という行為に、彼の会ったこともない亡き父への愛情が感じられるのではないでしょうか。

「ダコタ・モニュメント」のスタッフたちは、今回のブランドン君の意図を知り最終的にはこのお墓を寄付するという形にしたそうです。きっとお父さんも、ブランドン君がしてくれたことを誇りに思ってくれていることでしょう。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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