記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
近年ではさまざまな洗剤、柔軟剤が販売されており、まるで香水を選ぶように香りで商品を選ぶようにもなりましたね。

しかし、それと同時に問題になっているのが香りによって、頭痛などの体調不良を起こす人が増えてきているそうです。

今回はこの「化学物質過敏症」について、症状や対処方法を医師に解説していただきました。

化学物質過敏症とは

特定の化学物質に一回大量に曝露されたたり、あるいは少しずつ長期間にわたって曝露されたりし、その個人の許容量をオーバーしてしまったときに発症するものです。

化学物質過敏症は、その原因となった化学物質だけでなく、他のいろいろな化学物質にも症状がでるようになることが多いといわれます。

化学物質過敏症の原因

■タバコ

■香水

■防虫剤

■芳香剤

■家などの壁の接着剤

■床や家具にかけたワックス

■衣類に残った洗剤や柔軟剤

化学物質過敏症の人が増えた社会的背景

■工業が進化し新しい化学物質が次々と作られ、身の回りのあらゆる製品に配合されている

■フレグランス人気の影響で、かなり強く残り香がするように作られた柔軟剤やシャンプー、整髪料などを使う方が増加してきている

化学物質過敏症の症状

■頭痛

■吐き気、めまい、身体のだるさ

■鼻がムズムズしたり、目やのどに違和感を覚えたりする

■不整脈が出たり、胸がどきどきしたりする

■下痢や便秘など排便の状態の変化

■眠れなくなったり、不安感が強まったりする

■皮膚炎

■喘息発作が出たり、気管支炎を起こすなどの呼吸器症状

■四肢のしびれなどの末梢神経障害

化学物質過敏症の苦手なにおい

■香水のにおい

■柔軟剤のにおい

■車や家の芳香剤のにおい

■住宅用洗剤など洗剤類のにおい

■タバコのにおい

■買ったばかりの衣類やおもちゃ類、タオルなどのにおい

化学物質過敏症の対処法

特効薬はなく、「これをすれば必ず良くなる」といったことではありませんが、やはりできるだけ生活環境から原因となる化学物質を取り除いていくことが重要になります。

どの物質が化学物質過敏症の原因となっているか、はっきり特定できない場合には一旦、自宅から生活上どうしても必要なものを除いて、原因となっている可能性の高いものを処分してみるというのも一つの方法です。

また、特定の高濃度の化学物質に曝露されないように、こまめに換気をしたり、出来るだけ香料や保存料などの少ない、自然に近い食品や雑貨類を使用するようにしましょう。

化学物質過敏症の人に対して周囲ができる対応

◎香水やにおいの強い柔軟剤を控える

◎患者さんの症状に影響する物質はできるだけ使用しない

◎窓を開けて換気する

◎空気清浄機の活用

≪ 気づかないうちにスメハラしてるかも?!≫
あなたは大丈夫…?【ワキガ度】をセルフチェックしてみる

医師からのアドバイス

化学物質過敏症は、なかなか人に伝えにくい病気ではあります。

しかし、本人は非常に苦しいものですから、周囲の人に打ち明けられたらぜひ、症状の軽減に協力してあげましょうね。

(監修:Doctors Me 医師)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス