「仕事よりも体のほうが大事だぞ」

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20代前半のころ先輩にかけられた言葉で、今でも心に染み込んでいるものがあります。それは・・・

「仕事よりも体のほうが大事だぞ」

その当時の私は仕事にかける気持ちがとても強く、大事なものを見失いそうな状態でした。

今の仕事で認められたい。休んでいる場合じゃない。無理してでも頑張ることが自分を大きく成長させるという思いが強く、どんなに体が辛くても弱音を吐かないことが美徳だと思っていました。


そんな私に原因不明の痛みが襲ってきました。

その痛みは睾丸が急に赤く腫れあがったことから始まりました。最初は大したことはないだろう、すぐに治るだろうと軽く考えていたのですが、次の日、また次の日と悪化していき、その痛みに耐えるため顔から汗が出てきました。

「おい、それは病院に行ったほうがいいんじゃないか?」

と先輩に言われましたが、抱え込んでいる仕事のことが気になり、どうしようか悩みました。そんな私に先輩は、「逆にそんなつらい状況で職場に来てもらったら困るから行けよ」と言ってくれました。そして病院に行くと・・・

「危なかったですね。もう少し病院に来るのが遅かったら睾丸摘出でしたよ」


と病院の先生に言われました。原因は菌による炎症でした。ちなみに性病ではありません。それから仕事は3日休み、抗生剤入りの点滴治療を行うようになりました。

職場を休んでいる間、仕事のことが気になり仕方がなかった私に先輩は電話をしてきました。

「仕事よりも体のほうが大事だから絶対に無理するな」

体が大事なことぐらいは分かっている私ですが、そうして人に言われることで気持ちよく治療に専念できました。

病院のベッドで横になりながら点滴をしている時間、様々なことを考えました。この抗生剤入りの点滴は抜群に効いたようで、痛みが和らいでくるのが実感できました。

点滴に入っている抗生剤が体に染み込んでいくように、私の心の中に仕事を休めという先輩の優しさが染み込んでいき、心も体も温かいものに包まれました。

そんな私が、かつての自分のように必要以上に頑張ってしまう従業員について、改めて考えさせられたことがあります。

私が他人の個性の中で苦手なもの

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私の職場にいてた完璧主義者

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完璧でありたい気持ちが休むことを拒否しているようでした。

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心配の声をかけた私

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しかし、聞く耳をもっていないようでした。

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お金のためとは別の自己満足したいがための行動に疑問をもつ私

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見過ごせないサービス残業にその都度注意する私

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しかし、何度も注意するのは大変なストレスでした。

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しかし、何事も状況というものは不変ではありません。

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無理は禁物ということを伝える私

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意外と素直に聞いて早めに帰ってくれた彼に思うこと

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そして心からそう思うこと。

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素直に聞いてくれた彼ですが一言だけ、不安な気持ちをぶつけてきました。

「心配で仕方がありません」と。

気持ちは十分に理解できます。自分がいなくて大丈夫なのか?休むことで周りに迷惑がかからないか?という気持ちです。

もちろん、一人が休むと他の人の負担が大きくなりますが、それはお互い様です。心配だから無理をする気持ちは分かりますが、それが本当に他者の気持ちを考えた上での行動なのか疑ってみることが大事です。

必要以上のがんばりは周囲に余計な気をつかわせる。

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任せられた仕事をきっちりしたい。しかし与えられた時間内では満足にできない。かといって限られた人件費の中で自分に与えられる時間だけを増やしてもらうのは難しい。そんな時に・・・

「休日出勤・サービス残業をしてでもやりきりたい」

という気持ちが生まれます。しかし、それがどうしてもしておかないといけないことであれば周囲の納得も得られやすいのですが・・・


自己満足での必要以上のサービス残業は周囲に余計な気を使わせます。

「あの人があそこまで無理をしているのなら私も無理しなくちゃいけないのかな?」

「与えられた時間しか働かない私って、そうじゃないあの人よりも頑張ってないのかな?」


といった気持ちが周囲に生まれ、過重労働につながります。

なので、サービス残業については、「好きでやってますから」と言われても無視することが出来ない問題だと思います。

「好きでやってますから」と言う言葉は、いかにも自分個人だけの問題に聞こえがちですが、自己満足でのサービス残業は、周囲の人を巻き込む問題につながると思うのです。

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ロバート・熊 このユーザーの他の記事を見る

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