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これからの季節注意していかなければいけないのが、インフルエンザです。

予防接種をしていても、100%安心することができないのですが、もしインフルエンザが疑われる場合どのタイミングで検査をすればいいのでしょうか?

要チェック項目

□インフルエンザ検査は早すぎると感知できないことが多い
□適時の受診で治療薬が効果的なタイミングで処方してもらえる
□インフルエンザの検査は30分ほどで結果をしらべることができる

インフルエンザと風邪との違い

インフルエンザは、通常の風邪とは違う取り扱いを受けます。どうして、通常の風邪と違って厳重に取り扱われるのでしょうか?

インフルエンザというのは、通常の風邪よりも症状が重いのは言うまでもないですが、インフルエンザの罹患に伴って、様々な合併症を引き起こす可能性があるのです。合併症の症状によっては、時に重篤な危機に瀕することもありますので、インフルエンザは通常の風邪と違う取り扱いになっています。

また、通常の風邪であっても、他者へ感染させてしまうこともありますが、通常の風邪の主な感染源は細菌です。インフルエンザの感染源はウイルスであり、通常の細菌に比べて、感染力が非常に強く、増殖力も高いことから、インフルエンザに罹患してしまった場合は、発症後数日の外出禁止措置が取られます。

インフルエンザの検査の重要性とは

インフルエンザというのは、なぜ普通の風邪と違って検査というものがあるのかというと、感染力が強いことも挙げられます。

通常の風邪の場合、熱を抑えたり、痛みを和らげたりすることで、体の回復を進めます。解熱剤等を服用することもありますが、基本的には対処療法であり、風邪の菌そのものを殺すわけではありません。

ですが、インフルエンザの場合、特効薬というものが存在しています。インフルエンザに罹患したときには、抗インフルエンザ薬を服用することにより、体内のインフルエンザのウイルスの増殖を抑制することができます。抑制することにより、インフルエンザの症状の早期回復を目指すことができます。

また、検査をすることにより、インフルエンザと早期に判明することができれば、会社や学校への通勤・通学停止を行うことにより、二次感染を防ぐことができるのです。

インフルエンザ検査のベストタイミング

インフルエンザの検査は一般的には迅速診断キットを用いた検査で、昔に比べるとかなり早く検査結果が出るようになりました。

ですが、精度が100%近くではないこともあり、あまりに検査が早すぎるとインフルエンザのウイルスを検知できずに陰性となる可能性があります。とはいえ、インフルエンザのウイルスの増殖というのは、爆発的なものを見せます。

インフルエンザウイルスに罹患して、半日後には数千個、そして一日経過をした後には数百万個のインフルエンザウイルスが体内で増殖しているといわれています。あまりに遅すぎると二次感染の可能性が高くなるので、検査のタイミングが非常に重要なのです。

インフルエンザ検査のタイミングとしては、インフルエンザが発症したと思われる時間帯から半日から一日以上経過してからです。インフルエンザの治療薬の効果が高いのが、発症から二日以内ですので、あまり遅くに検査をしに行かないようにしましょう。

インフルエンザの検査はどのように行う?

インフルエンザ検査を行う場合は、現在では二つの方法が主流となっています。一つ目は上述した迅速診断キットによる検査と、もう一つは分析装置を使った検査です。

迅速診断キットによる検査

迅速診断キットを使った場合は、30分以内に検査結果を知ることができます。検査の方法としては、清潔な綿棒を鼻の奥にこすりつけて細胞を採取します。

採取した細胞を含んだ綿棒を、検査液に入れて、検査キットの上に検査液を垂らして判定を待ちます。検査キットに要請のしるしが出れば、インフルエンザに罹患していることになります。

分析装置による検査

迅速診断キットの場合は、採取できたウイルス抗原の量に左右されるので、検査が早すぎると反応しないという欠点があります。

それを回避するのが、機械による分析検査です。分析検査であれば、インフルエンザウイルスの少ない初期の段階でも検査をすることができます。

インフルエンザの検査料金はいくら?

インフルエンザの検査には、保険適用をすることができます。そのため、社会保険や国民健康保険に加入している場合、検査費用は3割負担で抑えることができます。

およその個人負担は、2,000円程度となります。もし、実際にインフルエンザに罹患していた場合の、治療薬の処方も合わせると、4,000円程度の個人負担となります。

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インフルエンザ検査のタイミングを適切に行おう

さて、今回はインフルエンザ検査のタイミングや検査方法についてご紹介させていただきました。

インフルエンザは、症状も重く、感染力も強いですので、タイミングをしっかりと見計らって検査を行い、適切な処置をしてもらいましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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