・病院に行く勇気があるか

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アナタは子宮がんや卵巣検査のために医療機関に行く勇気はありますか。
乳ガンについては近年テレビの報道やピンクリボン活動などで一般的な認識が広まってきましたが、子宮などの下半身に起こりえるガンについては、まだまだ若い人たちの多くは検診を受けに医療機関に行くことを「恥ずかしい」と思っている方も多いのが現状です。

そのため、子宮がんや卵巣がんなどの婦人科ガンは「サイレントキラー」(沈黙の殺し屋)と呼ばれており、本人が知らないうちにガンが進行してしまうことも多いのです。

・婦人科ガンへの認識を高めるために撮った写真

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そんな中、スーパーモデル・女優であるイギリスのカーラ・デルヴィーニュさんがイギリス婦人科がん基金「レディ・ガーデン・キャンペーン」に参加し、ある1枚の写真を撮影しました。
その写真が彼女のインスタグラムにアップされると、たちまち話題となりメディアでも取り上げられ反響を呼びました。

・カーラ・デルヴィーニュさんのプロフィール

カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne )はイギリスのファッションモデル、ソーシャライト、女優、歌手。
2011年、「バーバリー」のキャンペーンに登場。当初は他のメゾンのランウェイには登場しなかったが、徐々に活動の幅を広げ、「シャネル」、「H&M」などのキャンペーンを務める。また、「オスカー・デ・ラ・レンタ」、「ステラ・マッカートニー」、「ヴィクトリアズ・シークレット」など多数のランウェイを歩く。

2012年と2014年に、ブリティッシュ・ファッション・アワードのモデル・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。
演技の道にも意欲を示しており、映画『 アンナ・カレーニナ』(2012)のソロキナ嬢役で女優デビューして以降、継続的に出演している。2015年5月には歌手テイラー・スウィフトのミュージックビデオ「Bad Blood」に Mother Chucker 役で出演している[4]。

出典 https://ja.wikipedia.org

様々なブランドで活躍をしているイギリスの有名モデルさんです。クールなまなざしが魅力的なセクシーなモデルさんですが、「ふなっしーロンドンプロジェクト」でふなっしーとも共演した実績もあります。

「膣についてオープンに話すことをタブーにしないで」

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「レディ・ガーデン・キャンペーン」の「レディ・ガーデン」は英語のスラングで女性の陰部を意味します。このキャンペーンは「16〜35歳の女性の3分の1は、恥ずかしくて、婦人科がん検診を受けない」という調査結果に基づき始まりました。

カーラさんはこのキャンペーンのサポーターとして活躍しており、サンデー・タイムズ・スタイル紙に以下のように話しました。

「膣についてオープンに話すのがタブー視されていますが、それを変えたいです。だって自分の身体ですもの。美しい。自分の体は他の人と違うと思うこともあるかもしれませんが、どんな身体も美しいはずです。恥ずかしいと思う必要はない。」

・ひまわりの花

出典 https://www.instagram.com

そして彼女はある一枚の写真をインスタグラムにアップしました。
上半身は「レディガーデン」と書かれた服を着ており、服をめくって下半身を見せている写真です。そして、一輪のひまわりの花がそこには飾られていました。この写真は、自分の身体は恥じるようなものではない、美しく守るべきものであるというメッセージが込められています。

・この斬新な写真に100万以上のいいね!

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斬新かつスタイリッシュな写真で、婦人科ガンの検査の重要性について多くの人に知ってもらおうとするカーラさんの姿に多くの方が共感されました。

・動画もあります

出典 https://www.instagram.com

同じようにレディガーデンキャンペーンの一環として撮影された動画もありました。現在320万再生されています。
上着をめくるところから動画は開始されます。

・めくっていくとあらわれたのは

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・やはり花

出典 https://www.instagram.com

先ほどの写真ではひまわりでしたが、こちらは椿のような赤い花でした。

『SILENT NO MORE』(これ以上沈黙はいらない)

動画の最後に添えられていたメッセージは「SILENT NO MORE」。サイレントキラーと呼ばれている婦人科ガン、早期に医療機関へ受診する女性が増えれば、沈黙を保ったまま病気が進行することも減少するはずです。サイレントキラーという言葉を失くしたいという意思が伝わってくるメッセージでした。

「自分の身体は自分のモノ」

彼女は他にもインスタグラムで女性の身体を大切にすべきだとメッセージを送っている投稿をされています。今回のキャンペーンに参加していることに対しても「こんなに大切な問題の関心を高める活動に参加できて、とても嬉しい」とおっしゃっています。

・日本ではどうなのか

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では、日本では婦人科ガンはどういった傾向にあり、どういった検診をおこなけばいいのかご紹介したいと思います。

