記事提供:ORICON STYLE

先日、ファイナルを迎えた『関ジャニ∞リサイタル 真夏の俺らは罪なヤツ』。昨年に続き、2回目となった“リサイタル”は、通常のライブとはひと味違う内容が魅力だ。もっとファンの近くへ。

そんな7人の思いが詰まった公演の意味とは? 8月14日、さいたまスーパーアリーナの模様から、彼らの心意気に迫る。

生声で宣誓、ドームで集客できる彼らが敢えて選ぶ“リサイタル”

「我々関ジャニ∞一同は、アイドルマンシップにのっとり、あのギラギラした太陽にも負けないぐらいのパッションで、お前たちの熱視線を、ガッツリバッカバカと、罪なぐらいに奪い去ることを誓います!」

そんな丸山隆平の宣誓で幕を開けた『関ジャニ∞リサイタル 真夏の俺らは罪なヤツ』。2年連続となる関ジャニ∞のリサイタルだが、なぜ“コンサート”や“ライブ”という言葉を使わなかったのだろうか。

昨年、彼らは地方都市の公演で、観客との近さを重視した会場を選択したかったから、と言っていた。ドームツアーを満員にする集客力を持ちながら、ファンとの距離感を大事にする、彼らの心意気が伝わってくる。

丸山の宣誓もマイクを使わず、生声を絞り出したサービス精神にあふれたものだった。

意外な曲も披露、7人のサービス精神も思い切り発揮

この日の公演は、関ジャニ∞らしくノリの良い「罪と夏」からスタート。2曲目、「一秒KISS」のイントロが流れると、会場からは驚いたような歓声が沸き上がった。

2009年にリリースされたアルバム『PUZZLE』に収録されていた楽曲だが、ファンからは人気ながら、もうライブでパフォーマンスすることはないだろうと思われていた曲だ。

このような選曲からも、彼らがファンの声をしっかりと受け止めていることが伝わってくる。曲中では、トロッコに乗った大倉忠義がクールな投げキスを放ち、大きな歓声が上がっていた。

円形ステージの上で歌った「キング オブ 男!」では、渋谷すばると錦戸亮が照れながら手を組んだり、丸山が横山裕にいきなりキスしそうになったり(未遂)と、彼らの仲の良さとサービス精神が際立つ瞬間だった。

「Dear summer 様!!」の前には、大倉の「夏がきちゃったぜ」という掛け声に、「オレを好きにしていいんだぜ!」と返す安田章大。大倉が安田をハグしてを歌い出す、という場面も見られた。

この後のショートMCでは、渋谷が「ポケットに携帯を入れたまま出てきた」と告白。村上信五が、「えらい踊りにくそうにしたもんな(笑)」と言うと、渋谷も「今日はホーム感でやっていこうと思う」と、うっかりを逆手にとって約束。

また横山は、「丸山くんがキスをしてきたから、感情がぐちょぐちょです」と、ちょっと照れた表情で観客を笑わせた。

SMAPの名曲を2曲披露、関ジャニ∞の心意気を感じる

次のコーナーでは、安田が主催する“YASUDA-LAND”に6人を招待して、それぞれのメンバーがジャニーズメドレーをアトラクションのようなパフォーマンスで見せるのが趣旨。

SMAPの「BANG!BANG!バカンス!」では、村上からガッツリ肩を組まれ、驚いた表情を見せる横山。NEWSの「SUMMER TIME」では錦戸も熱唱し、感慨深いものを感じさせた。

続いて、村上&安田による「HO!サマー」(タッキー&翼)、そして大倉&横山の「ジェットコースター・ロマンス」(KinKi Kids)と、レアなコンビで熱唱。これもリサイタルだからこそ観られる組み合わせかもしれない。

続いて、SMAPの曲としては2曲目となる「夜空ノムコウ」へ。今の時期、何かと話題になっているSMAPの曲を2曲も入れる心意気に、ファンも拍手喝采。最後は村上がサングラスをかけ“KING”姿になり、「台風ジェネレーション」(嵐)でラップを披露すると、ジャニーズメドレーはおおいに盛り上がり、終了した。

“モンハン”主題歌の新曲、そして松竹座時代からの懐かしい曲も

バラエティ『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)の企画をはさみ、続いて新曲「パノラマ」(10月12日発売)へ。

アニメ『モンスターハンターストーリーズ RIDE ON』(フジテレビ系)の主題歌である同曲は、開放感や疾走感を感じさせる力強い曲。この曲で、一気にライブモードへと戻ると、「前向きスクリーム!」「噂のオトコマエイト!」へ展開。

メインステージに戻った彼らが手にしたのは、それぞれの楽器だ。そう、ここからがバンド・関ジャニ∞の真骨頂である。錦戸と安田の共作曲「Your WURLITZER」では、横山がすっかり馴染んだトランペットを担当し、新たな彩りを添える。

