記事提供:favclip

タレントはもちろん、有名企業の社長からごくごく普通の一般人まで、「友達が5000人いる」として知られるお笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也。そんな彼がシンプルに「スゴい」友達を紹介していく対談連載です。

1回目の対談のお相手は、入江さんと同じくお笑い芸人であり、また副業として2012年から同名の引越し会社を開業している「たかくら引越センター」さん(以下、たかくら)。昔からの先輩後輩、一言でいえば「深い」関係である2人の対談をお楽しみください。

「たかくら引越センター」が生まれたきっかけ

――(編集部)入江さんとたかくらさんの関係を教えてください。

入江:僕は昔から「入江引越センター」ってシャレで名前を付けて、よく先輩芸人の皆さんの引越しを手伝ってたんです。で、いまから10年くらい前のある時期からたかくらも若手の一人として手伝いに来たんですけど、もう引越しのテクニックがすごくて…。

たかくら:入江さんには、「お前別格だな」って言っていただけました。なんせ10年以上引越しのアルバイトの経験があったので、入江さんたちの引越しを見ていて、まあ要領が悪くて…。

入江:うるさいよ!でも確かに、僕らは冷蔵庫を4人とかで持ってたんだけど、たかくらは「なんだったら僕ひとりで持てますよ」って言うんだよな。で、「持てるわけねーだろ」ってこっちは言うんだけど、工夫した持ち方で本当に持てちゃう。

たかくら:そうですね。あと、人数多いなっていうのも思いました。

入江:あ、言ってた!「入江さん、手伝う人数多すぎませんか?引越しって人数多いと邪魔なんですよ」って。そのときは芸歴1年目のくせに意見してきてたよな(笑)

たかくら:はい。一回全部僕に仕切らせてくれって思ってたので、意見しちゃいました。あれは、フットボールアワーの岩尾さんの引越しのときでしたね。

入江:そう。で、それからウワサがまわって、すごいヤツがいるぞってことで、いろんな人の引越しを手伝うようになったんだよな。今まで、芸人だけだと何人くらいの引越しをやってきたの?

たかくら:芸人だけだと、150人くらいですね。若手から、いちばん上はダウンタウンの松本さんまで。よしもとだけじゃなく、他の事務所の芸人さんの引越しもやらせていただいてるから、かなりの人数になってきましたね。

芸能人の秘密(スキャンダル)が漏れない秘訣

入江:いまは芸人だけじゃなくて、いろんな芸能人の引越しも手伝ってるんでしょ?
たかくら:そうですね。ありがたいことに。

入江:例えば、最近だと誰の引越しをやったの?

たかくら:いや、それは言えないです。

入江:引越しの場所は言わなくていいけど、誰かくらいは教えてよ。

たかくら:いや、引越しをしたこと自体知られたくない場合もあるので

入江:なるほどな。僕もこうやって教えてもらえないんですけど、たかくらは、どんな週刊誌よりも早く芸能人の結婚と離婚を知ることができるらしいんですよ

たかくら:そうなんです。たとえば、千原ジュニアさんのご結婚の場合、ジュニアさんご本人がテレビで、「たぶん芸人で最初に結婚のことを知ったのは、たかくらだ」っておっしゃってくれてました。

――(編集部)実際そうだったんですか?

たかくら:ジュニアさんから「大切な人の引越し」っていう頼まれ方をしたので、これはたぶん…とは思ってました。

入江:そうか、直接的に「結婚する」とは言われなくても、引越し先とか引越しのタイミングとかで、そういうのってピンとくるのか。だから、引越したこと自体言えないんだな。

たかくら:そうですね。

入江:たかくらが口外しないのは分かるんだけど、たかくらの会社のスタッフにはどういう風にその点を教育してるの?

