記事提供:キングコング西野 オフィシャルダイアリー

昨夜は幻冬舎の袖山さんと絵本『えんとつ町のプペル』の(おそらく)最終調整。

表紙に使う紙をテカテカのやつにするか、ザラザラのやつにするか…その他もろもろの確認。

えんとつ町のプペル』の初版部数は、3万部。

「1万とかにしたら絶対に殺しますよ」という脅迫が無事に成功したのだ。

絵本は5000部とか、1万部で「ヒット」と言われるような世界なので、初版3万部は、かなり、か~なり頑張ってくださった。ありがたい。

ちなみに『えんとつ町のプペル』は予約販売だけで、まもなく1万部を突破する。

そう考えると、3万部は少ないような気もしてきた。殺してやろうかな。

冗談はさておき、担当編集の袖山さんと、舘野さん、そして、処女作からずっと僕のワガママを聞いてくださっている幻冬舎さんには感謝しかないのである。

キチンと恩返ししたいので、『えんとつ町のプペル』は一人でも多くの人に届ける。

その為にやれることは、全部やる。

絵本の『帯』の有無は最後の最後まで悩んだ。

表紙は絵を前面に出すことに決まっていた。

絵は言葉よりも遥かに伝達速度が速く、また雄弁なので、『全米が泣いた!』などという帯文で、絵の面積を潰してしまうのはいかがなものか?と思ったが、そこで食い下がったは袖山さん。

「帯は付けましょう!」と吠え、何パターンも、何パターンも出してくださり、その都度、「ダサい!」「言葉に酔ってる」という僕からの罵詈雑言に耐え、ついに帯を巻くことになった。

僕は『えんとつ町のプペル』の表紙に『にしのあきひろ』という名前を入れたくなくて(ダセーから)、「ならば、帯にだけ名前を入れて、いつでも取れるようにしましょうよ!」と提案され、「じゃあ、帯は必要だな」と気持ちが揺らいだ。

決定打は帯の裏面(裏表紙にくる部分)である。

普通なら、ここには作品の魅力を「これでもか!」というほど詰め込むのだが、袖山さんからの提案で、ここはメッセージボードにした。

父から子へ。子から父へ。大切な友人へ。大切な恋人へ。

えんとつ町のプペル』が、日頃の感謝を伝えるツールとして機能すればいいと思った。

だから、帯はテカテカの紙ではなく、鉛筆でも字が書けるようにザラザラの紙を選んだ。

作品の魅力なんぞ、わざわざ帯に書かなくとも、絵本を開いてもらえばわかる。

物語のど真中に流れているテーマが『プレゼント』なので、『えんとつ町のプペル』は、この帯をもって完成した。

これに伴い、現在、大爆発中のクラウドファンディングのリターンを追加しました。

追加したのは、『お誕生日メッセージ&イラスト付き【えんとつ町のプペル】』

作者である僕が、絵本の中表紙に『○○さんへ』と、リターンを購入された方から指定されたお宛名を書いて、メッセージ&イラストを描いて、お届け。

リターンを購入された方は、外に巻いている帯のメッセージボードに日頃の感謝の気持ちを書いて、妻や、夫や、親や、子や、友や、恋人にプレゼント。

何度も言うが、『えんとつ町のプペル』がプレゼントとして機能すればいいと思った。

ここまで、それっぽいことを書いたら、さすがに買ってくれるだろう。100人に一人ぐらい「ああ、西野さんの発想ってステキ…」となってくれればいいのだ。

私は今、100人に一人のアホに期待をしている。

100人に一人のアホよ。そのまま考えを変えることなく、買ってくれ。



キングコング西野の個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい。

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