アレッポの「キャットマン」と呼ばれる男性

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まだまだ内戦が続くシリア。ニュースで報じられる頻度は下がってもシリアは今も血と涙が溢れています。多くの子供も犠牲になりました。アレッポで唯一の小児病院といわれる病院も空爆にあい、貴重な小児科医の命も奪われました。

そんな中で出産をする女性もいます。しかし、ほとんどの人はこの危険地域を去っていきました。そうしなければならないほど命の危険に晒されているからです。でも、これまで可愛がっていた犬や猫などのペットを置き去りにして行ってしまいました。

「私が猫好きだと知っていて置いて行く人もいる」

出典 https://www.youtube.com

モハマドさんは電気技師として働いていました。でもアレッポが内戦に巻き込まれてからは救急隊員として救急車を運転し、怪我をした人たちの救出にあたっていました。それと同時に、もともと猫好きだったモハマドさんは市民が置き去りにした猫たちを保護し、捨て猫と一緒に猫の聖地を作り世話を始めたのです。

モハマドさんのことを知った市民の中には、「猫の世話をしてほしい」とモハマドさんにお願いして置いて行く家族もいるそう。2011年には20匹の猫を保護していたモハマドさんですが、翌年100匹以上の猫を保護しました。

「周りに住んでいた人も、自分の友達も全部ここから出て行ったよ」と語るモハマドさん。「でも、私は猫を放ってはおけない。みんな去って行って猫と自分になった時に友情みたいなものが芽生えたんだ。」

「何があっても、絶対にここから出て行かない」

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「人間に対して慈悲の心を持つならば、全ての生き物に対して同じ心を持ってもいいはずだ」というモハマドさん。でも、危険な内戦が続くアレッポから去ろうとする人を批判することはできません。

自分は何があっても、猫たちの傍を離れないと強く語ったモハマドさんには、きっと猫を保護し続けるということ以外に、美しかった故郷アレッポを見捨てて出ていくことはできないという気持ちがあるのかも知れません。

このニュースを知った人からは「彼に支援の寄付をすべきだ」という声もありました。自分の命の危険も顧みず、置き去りにされた猫と共に暮らすモハマドさんの勇気は多くの人の心に響いたようです。

「生きとし生けるもの全てに慈悲の心を持つべきだ」と語るモハマドさんが、危険なアレッポで、これからもどうか無事に生き続けてほしいと願わずにはいられません。

出典 YouTube

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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