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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。

10月に入って、インフルエンザ予防接種が医療機関で始まりましたね。例年猛威をふるうので早めの対処をしたいところです。

しかし、妊婦さんや授乳中のかたの予防接種や、予防接種を受けていてもインフルエンザにかかってしまうなどさまざまな疑問を抱えている方も多いのでは。

そこで今回は「2016年版 今年流行のインフルエンザ」と題し、今年のトレンドや予防接種の疑問などを医師に解説をしていただきました。

今年のインフルエンザ予防接種はいつから?

今年のインフルエンザ予防接種は、10月1日くらいから医療機関での受付が始まるということです。

2016年に流行すると見られるインフルエンザ

A-H1N1型

A-H1N1型は2009年に大流行し、新型インフルエンザと呼ばれたもので、1割以上にタミフルに耐性のあるウイルスがいられたということです。

A-H3N2型

2014年に流行した型のインフルエンザでA香港型と呼ばれています。お年寄りや子供で症状が重くなりやすく、大流行しやすい特徴があります。

B型

B型インフルエンザウイルスはB型山型系統か、B型ビクトリア系統の二つのタイプがあり、2015年からは予防接種が4価ワクチンと呼ばれるものに改良され、どちらの免疫も獲得できるものになっています。

予防接種は毎年受けないと効果がない?

インフルエンザのウイルスは非常に遺伝子変異を起こしやすく、大きな遺伝子変異が起こってしまうと予防接種が効かなくなってしまう恐れがあるので、毎年流行を予測して作られた予防接種を受けることが好ましいと考えられます。

予防接種を受けてもインフルエンザにかかる場合

流行株と予測された株が違ったり、身体の免疫力が落ちていたり、子供やお年寄りなどは受けてもかかってしまうことがありますが、症状は軽症で済むことが多いようです。

予防接種は何月に受ければ良い?

例年の傾向を見ると、インフルエンザは12月頃から翌年の3月くらいに流行することが多いこと、また、インフルエンザの予防接種を行ってから大体2週間くらい、効果の発揮に時間がかかることから、11月の下旬から12月の初めくらいに予防接種を済ませておくとよいのではないでしょうか。

【世代別】予防接種を受ける際に注意すべき点

13歳未満

13歳未満の方は2回接種を行うことになっています。

妊娠中

妊婦さんはインフルエンザにかかっても、赤ちゃんへの安全性の面から抗インフルエンザ薬を服用しにくい場合があることから、特にインフルエンザの予防接種を済ませておくことが推奨されます。

授乳中

授乳中でもインフルエンザの予防接種は問題なく行えますし、万が一インフルエンザに感染して赤ちゃんにうつしたりしても大変ですからこちらも是非受けておきたいです。

高齢者

高齢者の方は免疫が落ちているケースも多く、こちらもかかってしまうと重症化のリスクが大きいのでぜひ行った方がよいでしょう。

持病を持っている方

糖尿病免疫不全、呼吸器や循環器などに持病のある方は是非受けておきたいです。

予防接種を受ける際に注意すべきチェック項目

卵アレルギーのある人

□インフルエンザの予防接種でアナフィラキシーショックを起こしたり過去に具合が悪くなった人

□予防接種当日に37.5度以上の発熱をしている人

□何らかの免疫異常を指摘されている人

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医師からのアドバイス

インフルエンザの流行は年によりますが、大流行するとお年寄りなどを中心に多くの死者が出ることもあります。

つらいインフルエンザにかからないために、是非受けられる方は予防接種を受けておきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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