イギリスで9月13日から「新5ポンド札」が流通しています。とっくに手に入れた人もいれば、まだ見ていないという人も。筆者は偶然、タクシーのお釣りで新5ポンド札を手に入れました。

従来の5ポンド札よりも小さめ

今回この5ポンド札が話題になっているのは、紙幣ではなくプラスチックの合成樹脂幣ということで、今までの紙幣のように破れてしまうことがないということ。つるんとした手触りで、なんだかおもちゃのお金のよう。

耐水性も抜群

プラスチック製なので、液体に漬けても破れないのです。だから万が一誤ってポケットに入れたまま洗濯してしまっても、ボロボロにならないということ。おっちょこちょいさんには嬉しい限り。

全国に流通されてから既に数週間経っているのでいずれは全エリアに出回るのですが、今の段階ではまだ各地には出回っていないようです。そのため、この記念すべき5ポンド札をいち早く手に入れようと、現在オークションなどでも高額で取引きされている様子。

新感覚の5ポンド札を手に入れるとちょっと嬉しい

伸ばしても破れず、一部透けて見えたりとなんだか斬新な5ポンド札。手に取るとちょっとワクワクしてしまう気持ちもわかります。イギリスでは今、この新5ポンド札を手に入れたら「一番最初にどう使う?」という使い道がSNSで話題になっています。

一番最初の新5ポンド札の使い道

チャリティー精神に篤いイギリス。そんなわけで手に入れた新5ポンド札を寄付するという人もいるようです。

「僕は寄付するけど、君はどうする?」

ある男性がツイートした「新5ポンド札の最初の使い道」がツイッターでも拡散。5ポンドあれば、スーパーのブランドワインが買えるし、使うのがもったいなければ記念に取っておくことももちろんできます。

でも、あえて寄付をするという試みがジワジワとイギリス国内に広がっているのです。もちろん寄付は強制するものではありません。でも「じゃ、私もしてみよう」と思う人が多いというのは嬉しいことではないでしょうか。それは、5ポンドの価値だから。

10ポンド札、20ポンド札だとこんな風にはならなかったこと。でも、「5ポンドだから」ということで寄付が集まっているのです。「たかが5ポンド、されど5ポンド」。積もり積もった寄付は多くの人を救う糧となるでしょう。

寄付先は盲導犬協会や、シリア難民たちへ寄付する人などその人により様々。寄付金サイト「Kickstarter」でも寄付を集める人も出ています。

英国はいずれ全てのお札がこのようなプラスチック製に変わるとのこと。洗濯機のハードなスピンにも最低5年は耐えられるというほどの強さに仕上がっています。もちろん偽札防止の工夫も凝らされているため、なかなか偽造はできません。テクノロジーの進化というのは凄いなと改めて感じます。

裏がチャーチルになっているのもイギリスらしい

新5ポンド札の表は言うまでもなく英国エリザベス女王ですが、裏にはあの有名政治家、そしてノーベル文学賞受賞者でもあるウィンストン・チャーチルが。最も偉大な英国人第一位に選ばれるなど、チャーチルは政治家として英国の歴史になくてはならない人物でした。

ブルドッグのようなぼってりとした顔、ずんぐりした体型からも一際目立つ存在だったチャーチル。未だなお、国民の中にはあの「チャーチル時代」が残っているのでしょう。誰にとってもインパクトの大きいチャーチルを裏面に持ってくるのは、さすがイギリスらしいなという気もします。

筆者の新5ポンド札は、財布に眠ったままです。このようなキャンペーンがあることを最近知ったばかりなので、筆者も何か使い道を考えてみようと思いました。

今からイギリスに来られる方は、この新5ポンド札を両替所で手にすることができるかも知れませんね。紙幣ではないプラスチックのお札の、ちょっと変わった手触りを是非お楽しみ頂きたいです。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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