たかくら:教育というか、よくTwitterとかで居酒屋とか引越しのアルバイトが芸能人の利用情報を投稿しちゃうのって、僕なりに深く考えた結果、単純に“芸能人慣れ”してないからだと思うんですよね。

入江:あぁ、なるほどね。

たかくら:だから、僕はとりあえずスタッフには芸能人に慣れさせるんです。で、かなり慣れたところで、超有名人の方の引越しに動員させます。

入江:確かに、たかくらのところのスタッフは芸能人に慣れすぎだわ。慣れすぎてて、おれの引越し手伝いに来ても、おれなんかには1ミリもピクリともしないもんな。逆にイライラしたわ(笑)もうちょっとヨイショしてくれよって。

たかくら:すみません…。

入江:いや、良いことだから謝らなくていいんだけど。でも、そのときスタッフに聞いたけど、たかくらってスタッフにも「今日は誰の引越しだよ」みたいなこと言わないんでしょ?

たかくら:そうですね。引越しする人が誰かは一切伝えないです。

入江:事前にそれを言わないっていうのも、秘密が漏れないことにうまく繋がってるんだろうなぁ。

「芸人の口コミマーケティング」のチカラ

入江:いま現在、会社をやっていく上でのいちばんの苦労って何?

たかくら:苦労というか、正社員がいま5人いるので、彼らやその家族の人生を社長という立場で預かってるっていうのが、やっぱり重みがありますね。自分がダメになったら彼らの生活もダメになるっていうプレッシャーです。

入江:社員5人いるのかぁ。5人食わせるって、なかなかできないことだよね。しかも、芸人やりながらのビジネスで。僕は、たかくらは芸人でサイドビジネスで儲かってる人間の先駆者だと思うんですよね。

――(編集部)最初は「芸人の引越しを扱う」っていう芸人界の専門商社的な性格だったと思うんですけど、なぜそれが芸人だけじゃない芸能人にまで広がり、さらには現在一般のお客さんにまで広がったんだと思いますか?

入江:僕が思うに、これは芸人がやるサイドビジネスの強みで、しっかりと正しく仕事していれば、広告費ゼロで勝手に広まっていくんですよ。なぜかといえば、芸人がテレビとかで勝手にしゃべるから。

たかくら:それは確かにありますね。ありがたいことです。

入江:そうだよな。芸人って、引越しもそうだけど、美容院から不動産、歯医者、クルマ屋さんまで、みんな同じ店とか人に行って頼むじゃん。で、そういう話をテレビでする。こういう“芸人の口コミマーケティング”って、普通の広告・宣伝費で考えたらウン億円レベルだよ。

たかくら:そう思います。

入江:でも、やっぱりしっかり仕事してくれるっていう信頼がないと、その口コミは生まれないから。たかくらは、ちゃんと信頼を築いてるのが偉いと思う。だって、おれにもいろんな人から連絡来るもんね。「たかくらさんの連絡先教えてください」って。

たかくら:そうなんですか?

入江:そうだよ。結構紹介してるよ!それで、「じゃあたかくらに連絡させます」「分かりました」っていう会話がすぐに成り立つのがスゴい。それだけ信頼を築き上げてるってことだからね。

たかくら引越しセンターの「座右の銘」と「ターニングポイント」

入江:最後に、「座右の銘」と「ターニングポイント」を聞かせてください。座右の銘は?

たかくら:「信用を裏切らない」ですね。

入江:いいね、シンプルで。じゃあ、ターニングポイントは?

たかくら:相手が入江さんだからじゃなく、本当に、入江さんと出会って引越しを最初に手伝ったときだと思います。そのときがなければ、今の状況はあり得ませんから。

僕は、会社の生みの親は、開業のときに500万円ポンっと貸してくれた放送作家の鈴木おさむさんだと思っていて、この事業の育ての親は入江さんだと思ってます。

入江:いいよ。恥ずかしいからやめなさい(笑)

※入江慎也ライブ情報:

「カラテカ入江ネタライブ」
日時:9月29日(木)開場19時、開演19時30分~
出演者:カラテカ入江、山田カントリー、ザパンチ浜崎、キクチウソツカナイなど
チケット:前売り1500円、当日1800円
会場:新宿レフカダ 東京都新宿区新宿5‐12‐4

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス