歌舞伎俳優の片岡愛之助と女優の藤原紀香が9月23日、京都の上賀茂神社で挙式しました。黒の紋付きはかま姿の新郎と白無垢の新婦の和装姿に祝福の声が寄せられています。

しかし、ネット上では新婦の白無垢姿に疑問符を投げる声もあります。

9月23日 上賀茂神社でのおふたり

出典 http://www.daily.co.jp

「スピード離婚で生田神社に大迷惑かけておいて、また神社で挙式した新婦に呆れる。」

「白無垢って再婚なのにいいの?」

「白無垢って“純白で汚れがない女性”って意味じゃないの?」

「再婚で白無垢? 見ているだけで恥ずかしくなる。本人は恥ずかしくないのかね」

こんな意見がネットで目立ちました。

白無垢と赤い打ち掛けのほんとうの意味とは?

出典 http://wanosuteki.jp

和装の婚礼衣装のなかで、もっとも格の高いものが白無垢なんだそうです。

調べてみると、”白”という色に込められた意味は、真っ白のまま嫁ぐ、相手の家の色に染まるようにということなんだそう。”赤”はエネルギーが強く魔を退散させると信じられ、厄除けに使われていました。

和装の結婚式は、白無垢を着て綿帽子をかぶります。
綿帽子の下には”角隠し”があります。
”角隠し”は分金高島田結った髪の上に飾る白い帯状の布のこと。
”角”を隠しているわけです。
”角”のはえたものは鬼、鬼はあの世のものの象徴です。

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白無垢を着て綿帽子で顔を隠してお墓参りにいくのは、死んだ人が帰ってくるのと同じ。
それが、次に色打ち掛けに着替えて出てきた時点で”角隠し”が取れます。
”角”がなくなり、生まれ変わるのです。

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白無垢には、死ぬ覚悟で嫁ぐという意味が・・・

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和装の結婚式で白と赤を使うのには、深い意味があるのです。

白無垢には、生まれた家の子は死んだ、新しい嫁ぎ先の家で甦るという意味があるんだそう。ですから、白無垢を着たら、再生を意味する赤い色をお色直しの色打ち掛けで取り入れたり、必ず赤い衣装を着る。またはどこかに赤い色を使うことが大切なんだそうです。自分が生まれた家の娘としてはいったん死に、そして新たな血を入れて甦り、嫁ぐ家で生きるという意味が込められています。死ぬ覚悟で嫁ぐ・・白無垢には深くて重い意味が隠されているのです。



色んな覚悟を決めた

紀香さんもそれなりの覚悟があって白無垢を着たのではないでしょうか?

一度は白無垢着てみたいです。

結婚式は、女性にとっても男性にとっても、とても大切な儀式です。特に、女性にとっては嫁ぐということは、一度死んで生まれ変わって新しい家で生きていくという覚悟が必要と言われてきました。時代とともに結婚や結婚式に対する考え方も変わり、シンプルにしたり、結婚式自体を挙げないひとも増えています。逆に、以前は少なかった再婚や、40代女性の結婚式も増えてきました。そうした場合でも白無垢を着るのは普通のことなんだそう。

紀香さんのように再婚でも白無垢を着てはいけないということはないのです。女性にとって覚悟であり意思表示でもある白無垢。美しい日本古来の花嫁衣裳です。女性なら一度は着てみたいと思いますよね。

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忘れられかけている遠い記憶のことを掘り起こしています。

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