記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
気が付いたら脚やお尻まわりにデコボコが! そんな、ただの脂肪とはちょっと違う「セルライト」。

そんな憎きセルライト、実は皆さんさまざまな思い違いをしているのをご存知ですか?

今回はそんなセルライトについて詳しくご説明します。

要チェック項目

□「セルライト」に医学的根拠はありません。脂肪細胞が肥大化したものです

□マッサージは「つぶす」ではなく、血行を良くするためにとりいれましょう

□セルライトをなくすためには基本的なダイエットが必要不可欠です

セルライトとは? その正体は?

セルライトとは一般的には「脂肪と老廃物が塊になったもの」と言われています。

特に脚やお尻まわりに出来ることが多く、セルライトがつくと肌がでこぼことしたオレンジの皮のような状態(オレンジピールスキン)になってしまいます。

そのため審美的な観点からも特別な悪者扱いをされているものです。また、セルライトは通常の脂肪よりも落ちにくいと言われ、さまざまな対策が必要だと言われています。

しかし、実は医学的な観点からはこういった「セルライト」という特別な脂肪細胞は確認されておらず、ただの脂肪細胞と同様のものだと言われています。

肌がデコボコに見えるのは肥大化した脂肪細胞のうちの線維芽細胞(せんいがさいぼう)というものが皮膚の方に引っ張られたからだとされています。

この様にさまざまな情報が錯綜するセルライトですが、やはり女性の憧れる美脚には大敵です。今回はそんなセルライトの原因や対策をまとめます。

セルライトの原因?

医学的には根拠がないと言われているセルライトですが、実際に太ももやお尻がボコボコになってしまい、見た目が悪くなってしまう原因は何でしょう。

なぜ「セルライト」と呼ばれるような特別な脂肪細胞に見えるのでしょうか。

それには脚やお尻周りなどの脂肪細胞が肥大化しやすいという理由があると言われています。

セルライトは先にも説明した通り、医学的に解明されたものではなく、ただの脂肪細胞の塊です。肥大化した脂肪細胞が突っ張り、デコボコに見えているに過ぎないと言われています。

そのため、皮下脂肪の付きやすい部分に多く存在する傾向があります。つまり、二の腕やおなか、脚やお尻まわりにセルライトが付きやすいのです。

また、女性につきやすいというのもセルライトの特徴です。これも女性は女性ホルモンの影響で脂肪がつきやすいことから、同様にセルライトもできやすいのだと言われています。

これらの脂肪細胞が大きくなってしまうのは、端的に言えば太ることが原因ですが、特に下半身の脂肪細胞が大きくなってしまいがちな理由は代謝の低下やむくみなどが原因だと考えられています。

セルライトを消すには「つぶす」のが効果的?

セルライトは一度できてしまうとなかなか消すのが難しく、エステや特別なマッサージなどで「つぶす」ことでなくなる、と言われています。

つぶすという言葉通り、そのマッサージ方法の中にはグイグイ圧迫するものや、雑巾をしぼるようにするものなど力加減の強いものが多く紹介されているようです。

しかしやはり医学的な観点から言えば、つぶしたくらいでは脂肪は消えないのです。脂肪細胞をつぶれるほどに圧迫しようとすれば、それは内出血ができるほど強く潰さなければなりません。

また、つぶしたからといって脂肪が燃焼されるわけでも、リンパで老廃物が流れていくわけでもないのです。

セルライトはつぶしたり除去するのが難しいのではなく、実際のところは皮下脂肪をなくすのが難しいのです。特に下半身はさらに脂肪を落とすのが難しいと言われています。

つまり、セルライトという特別なモノを除去するためのマッサージなどは意味がないということになります。

セルライトにマッサージは効果なし?

実際のマッサージに全く効果がないわけではありません。マッサージをすることで筋肉の緊張がほぐれると血行がよくなります。

特に脚の血行が良くなると、全身の血液循環もよくなるといわれていますので、全身の代謝アップに効果が期待できます。

また、むくみも解消されます。むくみは血行を悪くして、代謝を下げてしまいますから、ダイエットには良くありません。

このようにマッサージをして血行をよくしたり、むくみを解消したりすることは、脂肪を適切に燃焼させるためにも必要です。

脂肪が燃焼しやすい身体になれば、セルライトの減少も見込めるでしょう。この時のマッサージはセルライトをつぶすようなイメージの強いものではなく、優しくなでるようなものや軽く指圧するもので十分でしょう。

セルライトを解消する具体的な方法

では実際にセルライトと呼ばれるデコボコな脂肪をなくすためにはどうしたらよいのでしょう?

それにはもちろん皮下脂肪を減らすための対策が必要です。皮下脂肪は緊急時のための貯蔵エネルギーですから、なかなか燃焼させるのは難しいと言われています。

このあたりも、セルライトが消えにくいと言われている要因でしょう。

脂肪を減らすためには、基本的なダイエットが必要不可欠です。「エネルギー<消費エネルギー」となるように、食事をコントロールしましょう。インスタントやバランスの悪い食事を避けます。

また適切な運動を行います。皮下脂肪の消費するには有酸素運動が効果的だと言われています。手軽な運動としてはウォーキングやジョギング、水泳などが挙げられます。

このように健康的なダイエットをすることでたまった「皮下脂肪=セルライト」も小さくなると考えられています。ただし、部分痩せというのは実際には難しいものです。

狙った部位だけから脂肪細胞を小さくすることはできないと考えた方が良いでしょう。

≪ダイエットがいつも上手くいかない…そんな方はコチラ≫
あなたの生活習慣は痩せやすい?痩せにくい?【痩せない生活習慣】チェック

セルライトは決して消えないものではありません

セルライトは決して特別なものではなく、落とせないものでもないということがお分かりいただけましたか。

基本的には健康的なダイエットをすることで落とせると言われています。

地道な努力がセルライトの除去につながりますので、まずは日々の生活を見直してみてはいかがでしょうか?

(監修:Doctors Me 医師)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス