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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
歯の病気の中でも注意が必要なのが「歯周病」です。近年では脳卒中を引き起こす危険性があると注意喚起されております。

しかし、意外と歯の健康は見逃しがちで、知らない間に病状が進行している危険性も....。

そこで今回はみなさんにぜひ注意をしていただきたい「歯周病」について、医師に解説をしていただきました。

歯周病とは

歯周病とは、細菌の感染で起こる炎症性疾患で、歯と歯肉の隙間の部分に細菌がたまり、炎症を起こして腫れたり、発赤したりするものです。

脳卒中の発症に、歯周病が影響を及ぼす?

日本人の死因の第3位である脳卒中の発症に、歯周病が影響を及ぼす可能性がある、という研究結果が日本国内の大学から発表されました。

脳卒中になりやすいといわれる、アテローム性の動脈硬化や、脂質異常症などがある方は、血中の歯周病菌に対する抗体価が有意に高いということもわかったということです。

また、男性であること、飲酒習慣があることなども、そうでない方より歯周病菌の抗体価が高い傾向があることもわかったということです。

歯周病が原因で発症する可能性がある病気

心筋梗塞狭心症

■誤嚥性肺炎

■糸球体腎炎

■関節の炎症

歯周病を発症しやすい年代トップ3

1位:55歳~65歳
半分が罹患しているともいわれています。

2位:45歳~54歳
4割くらい

3位:65歳以降
歯のなくなる方も多いです。

患者数が多い歯周病トップ3

1位:歯肉炎
歯肉が炎症を起こしたもので、初期段階と言えます。

2位:軽度慢性歯周炎
歯肉の腫れが強くなり、歯周ポケットが出来て歯槽骨が徐々に壊れ始めます。

3位:中等度慢性歯周炎
炎症が奥に広がり、歯周ポケットはさらに長くなって歯槽骨が歯の根に当たる部分の3分の1から半分まで破壊されます。

歯周病で多い原因トップ3

1位:歯磨きが適切に行われていない
これがやはり多いと思います。

2位:砂糖の摂りすぎ
清涼飲料水やチョコレートなど、気を付けたいですね。

3位:歯ぎしりや食いしばり
こちらも歯周病の原因となることが知られます。

4位:義歯があっていない
不適切な隙間が出来たり、清掃が行き届きにくくなります。

5位:糖尿病などの全身疾患に伴うもの
免疫力の低下に関連する病気の影響がある場合があります。

歯周病で多い症状トップ5

1位:歯磨きの時に血が出る
歯肉が炎症を起こして出血しやすくなっている場合にも見られます。

2位:起床時に口が粘つく
口腔内に歯周病菌が多くなっていることによっても起こります。

3位:歯肉が赤くなっている
炎症によるものである可能性があります。

4位:歯肉が腫れている
炎症によるものである可能性があります。

5位:歯に食べ物が挟まりやすい
歯周病の進行によって隙間などが出来ている可能性もありますね。

医師おすすめの歯周病予防対策ベスト5

1位:歯磨きやデンタルフロス
やはり、一番大切なことですね。

2位:糖分を控える
こちらも、プラークを作らないために大切ですね。

3位:禁煙
タバコも歯周病の発症に影響するといわれています。

4位:べたべたした食べ物を控える
汚れが落ちにくく、プラークが形成されやすくなります。

5位:定期的に水分を摂る
口の中の汚れを洗い流す効果があります。

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医師からのアドバイス

歯周病は、歯の健康はもちろん口のにおいや粘つき、内科的疾患など様々な病気の原因になります。気を付けたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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