続く「Do you agree?」は、グループの初期、松竹座で活動してた関ジャニ∞が大切にライブで歌ってきた曲だ。かつてよりずっと重みを増したこの曲は、熱さをはらみながら、大人っぽい渋ささえも感じさせる。

時を経て、バンドとしてレベルを上げたメンバーによる演奏に、会場はおおいに沸いた。

「しんどいこと苦しいことを乗り越えて、また一緒に――」

錦戸が「人間、ホンマに一番大事なものって、コレよね」と語り、「愛でした。」を披露すると、すべての曲は終了。

村上は最後に、「まさか(リサイタルが)2回目できると思ってなかったので、僕たちが頑張れば、3回目のリサイタルができるんじゃないかなと思っております。

でも、僕らの頑張りだけでは足りませんので、みなさんも日々、しんどいこと苦しいことを頑張って乗り越えていただいて、またこうやって一緒に楽しく遊べる時間を共有したいと思います。今日はホントにありがとうございました」と挨拶した。

アンコールで再び登場し、「無限大」をファンと一緒に歌った関ジャニ∞。ただ、ステージと観客が近いだけではない。どこまでも心の距離も近づけて、ひとつになって、この日の“リサイタル”は幕を閉じた。

自らの思いをしっかりと形にする、関ジャニ∞らしい心意気を見せた公演だった。
(文/今 泉)

コーナーPICK UP!横山が暑さのあまり倒れる!?その真相とは……

ジャニーズメドレー前と半ばに挟まれた“YASUDA-LAND”のコーナー。「ジェットコースター・ロマンス」が終わったところで、“YASUDA-LAND”支配人の安田が登場。突然、「クイズの館です」と言い出す彼に従い、みんなでクイズに答えることに。

少年隊の「湾岸スキーヤー」を使ったクイズが展開する中、「しんどいから休んでいた」というのは横山。だが、なんとその横山がクイズで優勝し、賞品としてファーコートが贈られる。

だが、「熱くてしんどいって言ってるのに、こんなの着て踊ったらフラフラになるって……」とグチる彼。照明が暗転し、安田が作詞作曲した「Dye D」で格好良く踊り始めるが、渋谷が「♪Never let you go~」と歌うと、フラフラ状態だった横山がついに倒れてしまう……。

やはりファーコートが良くなかったのか。倒れた横山を前に、「ヨコ、どうした!」と駆け寄るメンバー。会場もざわつくが、渋谷が「“Never let you go”じゃなくて“熱中症”やないか!」とネタを明かし、クイズコーナーからの壮大な(?)振りだったことが発覚、会場も大爆笑に包まれた。

何度かこのくだりを繰り返して再び歌いだすも、今度は村上が倒れる小芝居をはさむなど、関ジャニ∞らしい笑いを交えたステージとなった。

コーナーPICK UP!『関ジャニ∞クロニクル』コーナーで“奇跡”を実感?

ジャニーズメドレーが終了し、全員がステージを後にすると、モニターに流れたのは楽屋での映像。ここでバラエティ『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)の人気コーナー“いきなりドッジ”が突然、スタート。

番組の企画をステージで再現してしまうのも、リサイタルだからできることかもしれない。結局、横山にボールを当てられた村上が、罰ゲームとして恐竜になりきり、ステージ上を駆け回るハメに。

続いて、渋谷&安田&丸山の関ジャニチームと村上&錦戸&大倉のエイトチームに分かれて、“イケメンカメラ目線”コーナーがスタート。チーム内で決めポーズ写真を撮影し合い、いかにイケメンに撮れているかを競い合うゲームだ。

渋谷は錦戸を撮影するが、仕上がりを見ると「彫が深すぎて目が見えない、真っ黒や!」と一言。錦戸が撮影した村上の写真を見たメンバーは、「山に住んでる鬼みたい」(大倉)、「アシュラマンや!」(渋谷)と口々にツッコミを入れる始末。

最終的にはエイトチームの勝利となったが、村上だけはあまりの自分のブサイク写真に、へこんでしまう一幕も。大倉も「普段出てる雑誌って奇跡なんや、オレら(笑)」とポツリともらしたのだった。

SET LIST<8月14日 さいたまスーパーアリーナ>

1. エイトエイター Oh!
選手宣誓(丸山)
2. 罪と夏
3. 一秒KISS
4. キング オブ 男!
5. Dear summer 様!!
6. ジャニーズメドレー
a. BANG!BANG!バカンス!(SMAP)
b. SUMMER TIME(NEWS)
c. HO!サマー(タッキー&翼)
d. ジェットコースター・ロマンス(KinKi Kids)
e. 湾岸スキーヤー(少年隊)
f. Dye D?(関ジャニ∞)
g. 夜空ノムコウ(SMAP)
h. 台風ジェネレーション(嵐)
~関ジャニ∞クロニクル企画~
7. バッキバキ体操 第一
8. パノラマ
9. 前向きスクリーム!
10. 噂のオトコマエイト!
11. Your WURLITZER
12. Do you agree?
13. 愛でした。
EN. 無限大

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス