物件探しの妥協点の一つが、「通勤時間」と「購入価格・家賃」のバランスですよね。

「通勤時間が長いと、鬱になる傾向が強い」とか「通勤時間が短い人の方が、年収が高い」などといった調査を目にしたことがある方もおられるのではないでしょうか。

「年収が高いから職場近くに住めるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、年収に関わらず、1日の限られた時間のうち通勤に費やす時間はできるだけ抑えておきたいものです。

■片道1時間半の通勤、満員電車での通勤を経て、現在は自転車通勤で快適!

筆者は、最初の仕事の通勤時間は「電車+バスで1時間半」。

仕事も身体も絶好調でしたが、残業も多く、退勤時の車内では「こんなに働いて、いつ幸せになれるんだろう……」と気分が落ち込み、自分の時間もなく帰宅即就寝、という日々でした。

2つ目の仕事は上京し、通勤時間を重視して家を借りたので、京浜東北線で10分とアクセスは良好。

圧死寸前の乗車率に最初は「これが東京か!」と面白がっていたのですが、徐々に仕事よりも通勤電車が嫌だと感じることもありました。

そして現職は職場まで自転車で10分!

季節の移り変わりを風で感じる、なんとも爽やかな通勤時間です。

このように、たしかに筆者自身の体感でも、通勤時間の時間と質は仕事へのモチベーションや体調にも影響していると感じます。

■通勤時間と家賃の理想のバランスは?

では、働く方々が「通勤」に充てている「実際の通勤時間」と「理想の通勤時間」、「許容できる限界」はどうなっているのでしょう?

ここから、「通勤時間」と「購入価格・家賃」の上手なバランスが見えてきそうです。

■現在の通勤時間は「30分〜1時間」が最多

保育関係者100名を対象とした「通勤」に関する調査結果を見てみると、日頃の通勤時間は「30分~1時間」という方が最も多く35.1%、次いで「15分~30分」という方が27.8%でした。

一方で、「1時間30分以上通勤にかかっている」という方も6.2%いらっしゃいました。

■「15分〜30分」で通勤できるのが理想?

一方、「あなたにとって理想的な通勤時間はどれくらいですか?」という質問には、約半数の48.0%が「15分〜30分」と回答。

次いで「5分~15分」が31.0%、「30分~1時間」が17.0%となりました。

やはり理想としては多くの方が30分以内、長くとも1時間以内の通勤時間を望んでいることがわかります。

■通勤時間の限界は「1時間〜1時間半」が最多

また、「ここまでならば許容できる」という通勤時間の上限は、「30分~1時間」が45.0%、「15分~30分」が31.0%、「1時間~1時間30分」が17.0%。

多くの方が通勤時間の限界を、意外と短い時間に設定していることが分かりました。

■通勤時間のボーダーラインは「1時間以内」

以上の3つの結果から、どうやら多くの人にとって「1時間以内」の通勤時間が心身ともに健康に働けるボーダーラインと言えそうです。

家賃・設備・周辺環境など、譲れない物件の条件は人それぞれですが、もしその条件の中で「通勤時間」が最優先ではない場合でも、「1時間以内」を目安に物件を探してみることをオススメします。

■通勤時間に妥協は禁物!

家賃を抑えるために通勤時間を犠牲にするのは「引っ越しあるある」ですが、これは絶対にNG。

『体力+気力+時間=通勤時間』だと考えてください。

しかも、「通勤」は毎日のこと。思った以上にエネルギーを必要とするのです。

先の調査でも、

「毎日早番からの遅番勤務が多く、片道1時間半はかかるので、家には寝に行くようなもの。せめて半分ぐらいなら自分の時間が持てるのになぁと思う。(20代/女性)」

という意見がありました。



「自分の時間」は、趣味の時間であり、寝食の時間であり、心身のメンテナンスの時間です。

通勤時間を犠牲にして暮らしの拠点を固定してしまうと、疲れが溜まっても簡単には引っ越せませんよね。

「1時間半くらい、読書も出来るし平気!」と思っていても、少しでも心の片隅に「ちょっと長いな……」という気持ちがあるなら避けた方が無難です。

あなたの身体が、なによりも大切ですよ。

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