記事提供:It Mama

小さい子どもの相手をずっとしていると家事も何もできないので、つい子どもにテレビやスマホでアニメを見せて、大人しくしていてもらう……なんていうシーンは、結構ありますよね。

でも、子どもにずっとテレビを見せていると、感情をコントロールしたり、がまんする力が育ちにくくなるそうです。有田秀穂の著書『脳からストレスを消す技術』に、その理由の説明がありました。

では、テレビを見せている時は、どうしてあげれば子どもにとっていいのでしょうか?
筆者の経験も踏まえて、コツをご紹介していきます。

がまんする心を育てる=他人を理解ができる

人間の脳は、前頭前野が未発達だと、感情をコントロールする能力やがまんする力が低いということがわかっています。子どもの場合は、人のマネを何度も繰り返すことでその前頭前野を発達させていき、他者の心を理解していくそうです。

がまんができる子というのは、「表情から相手の心を読むことができる子」でもあります。たとえば、2歳児は自分がほしいものは相手が泣いていてもおかまいなしに欲しがったりしますが、がまんの心が育ってくると、自分の「欲しい」という感情を理性でおさえることができるようになります。

それができるのは、相手が悲しんでいるということを理解している、つまり相手の心を読んでいるからになります。保育園の上の年次になるほど、人の顔を見ながら判断するようにもなりますし、相手への気遣いもできるようになっていきます。

逆に研究の結果から、いじめをする子は相手の心が読めないことがわかっており、相手の反応が読めず、自分の気持ちをコントロールできないそうです。

ただ、子どもががまんできなかったり、感情に負けてしまうのは、まだまだ脳も未熟だからであり、多少は仕方がないと思って接してあげることが大事ですね。

テレビに子守を任せることがダメな理由

では、なぜテレビの子守はよくないのでしょうか?テレビを見ていると、子どもはよくテレビのマネしますが、たとえマネをしてもテレビは一方通行ですので、コミュニケーションがありません。

この場合、相手の反応を見て軌道修正することができないので、相手のことを正しく理解できず、こう思ってるだろうと曖昧な理解しかできないんですね。

筆者の知人も、テレビを見させているとおとなしくしているが、ずっと見ていると退屈そうにしているので、できるだけテレビの時間を少なくして子どもと遊ぶようにしたら、笑顔が増えたと言っていました。

また、テレビの時間を減らしたら、子どものイライラが減ったという知人もいます。どうしても手が離せないときは仕方がないですが、子どもとの対面のコミュニケーションで子どもの感情をコントロールする力を養っていきたいですね。

テレビは子どもにとっても楽しいものの1つですから、少し見せてやるくらいは全く問題はないでしょう。ですが、ただテレビを見ているだけでは、誰かの気持ちを学んだり、「どんなことを言うと、相手はどう思うのか」といったことは学べませんよね。

もちろんテレビから学べることもありますのでテレビを見せている時には、親もテレビに映っている人を指さして、「この人はこういう気持ちになっているんだよ」などと声をかけてやると、子どもの理解も早くなるかもしれません。

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