ファミコンカセットのセーブ

実家の押入れから、昔やっていたファミコンカセットが出てきた! 
憧れだったカセットを、リサイクルショップのジャンク品で安く手に入れた! 

発掘したファミコン本体、または互換機にカセットを入れ、懐かしい気持ちでプレイを始めるも……セーブができない!? 

こんな経験ありませんか? 

実はファミコンのカセットは、内部の電池を使ってセーブを行っています。
ですから、製造から何年も経ったカセットは、電池切れとなってセーブができない状態となっていることが多いのです。

セーブが必要ないアクションゲームは遊べますが、RPGなんてセーブできないことにはプレイのしようがないですよね。

しかしせっかく発掘したお宝、「使えないから処分」ではもったいない。
ここはひとつ、ちょっとした工具を用意して、自分の手でレトロなカセットをよみがえらせてみましょう。

電池交換の解説動画

カセットの中の電池を交換すれば、セーブができるようになる(はず)。
そもそも起動しない、明らかに破損しているなど、ほかに異常がある場合ではなく、動くがセーブだけできない、という場合の対処法です。

しかしレトロといえども精密機械ですから、適当にいじくってみるわけにもいきません。
こういうものは、とにかくできる人の作業を見たほうが早いでしょう。

ということで、「FRESH! by AbemaTV」にて無料で視聴可能な解説動画を探してみました。

レトロゲーム収集やゲーム環境を整えるのが趣味の、弁当屋さんという方の放送です。
冒頭、なぜかアイドルマスターのライブが流れますが、オープニング映像の代わりでしょうか。
その後はちゃんと電池交換解説となっているので「騙された!」と閉じたりしないでくださいね。

必要な工具

・はんだ
・はんだごて
・はんだ吸い取り線
・大き目のマイナスドライバー
・ニッパー
・CR2032型ボタン電池
・電池ホルダー

工具というと身構えてしまいそうですが、その辺のホームセンター、電器店、100円均一で簡単に入手できる道具ばかりです。

①カバーをはずす

プラスチックのガワを開けます。

裏表2枚でできているので、継ぎ目を外せばいいだけなのですが、少々コツが必要なのだとか。
まずは両手に力を入れて引っ張ります。

黒いカセットではわかりづらいということで、赤いカセットで細部を映してくれました。

継ぎ目の内側に、バリが見えます。
ここに当たるまでマイナスドライバーを差し込みます。

こうして作った隙間を利用して、はめ込まれた箇所をはずします。

弁当屋「表紙のほうに向かって、テコの原理で」

バチっと音が鳴り、はまっていたプラスチックがはずれます。
反対側も同様にはずしましょう。

②ROMを取り出す

表側のプラスチックをどけると……これが内部の基板、ROMです。

理科や技術の授業で、似たようなモノを見たことがあるのではないでしょうか。

緑の下に透けて見える細い線、ひとつひとつが電気回路。
銀色に丸く盛り上がっているのが、はんだで溶接された部分です。

こちらはひっくり返したところ。

画像左上の大きな銀の円盤が、ファミコンカセットの電池です。
元の電池が古くなっていて文字が読み取れませんが、ファミコンカセットに使うのは「CR2032」という型のボタン電池。
高くても300円程度で入手できるようです。

③電池をはずす

基板に溶接された電池をはずすのですが……

弁当屋「はんだを逆に盛ってあげる」

メーカーやロットによっては最低限のはんだしか使われておらず、その場合接地面が少なくてうまく溶かせないのだとか。
そこで先にはんだを追加して、溶かすはんだの接地面積を増やすと、全体が溶けて抜きやすくなるのだそうです。

このあたりの詳しい説明は動画でご確認ください。

弁当屋「こうやって溶かしながらひっぱってあげれば……

画面から切れていますが、右手にはんだごてを持ち溶接面を溶かしながら、左手で電池をひっぱります。

2ヵ所溶接されているので、もう1ヵ所も同様にはんだを盛って溶かし、はずします。

④溶接面のお掃除

電池をはずしたところです。

銀色のカスが付いているのが、電池が溶接されていた部分。
これを、綺麗に掃除します。

はんだ吸い取り線を使って、はんだを除去します。
導線の束でできたテープのようなものが、はんだ吸い取り線です。
ホームセンターで200円程度で購入できるようです。

吸い取り線をはんだの上に乗せ、その上にはんだごてを押し付け加熱します。
すると、溶けたはんだが吸い取り線に吸収され、除去することができます。

⑤ホルダーを取り付ける

電池ホルダーを基板に取り付けます。

複数のカセットを修理する予定なら、まとめて購入しておくとお買い得です。
弁当屋さんによる最安値情報は動画にて。

ホルダーの取り付けには、差し込み口を広げる調整が必要な場合が、多々あるそうです。

基板の穴を広げる方法と必要な道具も、動画内で実践しながら解説してくれます。
うまく入らない場合は、そちらを参考にしてください。

基板に乗せてひっくり返し、はんだで溶接します。

⑥電池をセットする

溶接したホルダーに、電池をセットします。

新品ピカピカのCR2032電池が鎮座した基板。
この電池がROMへの書き込みを可能にし、セーブができる状態になります。

⑦カバーをかぶせる

あとはカバー裏に基盤を乗せ、カバー表をかぶせてガッチリはめれば完了! 

起動して、ちゃんとセーブができるようになっているか、動作確認をしましょう。
一度電池を変えたら、10年くらいは保つそうです。

まずはお宝カセットではなく、ジャンク品などで練習してみるといいかもしれませんね。

番外:スーファミカセット

同じ動画の中で、スーファミカセットの電池交換も解説しています。
スーファミカセットをお持ちの方は、続けて視聴してみてください。 

番外:ゲームボーイカセット

同じくゲームボーイカセットの電池交換も見せてくれます。

ゲームボーイのカセットは、大型リサイクル店などで安価で入手しやすいので、実験台を探すのも容易でしょう。

弁当屋さんの動画

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