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パソコンやスマートフォンの普及によって問題視されている「ブルーライト」 目だけではなく、不眠症など体調面にも影響を及ぼすともいわれております。

そこで近年では「ブルーライト対策用目薬」も販売されておりますが、どのような目薬を使用すれば効果的なのでしょうか?

今回は「ブルーライト対策に効果的な目薬」について、薬剤師の吉澤先生に解説していただきました。

ブルーライトが身体に与える影響

【網膜に与える影響】
ブルーライトは、紫外線の次に強いエネルギーを持ち目に与えるダメージも大きいため注意が必要です。特に網膜や黄斑部に与える影響は大きく、網膜疾患や加齢黄斑変性症を引き起こす可能性があります。

加齢黄斑変性症は、加齢に伴い生じる老廃物や酸活性酸素がダメージとなり、障黄斑部や網膜に異常をきたした結果、発症すると考えられています。

【目以外に与える影響】
人間には1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっています。体内時計が正常に働いていれば意識しなくても日中は体と心が活動状態となり、夜間は休息状態に切り替わります。

体内時計により人は夜になると自然な眠りに導びかれますが、これは、眠りを誘うホルモン「メラトニン」が分泌されるためです。

毎朝光を浴びることでリセットされ、日中は「メラトニン」の分泌はストップする、を繰り返し体内時計は一定のリズムを刻みます。

しかし、強い光であるブルーライトを夜間に浴びてしまうと体内時計が乱れ、睡眠障害を引き起こす恐れがあり、体が疲れていても眠れず、不眠症などを誘発する可能性があります。

ブルーライト対策に効果的な目薬の成分

・ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)
目の組織代謝を活発にする

・ビタミンB12(シアノコバラミン)
毛様体の動きを活発にする

・コンドロイチン硫酸エステルナトリウム
目の乾燥を防ぎ潤いを与える

・ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)
目の組織代謝を活発にする

・ネオスチグミンメチル硫酸塩
ピント調節機能の改善

・タウリン
目の組織代謝を活発にする

目薬の「スキッとする成分」の正体

スキッとする成分は、メントールやハッカ油、ユーカリ油などで有効成分ではなく、添加剤の一つです。

この清涼感は、あくまで使用感の違いだけで効果に違いがありません。

効果的な目薬の使い方

目薬の箱の中に説明書が入っていますので説明書にある用法用量に従って、以下のように使用してください。

【正しい目薬の使用法】
1.手を清潔にします。

2.目薬の先端に触れないようキャップを外しましょう。

3.上を向き指で下まぶたを引いて、目に目薬1滴を点眼する。この目薬の容器の先がまつげや目に直接触れないようにしましょう。

4.点眼後は、目を閉じ約1分、軽く目頭を押さえる。あふれた目薬はティッシュなどでふき取ります。

ブルーライト対策に効果的な目のケア法

食事と休養をしっかりとり目を休める時間をとりましょう。目の疲れがひどい時は、目を温めると血流が良くなり軽快します。

また、目の乾燥もダメージを増幅しますので人工涙液などで普段から目の乾燥を防ぐようにしてください。疲れを感じたら目薬を使用し悪化しないようケアしてください。

PCやスマートフォン使用の注意点

■暗い部屋での使用は避けましょう。

■長時間の作業が続く場合でも1時間に10分ほどは目を休ませましょう。

■夜間のブルーライトの使用は極力減らしましょう。

■ブルーライトカットメガネの使用。20−50%のブルーライトをカットできるようです。

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吉澤先生からのアドバイス

今回のコラムでご紹介した成分を参考に選んでいただければと思います。

最近では、各製薬メーカーともブルーライトによる眼の疲れに効果のある目薬を販売していますが、選ぶのが難しいという場合は、薬局の薬剤師や登録販売者に各目薬の特徴を聞いてみると良いでしょう。

(監修:薬剤師 吉澤 恵理)

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