‘動物愛護団体‘と‘毛皮‘のイメージ

通常は、‘動物愛護団体‘と‘毛皮‘は反比例する言葉です。一部の愛護団体たちの‘毛皮反対運動‘は、とても過激なことで知られています。

でも、今回は、”動物愛護団体=毛皮”という法則が成り立ちます。

「え?どうして??それはあり得ない!」と不思議に思うかもしれませんが、その理由を知れば誰もが納得できることでしょう。

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その理由はこういうこと。。

『Born Free USA』(ボーン・フリーUSA)

『Born Free USA』は、この地球を動物たちが住みやすい環境にするために活動しているアメリカの動物愛護慈善団体です。その名の通り、命の自由を守るために、世界中で動物たちの救出活動を続けています。

この団体は、通常、‘毛皮反対運動‘を行っています。

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「この毛皮のコートはオオヤマネコのお腹の毛から作られています。コートの売値は約3万ドル~4万ドル(約300万円~400万円)です。そのためにいったい何十頭のオオヤマネコが生きたまま毛皮をはぎ取られて、苦しみながら死んで行ったことでしょう。。」とBorn Free USAが賛同している毛皮反対活動を行っている‘Fur Free Retailer‘のフェイスブックページには投稿されています。

“Fur for the Animals” (動物たちに毛皮を)

そんなBorn Free USAが始めた画期的なキャンペーンが “Fur for the Animals” です。

これは、使わなくなった毛皮の寄付を呼び掛けるもので、親を失った動物たちの赤ちゃんたちや虐待を受けたり捨てられたリして心を閉ざした動物たちに寄付された毛皮を使って`温もり`と`癒し`を与えようという試みです。

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親を失った赤ちゃんたちは、毛皮の中で温もりを感じながら安心して眠ります。

毛皮は動物たちのために

Born Free USAは、このキャンペーンを3年越しで行っています。

要らなくなった毛皮のコートに関して、ただ捨てるのではなく、「動物たちのために使いましょう!」と呼びています。

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毛皮の感触と温もりは、動物たちに安堵感を与えます。

キャンペーンの始まり

Born Free USAの最高経営責任者(CEO)のアダム・M.ロバーツ氏は、アフリカゾウの密猟についてのセッションに参加した時に、こう考えたそうです。

「今回のセッションでのトピックは象牙が商品化されるべきではないということは明らかでした。そしてその瞬間、考えたのです。では、他に何が商取引から削除されるべきかと。毛皮は既に広く購入されているので、その購入済みの毛皮を使って動物たちに何かできないかと考えました。」

そして、ロバーツ氏と団体のボランティアたちは、彼らの野生動物のリハビリ施設で毛皮の寄付を受け入れるキャンペーンを始めました。それが “Fur for the Animals” の始まりでした。

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寄付された毛皮の上でリラックスしている保護動物

‘犠牲になった動物たちの命‘を‘生きようとする動物たちの命‘のために使う

団体は、タンスの奥にしまい込んでいる不要になった毛皮のコートや帽子、カバンなどをただゴミ箱に捨てるのではなく、たくさんの動物たちの命が犠牲になった毛皮は、最後に動物たちのために有効活用すべきだと考えたのです。

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これから生きようとしている命のために使う

3年間での寄付の現状

このキャンペーンが始まって今年で3年目を迎えます。

これまで800以上の毛皮製品、総額約1.5万ドル以上(約1億5千万円以上)が寄付されており、全米の同団体の野生動物センターに送られ、たくさんの野生動物たちに活用されています。

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親代わりの毛皮の上で野生動物の孤立した赤ちゃんたちが飼育できるようになりました。

たくさんの人々が賛同

この毛皮のリサイクル活動に賛同する人たちからの毛皮の寄付が殺到しており、「我々のオフィスには毛皮の山ができています。」とロバーツ氏。

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結果、たくさんの毛皮製品が送られてきています。

最終的に動物たちの命を動物たちのためにリサイクル

毛皮のコート、帽子、マフラー、毛布、絨毯など様々な毛皮製品が送られてきます。

これらはすべて動物たちの命が犠牲となり、商品化された産物でした。

つまり動物たちの命が最終的に動物たちのために届けられたのです。

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動物たちの命が最終的に動物たちのもとへと戻ってきました。