・婦人科ガンとは

女性だけが発症するがんとして、「子宮がん」と「卵巣がん」があります。
また、乳がんも発症するのは99%が女性です。

出典 http://www.atanaha-clinic.com

婦人科ガンのほぼ女性だけが発祥するガンの総称で、代表的なものは、「乳ガン」「子宮ガン」「卵巣ガン」の3つがあげられます。

・婦人科ガンの死亡率

出典 https://jsgo.or.jp

検診に積極的に行くようにという声が強まっている乳ガンと比べ、子宮がんと卵巣ガンは死亡率は低いですが、近年死亡率が増加傾向にあることはどのガンも変わりはありません。。

・検診に行くタイミング

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乳ガンは30歳以上の方は1年に1度の検診が推奨されていますが、子宮がんは2年に1度程度が良いというデータがあります。

子宮がん検診は、住民健診や子宮がん検診クーポンの配布といった、自治体などが行う公的検診の場合「2年ごと」と設定されているケースが大半です。この「2年間隔」という数字には根拠があり、子宮がん検診において細胞診・HPV検診共に陰性だった場合、3年以内に子宮がんを発症する可能性はごくわずかだということが分かっています。

出典 http://www.sikyuugan-info.com

検診と検診の間の期間にガンが発生する可能性も0とは言えませんが、定期的に検査を受けることで発見を漏らすリスクがグンと減ると言われています。

・検診の内容

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では実際の検診の内容はどういうモノなのでしょう。

・調べるのは、子宮、卵巣、乳房の3か所

婦人科で検査する臓器とは、一口でいうと「女性特有の臓器」、つまり、子宮、卵巣、そして乳房です。
乳房は厳密にいえば、乳房の中にある乳腺を検査します。
これらの臓器にはいずれのがんが発生する可能性があるのです。
しかも、卵巣は細胞分裂が盛んなため腫瘍ができやすく、子宮の入り口にできる子宮頸がんは20代~30代が一番発症しやすいでしょう。

出典 http://www.atanaha-clinic.com

この3か所の検査方法はそれぞれ異なります。

・子宮は細胞接種、卵巣は超音波検査、乳房はマンモグラフィー

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子宮は細胞接種を行うため、特殊な器材に座り検診を受けます。卵巣は体の奥にある臓器なので子宮のように細胞接種が出来ません。そのため超音波検査、MRI、血液検査などを粉います。乳房は直診やマンモグラフィー、エコーなどを行います。

・子宮ガン検診について

子宮頸がんや子宮体がんの検査は子宮から細胞の一部をとって、がん細胞の有無を調べます。
細胞の摂取方法は、膣から綿棒などの器具を入れて子宮の内壁から細胞をこすり取るのです。今は医師をはじめとしてスタッフ全員が女性という婦人科も多いですし、下半身はカーテンやバスタオルでしっかりとかくして行いますから、どうかリラックスして検査を受けてください。

出典 http://www.atanaha-clinic.com

・卵巣ガンの検診について

.検査と診断 卵巣は骨盤の奥にあるので、子宮と違って、直接細胞や組織を採取することはできません。診察時、卵巣が腫れていれば、経膣超音波検査を行い、さらにくわしく調べるために、MRIや腫瘍マーカー(血液検査)を行います。そして最終的には、手術により卵巣を摘出して、初めて組織学的にがんと診断されます。

出典 http://www.fujinkahifuka.jp

検診の内容、オプションは医療機関によって異なります。お近くの病院、レディースクリニックなどにお問い合わせください。全員女性スタッフだという医療機関も最近は増えてきており、より安心して検診を受けられるような配慮が進んでいます。

・サイレントキラーは卵巣ガン

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3つのガンの中で、特に「サイレントキラー」という代名詞がついているガンは卵巣ガンです。

 卵巣は骨盤の奥深くに存在するため、卵巣がんはかなり大きくなるまで、症状が出にくいといえます。卵巣がんは、自覚症状もなく進行し、下腹部痛や、下腹部膨満感、下腹部のしこりといった症状が出た時には、かなり悪化していることが多いので、サイレントキラー(沈黙の殺人者)といわれています。また、卵巣は2つあるため、片方にがんが発生しても、もう片方が正常に機能していれば、月経異常や、不正出血などの症状も見られないため、発見が遅れがちになります。

出典 http://www.fujinkahifuka.jp

乳ガン、子宮ガンに比べ認知度が低いかもしれませんが、これを機会に卵巣ガンのについてもチェックしてみてください。

・検診に行くときの注意

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最後に、検診に行く際は大きく気を付けることが2つあります。
・生理中は避ける
・スカートをはいていく

子宮ガンと卵巣ガンの検診は生理中に受けることは出来ません。(乳ガン検診も生理前は胸が張るので検診を避けるようにと勧める医療機関が多いです。)また、スカートをはいていくことで、スムーズに検診を受けることができるでしょう。

・いかがでしたか。

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カーラさんの活動をきっかけに、多くの女性が婦人科ガンについて興味を持ち認識を広まってきています。日本も例外ではありません。
検診に行くことや、婦人科の病気について話し合うことについて「恥ずかしい」と思う女性が減り、結果として多くの方の健康を守れる社会になっていくことを願います。

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