記事提供:AbemaTIMES

「ブラック企業」が社会問題化して久しいが、昨今は「ブラックバイト」の問題も深刻になっている。

その内容は、学生が試験や講義の際もシフトを入れられ、仕事内容は社員と同じであるにもかかわらず低賃金だったり、挙句の果てには商品の「買い取り」を迫られたりすることなどだ。

24日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では、大手フランチャイズの飲食店でバイトをしていた学生・島田さん(仮名)が登場。その過酷な労働の実態を明かした。

島田さんは女性店長とその夫から暴力を振るわれたほか、20万円以上を強制的に払わされたあげく、4000万円の損害賠償を請求すると脅されたりしたという。さらには殴られ、胸のあたりを包丁で刺されたりもした。

刺された時は傷口に絆創膏を貼り、そのまま働いた。警察、交番には行かなかったことについては、「恐怖というか、できなかったです」と語った。2時間食べ放題の客を時間通り帰せなかった時は、超過分の赤字を自腹で払うように要求されたのだ。

島田さんは、店長からパワハラを受けている時の音声を録音していたが、そこには「誰のせいで皆が苦労してると思ってるんだよ。死ねよ、てめーなんか!お願いだから自殺でもして死んでくれよ」という声が残っていた。

こうした状況があっただけに、女性店長と夫を刑事告訴するとともに、店の運営会社に未払い残業代や慰謝料などを求めて提訴、日本初のブラックバイトをめぐる裁判が起きたのだ。現在、島田さんはこのバイトを辞めている。

番組には、ブラック企業対策プロジェクト共同代表・今野晴貴氏が登場。同氏は今回の島田さんの相談に乗っている。島田さんは裁判の目的をこう語る。

「ブラックバイトで被害にあっている人もけっこういるので、その手助けになればいいなとも思っていますし、今回のこの件についても解決できればいいと思っています。

希望としては、大学では前期の単位を全部落としてしまったので、そういう学業面に対してと、暴力に対しての保証をしてもらえればと思う。

4か月間休みなしで学校にも行けず、ずっと働きました。ブラックバイトユニオン(ブラックバイトの相談窓口)の人たちに相談して、ようやく辞められることになりました」

番組キャスターのみのもんた氏が「数か月間こういう状態ですね。夫婦の店長に殴られたり、刺されたり学校行けなかったり、なんでこうなるのですか?」と聞くと、今野氏が答えた。

「音声聞くとよくわかります。密室での出来事なのですね。他の従業員の誰も見ていないんです。職場に1日12時間拘束される。毎日そこに来る。そこで出来上がった関係なのです。

毎日『お前はミスが多い』『ダメだ』とか散々言われ、損害賠償を請求する。日々言われたらまともな状況ではない。ですから、行動がエスカレートして、辞めたい、と言ったら、辞めさせないために暴力がふるわれるということになる思う。

裁判が始まりました。これまでは団体交渉で話をしていたので、ここで解決できれば良かった。相手は交渉しないですね。これを拒否するということは、話し合いで解決する気はないから法的にやるしかない」

番組に出演した弁護士の佐藤みのり氏は「(刺された)胸は生命に影響あるので、殺人未遂の可能性があります。傷害罪とかで受理される可能性も高いと思います」と今後の展望を述べた。

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