記事提供:CIRCL

男性の女性化が日本だけでなく世界でも進行しているようだ。昔から世界で共通していた「仕事で成功して、経済的にも肉体的にも精神的にも強い男らしい人」はすでに男性の理想像ではなくなっているようである。

日本では、草食男子やジェンダーレス男子などと言われる女性的な男性が増えてきている
ようだが、こういった傾向は日本だけではない

イギリスでは「オルタメール」が急増

イギリスのコーチマガジンが行った1,000人の男性に対する調査では、強さや尊厳、口ひげなど昔ながらのいわゆる「男らしさ」を多くの男性は拒絶し、新しい価値観を持つ男性が増えているという。

英語で「alta-male(オルタメール)」と命名された男性たちである。日本語で言えば、「オルタナ男子」「新世代男子」「平成男子」といったところか。

オルタメールは「男らしさ」を敬遠

彼らが大切にするのは基本的には、「仕事より家庭」「強さより優しさや気配り」「力より健康」「お金や物質より趣味やそれぞれの価値観」といったものである。昔から言われている「男らしさ」とはかけ離れたものを大切にしているようだ。

お酒を控えるなど健全な生活を送るための努力をしている男性も多く、健康のために何かやっている人が60%、体重を減らす努力をしている人が53%、カロリーを計算している人が25%といった具合である。

オルタナ男子 物質的な豊かさは重要ではなくなってきている

また、「自分をどのように見られたいか」という質問では「友好的」「信頼できる」「誠実」「知的」など、マッチョな男らしさより、柔らかいイメージを持ってもらいたい男性が増えていることがわかる。

さらにたった12%の男性が、今よりもっとお金を稼ぎたいと答えており、75%の男性は家族と過ごせる時間が増えるなら仕事を変えても良いと答えている(※1)。

つまり、男は仕事、女性は家庭という考えはほとんどなくなっているとともに、お金を稼いで物質的に豊かな生活を送りたいという野心家が減っているのであろう。

オルタナ男子 原因は社会ニーズの変化か

昔は、農業や狩猟など力や体力が必要な仕事が多かったが、現代では事務やサービス業など、体力ではなく知識や気遣いなど知性を使う仕事が多くなってきている。

つまり仕事に求められる人物像が変わってきており、女性の社会進出を促しているとともに、昔ながらの男らしさに対する社会のニーズが減ってきているのであろう。

求められる男性像が変わってきたのであれば、それに合わせるのは自然の流れであり、ある意味人類の進化なのだろう。一瞬で情報が世界に発信される高度に発達した情報化社会では「進化論」の法則が劇的なスピードで起こっているのかもしれない。

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