記事提供:CIRCL

1990年代に生まれたアメリカ人はミレニアルズと呼ばれている。そんなミレニアルズの中でも1990年代前半に生まれた人の特徴についての調査が発表された。今の20代前半、日本で言うと、1987年生まれ以降のゆとり世代と被るような世代である。日本のゆとり世代と比較しながら見てみよう。

ミレニアルズは「尻軽」?

現代のスマホのはしりとも言えるiPhoneの初代が発売されたのが、2007年。ミレニアルズの青春時代はスマホとともにあり、出会い系のアプリなどで比較的簡単に恋愛が楽しめる彼らは、簡単に男女の関係を持つのではないかと考えられていた。

しかし、フロリダアトランティック大学の精神学者であるシェルマン博士によると、この考えは大きな間違いであるようだ。

ミレニアルズは性的なパートナーを持たない傾向

彼のチームによる調査では、1990年代前半生まれの15%が、18歳になって以降一度も性的なパートナーを作っていない。この割合は1960年代生まれではたった6%であったことを考えると非常に高い数値である。

このようにミレニアルズの性的な活動は非常に低いことが特徴なのであるが、男性よりも女性、黒人よりも白人、大学卒よりも高卒の方がこうした傾向が強いという研究結果が出ている。

さらにミレニアルズは、社会的な行動を起こすのも遅い傾向にあるようで、20代前半で車の運転免許を取ったり、給料をもらうために働いたりする人たちの割合は、1980年代生まれに比べて低い(※1)。

日本のゆとり世代も同様の傾向

これらの傾向は日本でも同じようである。一般的にゆとり世代は、意欲が低く、ドライであると言われている(※2)。

また、国立社会保障・人口問題研究所による、20~24歳時の性体験の経験率は、2002年(1980年代生まれ)をピークにゆとり世代では下がってきている。ただし、性体験の経験率の男女差は縮まってきており、女性の方が性的に不活発になってきているというアメリカの調査との矛盾もある(※3)。

性教育・ポルノ・SNSなどが影響か

性的な活動が不活発になっている理由として、性教育や性感染症への知識、簡単に手に入るバラエティ豊富なポルノ、性的活動の定義の違いなどによるものと考えられている(※1)。

また、SNSの普及に伴い、フラれたらみんなにばれてしまうとか、SNS上のつながりで十分と考えている人も増えているのかもしれない(※4)。

いつの時代にも若者は「新人類」などと言われ、昔の世代と比べられる。1990年代生まれのアメリカのミレニアルズ、日本のゆとり世代はどちらも草食化してきているようだ。変化の激しい現代で、2000年代生まれの「21世紀人」もまたさらに変わっていくのだろう。21世紀人の三大欲求に性欲は残っているのだろうか。

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