寄付することで動物たちだけでなく人々の心も救われている

「これらの毛皮のいくつかは、家族から家族へと長年受け継がれてきた物もあります。
それらを手放すのは、大変悲しい気持ちになりますが、動物たちのために寄付することで、その気持ちがかなり救われることになりました。寄付された毛皮製品は、動物たちのためにもなりますし、またそれらを寄付することで人々の心も救われているのです。」とロバーツ氏は言います。

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動物たちのためになると考えることで、長年愛着があった毛皮製品も手放しやすい

毛皮取引に終止符を打つための試みでもある

この“Fur for the Animals” キャンペーンは、単に毛皮を動物たちのために使うことだけが目的ではなく、人々にこのキャンペーンを通して野生動物たちの命の大切さを知ってもらい、毛皮に対する動物たちの命の犠牲に対する意識を広め、やがて毛皮取引に終止符を打つための1つの試みでもあるとしています。

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想像してみてください!もしこの毛皮がこの子のお母さんから作られた物だったとしたら。。あなたはどう感じますか?

“Fur for the Animals” キャンペーンは今年(2016年)の12月末で終了します。

あなたの持っている毛皮製品を、このキャンペーンで野生動物たちのために寄付しませんか?

寄付先:
Born Free USA
2300 Wisconsin Ave NW, Suite 100B,
Washington, DC 20007
U.S.A.

”Fur for the animals" キャンペーン動画

出典 YouTube

不要の毛皮製品がタンスの奥に眠っていませんか?たくさんの命が犠牲となったそれらをただゴミ箱に捨てるのではなく、せめて最後に動物たちのために使用しませんか?

動物たちの毛皮は人間のためのものではない

「我々は人々の家から毛皮を回収したいのです。動物たちの毛皮は人間が使用するものではありません。それらは動物たちのものなのです。」とロバーツ氏は最後に語りました。

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彼らが人間の‘欲‘の犠牲にならない世の中がいつか訪れることを願います。

最後に

たくさんの動物たちの命が人間の強欲のために犠牲になった代表的製品が毛皮です。

かつて物がなかった遠い昔は、それは必要な要素だったかもしれません。でも、今は寒さをしのぐ服も暖がとれる家も人間は手に入れています。

もう動物たちの命を犠牲にする必要はなくなっていると思います。

でも、既に毛皮になり市場に出回ってしまった製品に関しては、最後にこのような活用方法をすることで、犠牲になった命たちも救われるような気がします。

この試みで、1人でも多くの人たちが命の大切さを学び、毛皮によって犠牲になる命について考えることに目覚めてくれるといいなと筆者は感じました。

寄付することで、人々の気持ちも救われるというのは、確かに言えてます。

筆者も30年間過ごした米国での生活に終止符を打った時には、その殆どの物資をあらゆる団体に寄付してきました。(ただし、毛皮はありませんでしたが皮製品はありました。。)筆者が日本に持ってきた物はスーツケース1つ分と、小さな国際宅配便1個分だけでした。家と車以外は、家具も衣類も靴も食器類も雑貨もその殆どを寄付してきました。

長年愛着があった物たちをただ捨てるには忍びなく、寄付することで確かに心が救われました。幸い、米国は使用済みの物でも、寄付できる団体がたくさんありましたので。。

毛皮製品といえば、筆者が持っている物で1つだけあります。

それは、プレゼントでいただいた毛皮のバッグです。もし、国際郵便で毛皮製品が送れるのであれば、このキャンペーンで寄付したいと考えています。

‘毛皮は人間が使用するためではない。動物たちのものです‘と書きながら、確かにそうだなと感じたので。。

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さくらまい (Mai Sakura) このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。
I am working as the Spotlight web writer in Japan now.
Estoy trabajando como un escritor web del centro de atención en Japón.
Я работаю в качестве веб-писателя в центре внимания в Японии.

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