アメリカのみならず、世界中で長い間ファンから絶大な人気を得ているシンガーがいます。彼の名はブルース・スプリングスティーン。日本でも人気の彼はファンの間でこう呼ばれています。

”ボス(Boss)”

そう呼ばれるにふさわしいエピソードは枚挙にいとまがありません。

アーティストであり、ストーリーテラーの彼の代表作は、"Born in the USA"。この曲を聴いて知らない人はいないでしょう。

1949年9月23日、ニュージャージー州フリーホールドで生誕。ロッカーでありストーリーテラー、アメリカを背負う国民的アーティスト、ロック界の「ボス(Boss)」。盟友Eストリート・バンドとのライヴ・パフォーマンスは史上最高とも呼ばれるほど。既発アルバムの全米トータル・セールス6400万枚は歴代15位。全世界トータル・アルバムセールスは1億2000万枚を突破。20ものグラミー受賞、ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞受賞、1999年にはロックの殿堂入り。

出典 http://www.sonymusic.co.jp

まさにアメリカを代表するアーティスト、ブルース•スプリングスティーン。

出典 YouTube

Born in the U.S.A.

今回もさすが ”ボス”と思わせる男前な話題がアメリカから飛び込んできました。

フィラデルフィア在住の小学5年生マイケル・フェナティ(Michael Fenerty )君は、ボスの大ファン。彼の父親マイク(Mike)さんもまた、160回もコンサートに行ったことがあるという筋金入りのファンです。

2人は今年9月初旬に開催されたコンサートに初めて親子で出かけようと思っていましたが、チケットが手に入らず断念。それ以来マイケル君のボスに対する想いは募るばかりでした。

そんなとき、息子から「フィラデルフィアで開かれる出版サイン会に行きたい!」と聞いたマイクさんは、もしかしたら実際にボスに会わせてあげられる絶好のチャンスと考え、2つ返事で望みを叶えてあげようと思いました。

しかし、ひとつ大きな問題がありました。サイン会が開かれる日は、残念ながらマイケル君の小学校の始業式の日だったのです。マイケル君が通う小学校は規則が厳しく、とりわけ欠席するためには、特別な理由が必要です。

どうしたら正式に欠席できるだろう?

Licensed by gettyimages ®

「ブルース・スプリングスティーンに欠席の理由を書いてもらおう!」

冗談まじりにこう答えたマイケル君に対し、40年間もボスの代表曲「Pink Cadillac」を聞き続けているマイクさんは、心の中で「やってみるか?」と思ったそうです。

そして、サイン会の当日、大勢の中年ファンに交じって列に並ぶマイケル君は、ひときわ目立っていました。

マイケル君に気付いたボスは・・・

Licensed by gettyimages ®

「こっちにおいでよ!」とマイケル君を呼びハグをして、笑顔でハイタッチ!してくれたのでした。

熱狂的なファンのマイクさんも、もちろんその場に居合わせて、興奮しながらボスと言葉を交わしました。

そんなときです。マイケル君は礼儀正しくボスにそっとあらかじめ書いておいた一枚の紙を渡したのです。そこに書かれていたのは、学校を欠席した理由と謝罪の文章でした。

ここにサインしてもらえますか?

出典 https://twitter.com

親愛なるブラウン校長へ

本日マイケルが遅刻、または欠席することをお赦しください。彼は私(ブルース・スプリングスティーン)に会いに来て、本を買うために図書館に来ていました。

ブルース・スプリングスティーン

もちろんだとも!

「もちろんさ!けど、サインする前に何が書いてあるかしっかり読まなきゃ。なぜって、最近のレコード会社との契約でトラブルが起きちゃったからね」

出典 http://www.insideedition.com

こんなウィットに富んだところもボスの魅力なのでしょうね!

これこそまさに”神対応”。さすがロック界に君臨するボス、です。

ボスの神対応を見て、ファンはこんな感想をツイートしています。

これぞ ボスがボスたる由縁だ!

なんてクールなの!

ブルース・スプリングスティーンのサインが書かれたこの欠席理由と謝罪文を翌日学校に提出したマイケル君。

ブラウン校長もまた神対応をしてみせます。

「ボスのサイン入りの謝罪文は宝物でしょ、返してあげるわ」と言い、コピーした文書を受け取ってくれたそうです。

それにしてもさすがはボス!本当のスターとは、人としても、心の中までも尊敬できるスターなんだなと思わずにいられませんでした。そして、私もまたボスのファンになってしまったのでした。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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