カナダ・モントリオールの市議会で

カナダ・モントリオール市の市議会議員たちは、数千匹のピットブル系の犬たちに対して死刑執行命令に署名しました。

2016年9月27日(火)の同市議会にて、危険犬種法にて、ピットブルだけでなくピットブル系の犬たちに対しても所有を禁止し、殺処分することに過半数以上が同意したことで、新たな品種特異的立法が成立しました。

悲痛な法律が成立!モントリオール在住のピットブル系の犬すべてが処分されます。彼らがどんなに大切な家族であろうとも。。取り上げられ殺されます。こんなバカなことが許されてはいけません。

より厳しく取り締まる法律

これまでは危険犬種法によってピットブルと定められていた犬種に対しての所有が禁止、発見された場合は、たとえ飼い犬であっても強制連行され殺処分されていましたが、この新しい法案の通過によって、ピットブル系のすべての犬たちに対して取り締まられることが決定したのです。

モントリオールの人々に対して心が痛みます。彼らの家族でもある愛犬を取り上げて殺処分する法律を作るなんて。。

法律が制定される日までに飼い主が決まらないピットブル系の犬たちは殺処分

法案制定開始までに、モントリオールのアニマルシェルターにて所有者が決まっていないピットブル系の犬たちに関しては、殺処分されることになります。

ピットブル系の犬に対する新しい所有権を禁止する条例は、火曜日に市議会によって通されたので、2016年10月3日(月)から開始になります。

なので、10月3日からは、シェルターで保護しているピットブル系の犬たちはもう譲渡できなくなります。10月3日以降にモントリオールのシェルターに残っているピットブル系の犬たちはすべて殺処分されてしまいます。

モントリオールのSPCAでは、この新しい法律で「ピットブル似の犬たち」を新たに殺処分のターゲットに加えることに対して違法として、ケベック州最高裁判所に上告します。

一部の犬たちはモントリオールの外に脱出させることが決まっています

モントリオールのシェルターに収容されているピットブル似の犬たちの一部は既に法案開始までに、モントリオールから脱出させ、市街の他の施設に移されることが決まっています。彼らはこのような犬種固有の法律が制定されていな西部の州の受け入れが可能なシェルターに移されます。

SPCAはモントリオール市のこのおバカな新しい法律と闘うつもりです。

なんの効果も、意味もない法律

「犬たちに対して、このような法律を作ることは、なんの意味もありません。でも市議会はただ、これらのナンセンスな法律を強制したいだけなのです。それは、たくさんの問題を今後抱えることになるだけです。」とこの法案がいかに意味のないバカげた法案なのかを、これまでにピットブルの脱出を組織してきたウイリアムズ・キャロリンさんは主張しています。

