金縛りに遭ったとき、見えるはずのない「おばけ」を見てしまったなんて経験談、よく聞きますよね。この怖~い現象を無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』の著者で科学者のくられさんが科学的に解明しています。これで今日から「金縛り恐るるに足らず」、のはずですよね…。

暮らしと科学:金縛りの科学

以前お菊人形の話(「【衝撃】呪いの「お菊人形」の髪が伸びた本当の理由を科学者が解明」)がウケたのもあるので、時季外れだが、心霊現象の説明でも、もう1つ。

金縛りは科学的に解明されている現象というのはよく知られたことですが、どうなっているのかを具体的に説明できる人は少ないと思うのでおさらいがてら紹介しておきましょう。

金縛りというのは意識があって目が開くが言葉を発することもできず、さらに体に誰かがのしかかったり、押されたりという感覚が伴う現象です。ついでに強い寒気を感じたり、息苦しくなったり、お化けをみたりといろいろなバリエーションがありますが、全部同じです。

眠りはレム睡眠(浅い夢をみる睡眠)とノンレム睡眠(深く夢を見ない睡眠)を繰り返していることが知られていますが、この「夢を見る」というのに深くかかわっているのが、脳の橋といわれる部分です。

脳の橋は「はし」ではなく「きょう」と読みます。中脳と延髄を繋ぐ橋のような感じであると覚えておけばいいです。その橋は大脳の視覚野への連絡路が多くあり、大脳を刺激します。さらに橋の誤作動から延髄でもバグが起こり、脊髄の全角細胞が抑制されて脳からの体を動かす信号がブロックされるため体が動かなくなるわけです。

橋のバグは恐怖を感じる扁桃体を通って大脳を刺激すると、さまざまな情報が再生されて、「怖い夢」ができあがり、目を開けて入ってくる情報と頭の中にある映像(夢の映像)が重なって表示されることで「お化け」が出現することがあります。

出現するというより、目が覚めて息苦しさや手足の不自由を感じることでさらに脳が混乱。そこでその「理由」を探すために脳がさらにバグる(自己催眠的)ことによってお化けが登場ということで、恐怖を感じやすい人ほどお化けを見やすいわけで、爆発音がしようが、目の前で人が死んでようが気にならない鈍感な人の前にはお化けはなかなか出てくれないわけです。

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