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第82巻まで刊行され、発行部数がギネス記録を打ち立て、国民的マンガといっても過言ではない『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)。ワンピースマニアを公言するファンも登場し、人気は過熱する一方だ。さて、読者は「短期集中表紙連載」をご存じだろうか。

「短期集中表紙連載」は、今後のストーリーを解き明かすヒントになっていることが多く、密かな注目となっているのだ。今回はその「短期集中表紙連載」に注目し、本編に影響を与えた、もしくは与えそうなものをランキング化し、真面目に考察してみたいと思う。

1位:674話 短期集中表紙連載 第二十弾 「カリブーの新世界でケヒヒヒ」

ONE PIECE 68
著者名:尾田栄一郎 発売元 : 集英社 価格:

堂々の第1位は「カリブーの新世界でケヒヒヒ」だ。この話は、麦わらの一味が魚人島を出港した後から始まる。簡単に話をつまむと、カリブーが魚人島で大暴れしようとしたが、ジンベエが一発で仕留める。ジンベエはカリブーを船に乗せ、海軍基地G-5へ連行。

ところが、兄を助けに来た弟のコリブーが登場し、どっこい兄は裏切り、島へ流れつき、ばあさんに助けられ…なんやかんや話の展開があるので、雑に省略させてもらう。短期集中連載といっても、全て合わせると45ページ以上あるので、かなりの密度。

注目したいのは、73巻727話の「カリブーの新世界でケヒヒヒ Vol.42 歯向かう者全滅!隊長連行」だ。なんと最悪の世代の1人である「ドレーク海賊団」船長X・ドレークがカリブーを連れ去ろうとしている。しかし!胸のマークに注目してほしい!

カリブーの胸のマークとドレークの胸のマークが酷似しているのだ!これはどういう意味だろうか。本当に「連れ去り」だろうか?「連れ戻し」ではないのか?そしてもう1つ重大なことがある。

カリブーは「神の名を持つ古代兵器」である「ポセイドン」の秘密を知っているのだ! 今後、かなりの展開が期待される。

2位:751話 短期集中表紙連載 第二十一弾 「ジンベエの海侠一人旅」

ONE PIECE 75
著者名:尾田栄一郎 発売元 : 集英社 価格:

この話は、第1位の「カリブーの新世界でケヒヒヒ」にて、ジンベエがカリブーをG-5へ連行した後から始まる。ジンベエが魚人島へ帰ろうとしたところ、迷子の「子海ネコ」と遭遇。そこから色々と展開があるのだが、例によって省略させてもらう。

この話で注目したいのが、78巻778話「ジンベエの海侠一人旅 Vol.23 そういえば遺跡の中にこんなものが」だ。なんとポーネグリフを見つけており、魚人島へ持ち帰っている! 

さらに、海坊主こと「海神ワダツミ」が仲間になっており、この短期集中表紙連載も今後かなりの意味を持ってきそうだ。週刊少年ジャンプでは、サンジ救出のため、ルフィがビッグマムのところへ潜入する話がすでに描かれているはず。

82巻の最後ではジンベエが登場しており、もしかしたら早めにこのポーネグリフが登場するかもしれない。私は単行本派なのでジャンプは確認していないが、実はすでに何かしらの展開が起きているのかも。

3位:272話 短期集中表紙連載 第六弾 「エースの黒ひげ大捜査線」

ONE PIECE 29
著者名:尾田栄一郎 発売元 : 集英社 価格:

第3位は、ファンが悲しい思いをしたエースに関する話だ。命の恩人であるミルク売りのモーダの手紙を届けるため、エースが海軍基地G-2へ潜入。

どんなハラハラする展開が待ち受けているかと思えば、あっさり軍服を手に入れ、食堂で満腹になるまで食事をむさぼっている。さらに中佐の服を手に入れ、軍法会議に潜入。そこへ海軍極秘情報船が帰港。

しかし、海賊がハライセで極秘情報船に放火。極秘情報が燃えたらヤバいと焦る海兵たちの前で、エースが燃える船に飛び込み、極秘情報と人命を救出。そしてエースは極秘情報から黒ひげに関する情報を抜き取り、あのバロナ島の決闘へと話がつながる。

当時は何気なく読んでいたこの短期集中表紙連載だったが、今読み返せば、かなり複雑な心境になる。

4位:236話 短期集中表紙連載 第五弾 「ワポルの雑食バンザイ」

ONE PIECE 25
著者名:尾田栄一郎 発売元 : 集英社 価格:

82巻にも登場したワポルの話が第4位にランクイン。17巻でルフィにぶっ飛ばされたワポルが、まさか短期集中表紙連載に登場し、さらにレヴェリー(世界会議)に参加できるほど成り上がってくるとは、誰も想像できなかったはずだ。

しかし、この短期集中表紙連載を読んでいると「バクバクの実」がかなりの実力を有していることが分かる。木を食べれば、体が木に変化するし、ランプを食べれば、体がランプとなって光るのだ。

本編でも人間2人を食べ、合体人間を生み出しているあたり、兵器製造の脅威ではないだろうか。一時は完全にホームレスに陥り、マッチ売りのワポルとなってしまった。あまりに寂しかったのか、河原にてバクバク工場(ファクトリー)でおもちゃを錬成しだす。

ところが、そのおもちゃが子どもの心をつかんで大繁盛。「新合金ワポメタル」の存在も発覚し、一気に成金に。財閥を築き上げ、世界貴族に認定され、レヴェリーに参加となったのだ。

世界貴族として大いに話をこんがらからせるのはもちろん、個人的には、この「バクバクの実」が何かしらで重要な能力になってきそうな予感がしている。

5位:491話 短期集中表紙連載 第十弾 「CP9の任務外報告」

ONE PIECE 50
著者名:尾田栄一郎 発売元 : 集英社 価格:

第5位は、麦わらの一味と壮絶な戦いを繰り広げたCP9の話だ。バスターコールによって、生存者が1人もいないはずだったが、CP9はブルーノの「空気開扉(エアドア)」によって生きていた。

しかし、ニコ・ロビンを取り逃がした失態を押しつけられ、世界政府から追われるハメに。その後、なんだかんだあり、さらになんだかんだあり、CP9長官のスパンダムに電伝虫がかかってくる。相手はロブ・ルッチ。

「いずれ必ず戻ります」という脅迫めいた言葉に怯えたスパンダムは、CP9抹殺を企て、CP9は海軍船に乗ってどこかへ消えるという話だ。そして本編では、すでにロブ・ルッチらしき人物とスパンダムらしき人物が登場している。

「覇気」を使っていないのに、猛烈な強さを誇ったCP9。再登場となると、かなりの強敵であり、かなりやっかいな場面で出てくることが予想される。

この他にも、月で限りない戦力を得た「エネルのスペース大作戦」、青海で番長になるはずがうっかり番頭になってしまった「ゲダツのうっかり青海暮らし」、インぺルダウン編につながる話を描いた「ミスG・Wの作戦名”ミーツバロック”」など、本編をより詳しく理解したい読者にとって、短期集中表紙連載は必須のものとなっている。

ちなみに、私の一番のお気に入りは、第二弾の「コビメッポ奮闘日記」だ。

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