ネットやテレビで話題のニュースに関して、編集部が独自の切り口で取材調査をする「ソコ行く!?ソレ聞く!?取材班」のコーナー。今回も興味深いお話を伺ってきました!

国内最大級のグルメレビューサイト「食べログ」。飲食店に足を運ぶ前に利用する方も多いですが、9月上旬、同サイトに点数操作疑惑が持ち上がりました。

しかし実際にお店に足を運んでいる人が書いているコメントなので、全く価値がないということはないはず。「食べログ」への不信感が高まるなか、3000以上ものレビューを投稿しているはちもぐさんに、レビューについての熱意やどうすればうまく使えるのかなど、お話を伺ってきました。

レビュアーから見る“点数操作疑惑”

出典Spotlight編集部撮影

ーー率直に今回の騒動についてお聞かせください。

はちもぐさん(以下、敬称略):ショックですよね、やっぱり…。

点数に関して「やらせじゃないんですか」っていう声は以前からあるんです。でも、「食べログ」の名誉のために言っておきますと、2度訪れた「食べログ」主催のオフ会の説明文を読むと「オフ会を開くことで、きちんと実在する人間かどうか確かめています」という項目があったりするんですよ。だから「食べログ」に書いてあるレビューのほとんどはきちんと人が書いたものであるはずです。

「食べログ」は病気がきっかけで始めた

ーーそもそも始めようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

はちもぐ:数年前に慢性糸球体腎炎という腎臓の難病になってしまったんです。病院に入院となると塩分もたんぱくも水分も、食事制限が厳しくて…。

病気になるまでは食べることに対して、特に何も考えてこなかったんですけど、病気が和らいでから食事をすると、改めて「食べることはすごく嬉しいことなんだな」としみじみ感じました。

一食にかける想いの強い人を助けたい

出典Spotlight編集部撮影

はちもぐ:ゆくゆくは人工透析(血液浄化療法)になると医者から言われています。人工透析になるまでの期間が決まると、1日3食食べられると仮定して、まともに食事できるのは、あと何回だって、ある程度は計算ができちゃうんです。

人より食事の回数が少ないんだとしたら、もう一食入魂」なわけですよ。絶対に食事で失敗したくない。どうせ同じ金額で食べるんだとしたら、美味しいものを食べたいと、まずはレビューを読む側として「食べログ」を使い始めました。

でも、いざ「食べログ」の評価をあてにして行っても、味がイマイチだったり、「お店の雰囲気がアットホーム」と書いてあったのに、実際は店員さんがすごく冷たかったりとかレビューと現実の差にぶち当たりました。

そういった違和感から、「私のように“一食入魂”の人がサイトを参考にお店へ行って、ガッカリしたらかわいそうだ」と思ったんです。「食べログ」に投稿を始めたのは、誰に頼まれたわけでもないけど、同じように一食にかける想いの強い人を助けたいという使命感です。(笑)

「食べログ」は“人生の記録”

はちもぐ:2010年ごろに発症した病気を機に開始した「食べログ」はもう人生の記録にもなっています。

もし私がいなくなっても、旦那や子供が食べログのレビューに私を見つけたら絶対嬉しいと思うんですよね。
「こんなもの食べてたのか」って後で思い出してもらえる。だから家族のためにお店のことを記録している部分もありますね。

強い想いが反映された日々の努力

出典Spotlight編集部撮影

ーーそれだけ強い想いがあるということは、何か普段のレビューでも努力していることはありますか?

はちもぐ:私は田園都市線付近をメインにレビューを書いてるんですが、例えば、まつ毛エクステをするサロンが池尻大橋だとしたら、三軒茶屋で降りて池尻のサロンに行って、終わったら渋谷まで歩いて、渋谷から電車に乗って帰ります。

どれだけネットが発達しても、自分の足を使って、自分の目で見てみないとわかりませんよ。有名店やチェーン店のオープン情報はネットに掲載されますが、個人店のオープン情報は絶対に掲載されません。だから、自分で歩いて見つけます。行きと帰りで、通る道を変えたりしています。

基本的には行ったことのない店を中心に回っていますが、旦那とは近所の行きつけの居酒屋に行ったりします。ただし、メニューは毎回変える。そうすれば、いずれはメニューを制覇できますから。

ほかにも、テラスがあるお店であれば、冬でもテラス席を選びます。写真を撮るうえで、自然光のほうが、料理の見栄えが良くなるので。

ファミレスでもママ向けの情報はレビューする

ーーファミレスのレビューも書いたりするんですか?

はちもぐ:自分から進んでは行きませんが、打ち合わせなんかで行って写真が撮れるなら撮りますし、投稿もします。たとえばマクドナルド。味はどの店舗でも変わらないとしても、プレイルームがあるのかとか、子連れの女性は気になるはずだし、そういう情報はレビューに書きますね。

また、イタリアンのお店なんかは、いまはどこも完全禁煙が多かったりするので、禁煙なのか分煙なのか。分煙だとしたら、喫煙席はガラスで囲まれているのか、ちょっとした仕切りだけなのか。私は昔吸っていたのでどちらの気持ちもわかりますし、初めて行く人のためにきちんと書きます。

いいお店を探すコツは、自分の舌に合うレビュアーを見つけること

出典Spotlight編集部撮影

最後に、「食べログ」を使い倒しているはちもぐさんに、上手な「食べログ」の使い方を伝授していただきました。

ーーきちんとレビューを書いている人も多いとはいえ、「食べログ」の星は信じられないという声があります。どうすればいいお店が見つかるのでしょう?

はちもぐ:
自分の舌に合うレビュアーを見つけるのが1番ではないでしょうか。味覚はそれぞれ違いますし。

自分が行った店のレビューを見て、美味しいまずい関係なく、同じ感想を持った人は、自分と舌の合うレビュアー。今度はその舌の合う人の他の投稿を参考にしてお店を選んでみるといいと思います。

今回取材に協力していただいたはちもぐさんは、ブログや、Instagramなどで、美容やファッションの情報も発信しています。気になった方はチェックしてみてください。

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