ピットブル系の犬たちの譲渡が禁止されます。

反対運動

すべての市議会議員がこの法案に賛同したわけではありません。火曜日の投票では、この法案に対して反対する議員たちは、激しく議論を展開しました。

こういう無意味で無慈悲な法案をモントリオール市で通したことで、各地で反対運動が起き始めました。

著名人や愛犬家、動物愛護団体などが、世界各地で反対運動を始めました。

写真には、‘モントリオールでの魔女狩り(ピットブル狩り)は止めろ!‘と書かれています。罪のない犬たちを殺すようなバカげた法律に対して反対します。

ケベックの獣医たちが苦情申し立て

ケベックの獣医たちは、彼らが犬を安楽死させるかどうかを選択する権利を持っているとして、この強制的な新しい法律に対して苦情を申し立てました。

「獣医はこれらの健康な動物たちを専門的に、道徳的に、倫理的に、安楽死させるために存在しているのではありません。」

獣医は健康なピットブルたちに対して安楽死させることを断る権利を持つとして抗議しています。

殺処分から逃れるために飼い主が守らなければならないこと

モントリオール市でのピットブル系犬たちすべてに対して

・外出時には常に口輪をすること(絶対に外してはならない)
・1.25メートルのリードを必ず使用すること
・$150(約11,630円)の登録料を支払うこと

これらすべてを守らない場合は、殺処分されます。

モントリオールでピットブルとピットブル似の犬を飼っている人たちは、愛犬たちを外出させるときには口輪を付ける習慣をつけなければなりません。

新しい法律が作られた理由

今回の新しい法案は、今年6月にバッグヤードにて犬によって殺された女性の事件が起きたために、発案されたものですが、その時の犬がピットブルであったかどうかもまだ定かではありませんでした。現在DNA検査の結果待ちの状態です。

今回の法律に対して反対した議員は、「その女性が飼い犬をコントロールできなかったために起きた個人的な事件」として、それによってすべてのピットブル系の罪のない犬たちが処罰されるべきではないとしています。

3か月前、モントリオールの自宅敷地内にて犬が女性をかみ殺す事件が起きたために発案されたものでした。

定められた義務を1つでも怠れば殺処分

新しい法律の下では、ピットブル系の犬たちを所有する人たちすべては、犯罪歴のチェックを受け$150の犬の登録料を払い、犬に対してはマイクロチップ装着とワクチン接種を義務付け、外出時の口輪装着と定められた長さのリードをすることが必須となります。

そして、低所得者やホームレスの人たちがそれらの義務を果たせなければ、彼らの犬たちは押収され、殺処分されなければならないとしています。

カナダのモントリオールでは法律によって犬たちが差別を受けます。

周囲地区で連鎖反応が起きる可能性も

悲しいことにモントリオールでこれらの犬たちに対する新しい法律が実施されることで、その周辺の地区の法律も変わる可能性を秘めています。連鎖反応が起きてしまいかねません。モントリオールでの法案開始後に各地で後を追うように発表される可能性があります。

モントリオールの数千頭の犬たちが殺すと脅迫されています。

家族たちの涙

「オンタリオ州では、11年間もピットブルなどの危険犬種法(breed-specific legislation 通称:BSL) によって無実の犬たちの命を数えきれないほど奪ってきました。それによって何も得るものはありませんでした。あったのは、突然、愛犬を奪われ殺された家族たちの涙です。モントリオールでも同じことが起きるでしょう。」とClare Forndran of Dog Tales Rescue and Sanctuary(クレア動物レスキューサンクチュアリ)はプレスリリースで述べました。

モントリオールでのピットブル系の犬たちの弾圧が行われることはとても悲しいです。私たちはすべての犬たちに対してこのような分類をすべきではありません。すべての犬たちは生きる権利を持っています。

モントリオール市に対する反対の署名活動

まだ私たちは戦えます。終わっていません。

現在、ピットブル系の犬たちへの弾圧に反対申し立てを行うために、モントリオール市議会に提出する署名活動が行われています。

メールで意見することも

また、モントリオール市に対して直接、この件をどう感じているかメールすることも可能です。

最後に

これまでにもピットブルに対する弾圧は、たくさん記事を書いてきましたが、この魔女狩りみたいなピットブル狩りが、減るどころか、新たにもっと厳しい法律を作ってしまうなんて。。。ショックです!まだそんなことを積極的にやっている市があるということに。。

確かに女性が犬によってかみ殺されたようですが、それはその犬とその女性との問題であったはずです。他の犬たちとその飼い主たちは無関係のはず。。それなのに、いつもピットブルというだけで差別され迫害に遭ってしまいます。

健康で何も悪い事をしていない犬たちがどうして犬種だけで殺されなければならないのでしょうか?こういうことを人間がしてしまうというのは、とても悲しい限りです。

参考資料

この記事を書いたユーザー

さくらまい このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。

得意ジャンル
  • 話題
  • 動物
  • 社会問題
  • 美容、健康
  • コラム
  • 感動
  • ニュース

権利侵害申告はこちら